豪華絢爛、有終の美! 舞台『私のホ
ストちゃん』THE LAST LIVE ~最後ま
で愛をナメんなよ!~ゲネプロレポー

舞台『私のホストちゃん』THE LAST LIVE ~最後まで愛をナメんなよ!~が2020年1月30日(木)、東京・日本青年館ホールにて開幕した。華やかで厳しいホストの世界を描いた人気シリーズの最終章を飾るのは、30曲以上が披露されるスペシャルなライブ公演。初日直前に行われた公開ゲネプロと舞台挨拶の模様をお伝えする。
本シリーズはモバイルゲーム「私のホストちゃん」を原作とし、テレビドラマ化された設定をもとに舞台化。総合プロデュースを鈴木おさむ、脚本・演出を村上大樹が担当しオリジナルストーリーを展開してきた。
いよいよ終幕の時が近づく。ご機嫌な場内アナウンスに呼びこまれ、ホストたちが舞台上に集結した。爆音でオープニングが鳴り響くと、会場のボルテージはどんどん上がっていく。全員のパフォーマンスは圧巻、所属ホストクラブごとの息の合った華麗なダンスも見逃せない。
過去に披露されてきたナンバーのなかには、2番を加えた楽曲も。コール&レスポンスをしながら、歴代公演に思いを馳せる瞬間もあるだろう。なかでも記憶に新しいのはソンジェ(SUPERNOVA)が主演を務めた2019年の『THE PREMIUM』。心星の伸びやかな歌声に魅了される。
2014年の『~血闘!福岡中洲編~』からは華音(松岡充)がスペシャルキャストとして登場。卓越した歌唱力とパフォーマンス力で会場の空気をあっという間に掌握する。松岡が手掛けた新曲「WE ARE THE HOST」は終幕にふさわしい壮大なナンバー。メロディはもちろん、心打つ歌詞も必見だ。
センターポジションを担う“センターGUY”が日替わりで登場する「CENTER OF THE EARTH」。ゲネプロでは茶々彦(米原幸佑)がその役割を担った。お馴染みのある曲では全員が白スーツ姿になる場面もあり、夢のような空間が待っている。
公演期間中、シリーズで名を馳せたホストちゃんが限定復活する場面も。ゲネプロには時桜(荒木宏文)、士郎(富田翔)が参戦。台本にないやりとりで場をかき乱していく。
客席にホストたちが赴き、お題に沿ってアドリブで甘いセリフを披露する“口説きコーナー”もたっぷり展開。個性豊かな口説きには黄色い悲鳴が、時には爆笑が巻き起こる。甘王(緒方雅史)からのぶっちゃけトークも織り込んだ愛あるツッコミも聞き逃せない。
MCや合間のトークでは貴重な変顔を披露するなど、サービス精神旺盛のホストたち。ひたすらにカッコいいライブシーンとのギャップも楽しい。本作では観客全員に“TRUE LOVE”カードが配布される。ホストたちが回収しに来る場面があるので、ぜひ手渡ししてあげよう。
楽しい時間はあっという間。ノンストップで繰り広げられる約2時間30分のエンターテインメントショーに酔いしれてほしい。
ゲネプロの前には舞台挨拶が行われ、キャスト全員が登壇。開幕に向けて意気込みを語った。
昨年に続いてのシリーズ出演となったソンジェ(SUPERNOVA)は「昨年、出演することができていい勉強になりましたし、初めて出演した日本の舞台が『私のホストちゃん』でよかった。最後まで頑張っていい思い出を作っていきたい」。本作ではスペシャルキャストとして出演する松岡充(SOPHIA / MICHAEL)は「シリーズが今回で終わってしまうのは寂しいが、7年間もこの作品をたくさんの人が応援してくれたということを考えると、本当に感謝しかございません」と語った。
米原幸佑は「終わる終わると言われていたホストちゃんが本当に終わってしまう。最後にふさわしいライブができるよう頑張っていきたい」とコメント。吉田広大(X4)は「今までお客さんからたくさんの愛を受け取ってきた。その愛をお返しする気持ちでやっていけたら」と熱を込めた。
「今までの3年間、お世話になった姫たちへの恩返しの気持ちを込めて最後まで頑張りたい」と森田桐矢。T-MAX(X4)も「思い返したときに“ホストちゃん”といえばこのライブと浮かべてもらえるような公演にしたい」と語った。
「お祭りのような作品なので、みんなで盛り上がれたら」と笑顔の三浦海里に続き、釣本南も「たくさん騒いでお客さんと一緒に楽しみたい」とPR。西野太盛も「ラストは全力で!」とスペシャルなステージを約束した。
高岡裕貴は「“口説きタイム”の時間もたっぷりあるので、感謝を込めて一人でも多くの方を口説いていきたい」、白柏寿大は「長年支えてくださったお客様に感謝の気持ちを込めて、キャストとスタッフ一丸となって盛り上げていきたい」と熱い抱負を述べた。
「ラストはめちゃくちゃ楽しみたい!」とJUKIYA(X4)。蔵田尚樹(未来)は「来てくれた姫たちの記憶に残るようなライブにできたら」、藤戸佑飛も「これまでを振り返ると同時に、『やっぱりホストちゃんは最高だった!』と確信を持って帰ってもらえるように全力を尽くしたい」と目標を掲げた。
上野貴博は「長い歴史のある“ホストちゃん”の世界観に戻って来れたことが嬉しい。最後まで一丸となって駆け抜けたい」と感慨深げ。杉江優篤は「僕は3年連続、3回目の出演。甲子園でいうと常連校、“ホストちゃん”でいうとベテランと言っていいのでは。そのなかで誰にも負けない色気を出せたら」とユニークな言い回しでキャストからツッコミを受けていた。
甘王役としてテレビドラマ版から9年にもわたりシリーズを支えた緒方雅史は「喉に気を遣ってやってきたのに(自分が)歌うところが一つもない。最後なんでどこかで歌って思う存分はっちゃけたい」とまさかのライブ乱入宣言。最後は「打ち上げ、楽しもう!」とホストたちを鼓舞していた。
東京のほか、全国3都市で順次上演。2月20日(木)には豊洲特別公演として舞台『私のホストちゃん THE LAST LIVE in 豊洲PIT』~最後の同窓会もナメんなよ!~も控えている。最後まで輝き続ける”ホストちゃん”の世界をぜひ体感してほしい。
取材・文・撮影=潮田茗

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