Toshl、LUNA SEA、
いきものがかりなど
12月リリースの9作品を紹介
“ロックとクラシックの融合”をテーマとしたRoclassickシリーズ第三弾にして完結編。ヴェルディの「レクイエム「怒りの日」」をモチーフとした「誰が為のレクイエム」で激しく始まり、美しく最後を飾る「the Last Song」(ショパン「別れの歌」)まで名曲揃いだが、特筆すべきは緑黄色社会の長屋晴子をヴォーカルに迎えた「LEMONADE」の甘酸っぱく新鮮な響き。新たな試みが完結編にしてさらなる可能性を見せた。
TEXT:フジジュン
TEXT:フジジュン
プロデュースは今作も音楽家のサクライケンタ。アルバム全体に内包されているのは“暗闇”について。「悲しみの子供たち」をはじめとした変拍子音楽、まるで朗読劇のような「思い出くん」などの無機質で独特な世界観が彼女たちの高らかな歌声によって構築されている。2020年1月5日に開催されるワンマンライヴ『Solitude HOTEL ∞F』で、これらの楽曲群がどう生きていくかも気になるところ。
TEXT:小町碧音
TEXT:小町碧音
約2年間の“放牧”期間からパワーアップして“集牧”した、いきものがかりの“今”が詰め込まれた、結成20周年を飾るアルバム。活動再開を祝したポジティブな「WE DO」をはじめ、夢に向かって走る人たちの背中を押してくれる歌詞に共通するのは、仲間がいるということ。理想通りにいかない現実を描いた「さよなら青春」「口笛にかわるまで」「季節」も含め、この一枚はどんな心模様にも寄り添ってくれると実感。
TEXT:小町碧音
TEXT:小町碧音
デビュー20周年を迎え、14年振りとなるニューアルバムが到着。サニーデイ・サービスと現在のシティポップのミッシングリンクとして、再評価が進む中、まさにドンピシャのタイミング…と書きながら、J-POPと洋楽志向が絶妙に入り混じるギターポップの数々は、いわゆるシティポップとは似て非なるものと思ったりも。4人がハーモニーを重ねるアカペラを含む全12曲。彼らの楽曲が持つ瑞々しさは不変だ。
TEXT:山口智男
TEXT:山口智男
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