格闘技×ロック=熱狂!MUSASHI ROC
K FESTIVAL2020イベントレポ
そんな格闘技とロックが激しく昇華し合ったイベントが、1月13日豊洲PITにて開催された。日本を代表する元K-1のレジェンドファイター武蔵主催の『MUSASHI ROCK FESTIVAL2020』がそれだ。武蔵がK-1を引退した2009年10月以来、10年ぶりの開催となった今回。前回よりも規模も拡大し、充実度もアップした感を受けた同イベントは、事後にはとてつもないエネルギーと明日への活力を与えてくれるものがあり、改めてこの二者に多くの共通点を見出すことができた。
K-1のレジェンド・武蔵が集めた、豪華
出演陣
一方、バトルステージにて繰り広げられた格闘技の方は、武蔵の強敵であり旧友の元K-1レジェンドファイターのピーター・アーツとアーネスト・ホーストも来日し、往年のファンを驚喜させた。試合では彼らのDNAを受け継ぐファイター、バダ・フェルダオス、イリアス・ボカユア、ピエトロ・ドウリャが、武蔵推薦の若手3選手山下力也、T-98、麻原将平と対戦。ホースト&アーツ率いる世界チームと武蔵率いる全日本チームとが、ライト級、ミドル級、ヘビー級に分かれ対抗戦を見せた。もちろんこのマッチメイクも武蔵によるものであった。
開始を告げる映像が終わると、リングアナウンサーからの開会宣言が。バトルステージのリングに、アーネスト・ホースト、ピーター・アーツ、武蔵のレジェンドファイターたちが呼び込まれ、一人ひとりがコメント。自身の番では早くも涙ぐむ武蔵が「今日はこんなにも人が集まってくれて感激です!最後まで余力を残さず全力を使い切りましょう!」と完全燃焼のアライアンスが場内とリングとで交わされた。
ライヴステージ一番手はSEX MACHINEGUNS。「リングと一緒。死ぬ気でやるから!」と、疾走感を擁したメタリックなサウンドでグイグイと惹き込んでいった彼ら。疾走感とツーバスが地響きを立てた「みかんのうた」をはじめ、激しいながら親しみやすい歌テーマとステージアクション、そしてコミカルなMC。超絶な早弾きなど、メンバーのプレイヤビリティも含め魅せるステージが次々繰り広げられた。マグマのように熱く燃え盛るが伺えた「プライド」、フロント3人のヘドバンしながらもプレイも魅入らせた「桜島」、激走で駆け抜けた「ジャーマン」と、勢いのある曲の連射にてイベントを勢いづけた。
ここからはライヴ&バトルステージが交互に行われていった。まずはバトルステージ第一試合のライト級。ピエトロ・ドウリャと麻原将平が3R闘う。結果はドロー。なかでも最終ラウンドの激しい打ち合いが想い出深い。
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ミーティア
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