京都府出身の有名なバンドやインディ
ーズバンドとは。人気のライブハウス
、フェスを紹介します。

今回は京都にゆかりのあるインディーズバンドやロックバンドを紹介していきます。また、このようなアーティストが活躍しているフェスやライブハウスも一挙公開します。
音楽が好きな方はもちろん、バンドやアーティストとして人気になっていきたい方はぜひご覧ください!
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京都府で有名なバンド、インディーズバ
ンド

ヤバいTシャツ屋さん
ヤバいTシャツ屋さんは3ピースメロコアバンド。メンバーが大阪芸術大学在学中に結成されましたが、フロントマンのボーカルギター「こやま」は京都府宇治市出身です。通称やばT。
ヤバTシャツ屋さん(以下ヤバT)のメンバーが大阪芸術大学卒業ということもあり大阪の印象が強いですが、こやまは実はバリバリの京都人です。ヤバTがリリースする楽曲はユーモラスな内容が多く、それは曲名にも現れているため、おふざけバンドと敬遠している人も多いかと思います。例えば、ウェイウェイ大学生、ハッピーウェディング前ソングが挙げられます。彼らのライブのノリもおふざけかと思いきや、アツいロック魂を語ったり、今後の展望やバンドのあり方を語ることもあり、真面目な側面もあることが伺えます。
何より、演奏力は一聴の価値があります。結成2年、それも活動していなかった期間も合わせるとほぼ時間がない中で出演した「出れんの!?サマソニ!?」を勝ち抜きSOMMER SONIC2014へ出演。どんなにライブが楽しくても演奏力がなくて実現し得ない実績でしょう。彼らの編成はギターボーカル、ベースボーカル、ドラムスのスリーピース。ツインボーカルではありますが、最もオーソドックスな編成です。そんな彼らからはスリーピースバンドならではのシンプルな楽器のバランスと若さからくる力強さを感じます。ヤバTの楽曲はすべてキャッチーで、曲のビートと歌詞の語呂が最高に心地よいです。シンプルだからこそメロディーとメロディーに乗ってくる賑やかな歌詞を存分に楽しむことできます。
1番のオススメアルバムは「Tanktop Festival in Japan」で、その中でも「かわE」はキャッチーさではナンバーワンです。歌詞の中で「かわE超えてかわFやんけ」というフレーズがありますが、このゆるい歌詞には現代の若者にウケる理由も理解できる気がします。
MVもフラッシュモブを使った作品になっており、見ているだけで楽しめます。同じ宇治市出身のアーティストに岡崎体育がいますが、彼もおふざけとクリエイティブを兼ね揃えており、同じにおいを感じますね。
最後に、ヤバTの魅力を1番感じられるのはやはりライブでしょう。音の迫力、観客とのコールアンドレスポンス、一体感は圧巻。もしヤバTの曲を知らなくても必ず楽しむことができるでしょう。ぜひ、彼らの曲を間近で聞いて元気をもらってみてください。
今回口コミを参考している中で最も票数が多かったのがくるり。この票数からみても京都府出身のアーティストとしてまず思い浮かぶのは「くるり」なのでしょう。今回はそんなくるりの口コミをいくつかピックアップしてみました。
くるりは京都府出身の3名によって結成されたロックバンド。オリジナルメンバーが立命館大学在学中に結成されました。
京都出身のバンドとして、くるりを外すわけにはいきません。
デビュー当時は、冴えない見た目の男子3人組ですが、このバンドが日本のロック界に与えた影響は計り知れません。くるりがデビューした1998年頃、ロックは不良やワイルドな人、派手に着飾った人がやるものというイメージが一般的でした。その為、眼鏡をかけたどう見てもイケてない風体のくるりがカッコいいロックを演奏する様子は、非常にインパクトがありました。その後、NUMBER GIRLやAGIAN KUNG-FU GENERATION、BLUE ENCOUNTなど、眼鏡男がフロントマンのロックバンドが多数登場し、眼鏡とロックの組み合わせはポピュラーなものとなります。その「眼鏡ロック」の走りがくるりだったと言っても過言ではありません。
くるりの魅力は、その変幻自在な音楽性にもあります。中心人物の岸田繁と佐藤征史は熱心な洋楽オタクとしても知られ、くるりのサウンドはJ-POPやJ-ROCKよりも海外のオルタナティブロックをイメージさせます。また、一定の音楽性に留まる事をせず、フォークから電子音楽、ダンスミュージックからオーケストラまで、アルバム毎に音楽性を変えています。その飽くなき探究心の故か、岸田と佐藤以外のメンバーはなかなか固定せず、何度もメンバーチェンジが繰り返されています。
また、くるりの京都への愛も強く、それは2007年から行われている音楽イベント「京都音楽博覧会」に現れています。今や大物アーティストとなったくるりが京都にこだわって旬なアーティストを招いて行う「京都音楽博覧会」は、くるりから京都への感謝の現れかもしれません。
そんな話題に尽きないくるりですので、アルバム1枚ではくるりを知ることはできません。1番のおススメは2016年に発売されたベストアルバム「くるりの20回転」を聞き、そこから自分がピンときた曲が収録されているアルバムに手を伸ばしていく、というのが良いと思います。
京都出身のバンド、くるりのアルバムの中でも、特におすすめしたいのが、「TEAM ROCK」です。
8ビートに打ち込みを加えた「ワンダーフォーゲル」、軽快なピアノとバンジョーが印象的な「リバー」など、名曲揃いのアルバムですが、アルバム終盤に収録されている「ばらの花」は、特に名曲といわれています。
メンバーが自身が「気に入っている」と公言しているのはもちろん、矢野顕子奥田民生ねごとなど、多くのアーティストにカバーされていることからも、その人気がうかがえます。美しく、それでも時に人を傷つけてしまう心を「ばら」に例えた「ばらの花」。きれいな部分もとげのある部分も、幸せなこともうまくいかないことも、まるごと受け入れてくれるような優しさに満ちた楽曲です。冬の海で撮影された、シンプルながら美しいミュージックビデオも必見です。
ヴォーカルの岸田繁を中心に、メンバー構成が頻繁に入れ替わるくるりですが、「ばらの花」のもつ、不安と悲しみの中にもどこか温かみのある不思議な感覚は変わりません。
味わうほどに深みのあるくるりの世界観は、サカナクションフジファブリックなど、少しひねりの効いたオルタナティヴ・ロックが好きな方におすすめです。
くるりはアルバムごとに音楽性が大きく変化するので、おすすめのアルバムを1枚だけ選ぶのはとても難しいですが、あえて選ぶとすると「TEAM ROCK」です。これは2001年の作品で、ロック色の強かったメジャーデビュー後の過去2作品と比べて、YMOを思わせるテクノ・打ち込み色が強くなっているという特徴があります。たとえば、シングルにもなっている「ワンダーフォーゲル」でもリズムは8ビートなのですが、背後に打ち込みのピコピコ音が鳴っており、中毒性のある独特の魅力につながっています。ほかにも「C’mon C’mon」「永遠」などがこのアルバムの中の打ち込み系の曲で、少し難解な雰囲気もありますが、慣れればリズムを楽しんで聴くことができます。
一方で、テクノを思わせる上記の曲と良い意味で対比となっているのが、「カレーの歌」「ばらの花」など、メロディーが綺麗な曲たちです。特に「ばらの花」はピアノを中心としたシンプルで美しい名曲で、全体としてはカオス度が高いこのアルバムの中だからこそそのシンプルさと美しさが際立っていると言えます。「TEAM ROCK」は、くるりがロックバンドという枠を超えようとした意欲作でしょう。非常におすすめです。
京都出身で好きなバンドは多く、どのバンドを選ぼうか迷いましたが1番愛されているバンドといえばくるりではないかと思います。彼らの魅力は、メロディーが綺麗な曲が多いというところでしょう。ロックバンドと聞くと、観客がノリノリになるような騒がしい音楽のイメージがあります。しかし、くるりは全体的に落ち着いた曲調のロックが多いことが特徴です。サウンドの内容としてもギターロックにこだわらず、昔から電子音を取り入れたり革新的な音楽を追求しています。時にはオーケストラを含めた楽曲を作成したり、常に新しい試みをしながらチャレンジしているところも非常に共感ができます。このあたりが京都の風土にもマッチしているのでしょう。彼らのライブは哀愁漂う独特の雰囲気を感じることができます。切ない内容の歌詞だったり、曲調がそうさせているのでしょう。
そんなくるりのおすすめしたいアルバムは「Team Rock」です。ワンダーフォーゲルやばらの花といった名曲が収録されています。上記の通り、音楽スタイルの枠に捉われないくるりらしく、ドラムが打ち込みであったり、電子音を取り入れた楽曲、ラップを取り入れた曲やダンスミュージックの要素を感じる曲まで様々です。今では当たり前ですが、2001年リリース当初、この時代にロックバンドがこのようなアルバムを作ったことは非常に珍しいです。
同時期に活躍していたSUPERCARもくるり好きであればおすすめできます。彼らもギターロックをしていた時期もありましたが、電子音を取り入れ音楽性を変化していました。くるりとの大きな違いは男女ツインボーカルである点でしょうか。どちらのバンドも独特の雰囲気があるバンドなので、J-Rockを好んで聞く方は要チェックです。
homecomings
ホームカミングスは京都府在住の4ピースロックバンド。ボーカル、ベース、ドラムスの3名が女性のバンドです。
ボーカルである畳野彩加の素朴な歌声とギターの音色の美しさが印象的なバンド、homecomings。聞いていて耳からすっと入ってくる楽曲が多く、心地よい気分になれるバンドです。
日常の中にBGMとして溶け込んでいるような楽曲は、同じ京都出身のバンド「くるり」を想起させる一面があり、シンプルながら洗練された編成とギターの音色は「スピッツ」を感じることができます。
英語詞の楽曲も多くリリースしているバンドですが、ボーカルの畳野が歌う英語の歌詞は独特の趣があり、それがバンドの味となって他のバンドとは異なる大きな魅力となっています。
おすすめしたいアルバムは「WHALE LIVING」。このアルバムではこれまで歌ってきた英語詞の曲をほとんど排して、多くの楽曲を日本語で歌っています。
しかし、日本語詞になっても畳野のボーカルと音楽性は変わらずむしろより洗練された印象があります。何の違和感もなく自然と耳に入ってくるような瑞々しさがアルバム全体の空気感として漂っています。アルバムを通して1つのストーリーのように音楽を楽しむことができ、名作映画のように何度聞いても同じように良いと思えるような、いつまでも聞いていたいアルバムです。

indiesmate

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