長谷川京子「ここからは自分の世界」
演出家から「まだまだ安心するなよ
」
本作は、スコットランド女王メアリ・スチュアート(長谷川)とイングランド女王エリザベス1世(シルビア)をめぐって交錯する人々の思惑と運命を、繊細な心理描写で描く群像劇。
長谷川は、初日を迎えて「森さんが隣にいるというだけで怖くて。演出家の森さんから愛のむちをたくさん頂いてここまできたという感じです。ここまでは森さんにすごくご指導をいただいたんですけど、ここからは自分の世界だと思っています」と語ると、森氏が「初日の幕が開くまでは長谷川京子に駄目出しをし続けようかと思っていますので、まだまだ安心するなよと思っています」と返して笑いを誘った。
2人の女王に愛されるレスター伯役の吉田は「僕も森さんには大変しごいていただきました。台本を読んだときはクレバーな策略家のイメージでしたが、人間的なレスター伯が出来上がり、演じるのが楽しくなってきました」と明かすと、森氏は「初めてご一緒しましたが、こんなにいい男だとは思わなかった」と絶賛した。
舞台は2月16日まで都内・世田谷パブリックシアターで上演。
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