斉藤壮馬&小野賢章、「うちタマ?!」
現場でかわいさ探求中 「かわいいの
に攻めてる」って何?

(c)ソニー・クリエイティブプロダクツ/「うちタマ?!」製作委員会 1983年に誕生した「タマ&フレンズ ~うちのタマ知りませんか?~」の動物キャラクターがまさかの擬人化! とある町の3丁目の仲間たちの日常を描くテレビアニメ「うちタマ?! ~うちのタマ知りませんか?~」が1月9日から放送開始となる。原作シリーズのイメージそのままに、擬人化されたかわいらしいキャラクターたちが登場する本作だが、ねこの岡本タマ役の斉藤壮馬、いぬの山田ポチ役の小野賢章に話を聞くと、意外や意外、“かわいいの裏側”には苦労がいっぱい! かわいさを出すための工夫や心がけていること、斉藤が注目する小野の“一番かわいい声”とは? そして「かわいくて癒されるだけじゃない」とも話す2人。「うちタマ?!」の“攻めてる部分”も教えてくれた。(取材・文/編集部)
「タマ&フレンズ」擬人化って…実際どう演じているの?
――本作は、原作そのままの動物モードと、擬人化モードのどちらも登場するそうですね(人間の前では犬猫の姿、動物だけの場面では擬人化した姿で描かれる)。動物モードも、皆さんが演じているのでしょうか?
斉藤 実は、僕はオーディションの時は擬人化されているタマの声しか演じませんでした。でも1話の台本を開いたら、最初は猫状態のタマがしゃべっていて「え!?……ん?」と思って(笑)。それから現場で「とりあえず、1回みんなでやってみましょう」となり、それから僕らが演じることになりました。
小野 みんなびっくりしていました。「1回やってみよう」となった時は、「その1回だけだろうな」と思っていた人も多かったと思います。
――犬猫モードの時は、リアルな鳴き声なのでしょうか?
(c)ソニー・クリエイティブプロダクツ/「うちタマ?!」製作委員会斉藤 最初はマスコット的なデフォルメした鳴き声かなと思っていたのですが、「それはダメだ」と。
小野 ちゃんとリアルな鳴き声でと。
斉藤 「人間のような息を出さないでください」とも言われました。だから、セリフはセリフ、鳴き声は鳴き声と、自分のなかできっちり分けて演じています。
――逆に、擬人化モードの時は、どの程度「動物らしさ」を意識されるのでしょうか?
斉藤 猫だから、犬だからというよりも、個々の性格を大切にしていますね。
小野 そうだね。「犬だから!」とはあまり意識してないかもしれません。ポチが(タマの)ご主人のたけしくんや、自分のご主人の話をする時に、「そうだ! 犬だった」みたいな感覚になります(笑)。
(c)ソニー・クリエイティブプロダクツ/「うちタマ?!」製作委員会斉藤 犬猫ならではという意味では、ポチの行動や発言は筋が通っていて思考回路が理解できるけど、タマの場合は感覚的なんです。タマは、ポチとしゃべっていても鈴の音が聞こえると「あっちだ!」とどこかに行ってしまう。演じるうえで、そういった本能的な感じは出せるといいなと思っています。
小野 僕が意識しているのは「間」ですかね。あとは何だろう……NGが出るとしたら「かわいい」か「かわいくないか」が基準になっています(笑)

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