ATEEZ アルバム『TREASURE EP.EXTR
A:Shift The Map』で日本デビューを
果たした8人にとっての “TREASURE=
宝物”とは?

「10代のAtoZ(全てのもの)」という意味を持つATEEZ(エイティーズ)。ステージ上ではバキバキのパフォーマンスを見せ、ステージの下ではワイワイ楽しいギャップが魅力の8人組ボーイズグループ。韓国ではデビューから8ヶ月で音楽番組の1位に輝き、北米5都市、ヨーロッパ10都市でのワールドツアーを全席完売させるなど、海外人気も高い。デビュー1年の新人組の中ではダントツの人気を誇る彼らが、いよいよアルバム『TREASURE EP.EXTRA:Shift The Map』で日本デビュー! そんな彼らにとっての“TREASURE=宝物”とは?
◆ニコニコからムズムズまでの他己紹介
――初登場のATEEZを知るために、まず隣にいるメンバーを紹介をしてください。
サン:はい! ソンファ兄さんは歌が上手くて、ダンスも上手くて、ステージングがすごくカッコいいです。人柄もすごくよくて、本当のお兄さんみたいに悩み事を相談できるんです。ひとことでいって、“いい人”……ですね。
ソンファ:ふふふ(笑)。ホンジュンは、僕たちATEEZのリーダー! ラップも上手いし、作曲までできて、才能の塊みたいな人です。できないこと、ないんじゃない?(ホンジュン:ニコニコ)最初に会った時は、まだお互いのことがわかってなかったから、心配な部分もあったけど、一緒に過ごしていく中で、“この人には何でも任せて大丈夫!”って思えるくらい責任感が強くて、情熱もたくさん持った人だとわかりました。僕は全面的に信頼して、支持しています。
SEONG HWA(ソンファ)
ホンジュン:(ニコニコ)ユンホくんはひとことでいうと、ATEEZのエネルギーです。(ユンホ:かめはめ波ポーズ)。テンションの起伏があまりなくて、すごく冷静でいられる人。そういうところをすごく評価しています。ダンス、振付の中心メンバーで、ほかのメンバーにいい影響を与えてくれるんです。彼のエネルギーと、安定性のおかげでぼくたちのチームのパフォーマンスのレベルがキープできているんだと思うんです。ありがたいですよね。歌もダンスも上手いので、信じて任せられるメンバーです。
ユンホ:あ~これ、ムズムズするね(笑)。サンは……、初めて会ったときから、すごく発言がポジティブで、自分に厳しいヤツでした。だから、自分の足りないところに気付くと、すごく努力をしてそれを埋めるし、その達成スピードも速いんです。歌もダンスいも上手いし、何でもそつなくこなせます。自分が“これをやる!”って決めたら、貫くタイプです。
YUN HO(ユンホ)
――続いて、ウヨンさんがジョンホさんを紹介してください。
ウヨン:ジョンホは年下なんだけど、同い年みたいな感覚で過ごせる子です。末っ子だけど頼りになる存在。普段はききわけのないときもあるんだけど、歌うときは大きなステージだって圧倒するメインボーカルで、ATEEZに欠かせない存在です。
YEO SANG(ヨサン)
ジョンホ:ヨサン兄さんは、とても芯がある……というか、根性があるんです。どんなときも本当に一生懸命取り組むし、時間を無駄なくつかいます。この前、驚いたのですが、スマホの壁紙が1日の練習メニューになっていたんです。1日の練習回数をそれに書き込んで、次の日はそれを超えるよう……例えば今日が400回だったら、明日は401回にする。そうやって少しずつ練習時間を増やしているんです。カッコよくないですか?
ヨサン:ふふふ(照)。ウヨンは、うちのチームのセクシーと舞台の華を担当しています。本当にいろんな才能があるのですが、中でもダンスには、学ぶべき点が多いですね。努力もするし、ハイテンションでチームのムードをよくしてくれる、ビタミンのような存在です。
JONG HO(ジョンホ)
――インタビューにはミンギさんが参加できなかったので、ミンギさんのことも紹介していただけますか?
ウヨン:すごく努力をする子なんです。今回の日本活動も、韓国の『WONDERLAND』の活動にも参加することができなくて、本当に残念がっていました。普段から練習もたくさんするし、ダンスも上手いです! そして何よりも特徴的な低音は、ATEEZにはなくてはならない声です。
MIN GI(ミンギ)

◆大事なステージに上がる前には、「8makes 1Team」の掛け声を
ATEEZ 2019.11.2神奈川大学『神大フェスタ』
――11月2日に、日本のステージで、日本デビューを発表しました。当日はどんな気持ちでしたか?
ホンジュン:ファンの皆さんの前に出るまでは、すごくワクワクしていたんです。いざステージの上で発表したら、泣いている人や、大喜びしている人が見えて。“頑張らなくちゃ!”って責任感がいっそう強くなりました。
――大学の学園祭ということで、日本の同世代の前でパフォーマンスしたわけですが。
ユンホ:僕たち、韓国でもまだ学園祭に出たことがなくて、はじめての経験だったんです! たくさんのATINY(ATEEZファンの総称)の前で曲を披露しましたが、一生懸命準備してきたし、ステージもコミュニケーションも、バッチリの出来だったと思います(笑)。
ジョンホ:うん、うまくできたと思います。でもこれから先は、もっと良いステージにしなくちゃ。
――皆んさんはステージに上がる前に、円陣を組んだり、気合いを入れたりするのですか?
ホンジュン:必ずではないんだけど……、すごく大きなステージや、久々のステージ、“緊張しちゃいそう!”っていうときには、僕らの定番「8makes 1Team」という掛け声をします。そうすると、力が湧いてくるんです。ステージで踊っていると、お互いの目が合うんですけれど、アイコンタクトすることで、パフォーマンスに集中できるし、楽しむことができます。ステージ前に団結しなくても、ステージの上ではお互いの存在が力になっているんですよね。

◆“夢に向かって進んでいこう!”という思いを込めたデビュー曲
WOO YOUNG(ウヨン)
――日本デビュー曲「UTOPIA(Japanese Ver.)」は、どんな曲ですか?
ジョンホ:夢に向かって進んでいく過程を描いた曲。自分だけのユートピアを探しに行こうっていう内容です。
ウヨン:ジョンホくんのパートの歌詞に“誰が何と言おうと、自分の夢、ユートピアに向かって、最後まで突き進もう”という内容の歌詞があります。そこがこの曲の一番大事なところですよね。
――日本語で歌うのは難しかったですか?
サン:もちろん初めてだから難しいところもありました。やっぱり韓国語と日本語って音節の長さが違うので、音節に歌詞を合わせていく作業が大変で。でも、メインボーカルのジョンホくんは、“つ”の発音が完璧で、日本のスタッフさんに褒められていましたよ。
――パフォーマンスがすごく激しいですね。
ヨサン:そうなんです。僕たちのダンスって、激しいものが多くて(笑)。けっこうしんどいんですけれど、見てくれるファンの皆さんが“カッコいい!”って言ってくださるので、それを力に僕たちは頑張っています。
――「UTOPIA」と「AURORA」の2曲が韓国語から日本語になりましたが、曲の印象が変わったところなどありましたか?
ソンファ:「UTOPIA」より、「AURORA」の方があったかな。「AURORA」はホンジュンくんが作ってくれた曲なので“どう?”って聞いてみたら、“韓国語から日本語にして、意味がちょっと変わったところがあるんだけど、それはまた新たな解釈になってキレイな歌詞になってたし、楽しむことができた”って言ってました。
ホンジュン:はい。僕が作詞作曲をした曲なので、“日本語になったらどうなるんだろう?”ってちょっと心配してたんです。僕が表現したいことを日本語にするのは、難しいんじゃなかと思ったから。実際に日本語の歌詞になって表現方法が少し変わったりしたけれど、僕の思惑から外れたものではなく、むしろ“あ、こういう表現もあるんだ”って楽しむことができました。いろいろな解釈を楽しめるので、そんな違いを楽しみながら日本語、韓国語、両方の曲を聴いてみると面白いと思います

◆僕たちの“TREASURE=宝物”
SAN(サン)
――日本デビューアルバムが『TREASURE EP.EXTRA:Shift The Map』なので、皆さんの“TREASURE=宝物”を教えてください。全員、一番はATINYだと思いますので、ATINY以外で(笑)。
サン:ATINY以外だったら……、メンバー!
ユンホ:もちろん宝物はメンバーであり、ATINYなんだけど、同じくらい大事なのが弟です。僕が高校に入ってから事務所の寮で生活をしているので、離れて暮らしているんだけど、たまに会えばすごく仲が良いです。弟もATINYになりました(笑)。
ウヨン:う~ん、やっぱり、僕のまわりにいてくれる人たちですよね。家族と、メンバー、仕事のときに助けてくれる事務所の方たち。そういう方たちを守りたいし、大事にしたいと思っています。
ジョンホ:僕は、友だち。夢を抱いてそれに向かっていくときに、お互いに助け合ってリ悩みをきいてくれたり、力を与えてくれる存在だから。
――それって、メンバー?
ジョンホ:もちろんです!
ヨサン:僕は、時間です。子どものころは時間がたっぷりあって、友だちや家族と一緒に過ごせた。今、こうやって仕事をするようになったら、そういう時間もなかなか持てないので。
ソンファ:僕は、ステージです。どのステージも毎回が大切だし、大きいとか小さいとかも関係なくて。ATEEZを表現できる場所は、どこでも宝物です。
HONG JOONG(ホンジュン)
ホンジュン:ノートパソコンです。今まで作ってきた曲や、メンバーとの思い出、ATINYが送ってくれたメッセージなど、大事なものが入っているから。
――もし、それを失くしちゃったら……。
ホンジュン:実は、一度失くしたことがあるんですよ。もぅ焦って、必死に探してみつけました! もし見つからなかったら、1週間泣き続けていたと思います。
――最後に、これからの日本活動での目標を教えてください。
ホンジュン:日本デビューしたら、日本のさまざまな場所に行って、多くのステージをお見せする機会が増えると思います。日本のATINYにたくさん会って、良いステージをたくさんお見せするのが目標です。日本デビューの発表に、残念ながらミンギが一緒に来ることができませんでしたが、これからは8人全員が健康でケガすることなく、長く活動していきたいと思います。皆さんにお会いできる日を楽しみにしています!
取材・文=坂本ゆかり
>>【ライブレポート】2019.11.2神奈川大学『神大フェスタ』

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