浦井健治・柿澤勇人、桜井玲香・伊原
六花が『ウエスト・サイド・ストーリ
ー』Season3に出演決定 ソニン、夢
咲ねね、加藤和樹、木村達成らも

2019年11月から7ヶ月にわたってIHIステージアラウンド東京にて上演されている、ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』日本キャスト版。Season1は宮野真守蒼井翔太がトニー役をWキャストで上演し、Season2は2020年2月から村上虹郎と森崎ウィンがトニー役をWキャストで演じる。そしてラストを飾るSeason3のキャストが、この度発表された。
2020年4月1日(水)~5月31日(日)まで上演されるSeason3で、主役のトニーを演じるのは、浦井健治と柿澤勇人。ミュージカルからストレートプレイまで途切れることなく多くの舞台で主演を務めている浦井。IHIステージアラウンド東京は『メタルマクベス』disc3以来、2度目の登場となる。一方の柿澤もこれまで数々の舞台で主演しながら、ドラマや映画など映像の世界にも進出し、注目を集めている。人気・実力ともに日本ミュージカル界を代表する浦井と柿澤だが、トニー役を演じるのは初。多くの女性ファンを持つ、「ミュージカル界のプリンス」と呼ぶにふさわしい彼らが、いよいよ不朽の名作に挑む。
そして、ヒロインのマリア役には桜井玲香と伊原六花が決定。桜井は乃木坂46時代から歌とダンスに定評があり、グループ在籍中はもちろん今年9月の卒業以降も多くの舞台作品に出演している。一方、登美丘高等学校時代「バブリーダンス」で注目を集めた伊原は、これがミュージカルデビューとなる。
また、アニータ役はソニンと夢咲ねねが務める。今やミュージカルには欠かせない存在となっているソニンと、宝塚時代からダンスに定評のある夢咲がどんなアニータを見せるのか。そしてリフ役には加藤和樹と木村達成。俳優としての活躍はもちろん、アーティストとして海外にも活動を広げている加藤と、注目の舞台への出演が続いている木村のリフにも期待が高まる。さらに、ベルナルド役にはOguriと有澤樟太郎が出演する。Oguriはダンスパフォーマンスグループs**t kingzでアメリカのダンス大会で優勝するなどそのパフォーマンスに注目が集まる人物。一方、有澤も舞台で経験を積んできた若手俳優で、それぞれのベルナルドは必見だ。
加えて、ドク役をモロ師岡、シュランク役を中村まこと、クラプキ役をコング桑田、そしてグラッドハンド役をWキャストで、やついいちろうと槙尾ユウスケ(かもめんたる)がそれぞれ務める。
(上段左から)加藤和樹、ソニン、Oguri(中段左から)木村達成、夢咲ねね、有澤樟太郎(下段左から)コング桑田、中村まこと、モロ師岡、やついいちろう、槙尾ユウスケ
Season1、2とバトンを受け、最後を締めくくるにふさわしい豪華出演者たちによるSeason3。“ステージアラウンドバージョン”の『ウエスト・サイド・ストーリー』もいよいよラストとなり、期待が高まるばかりだ。
出演者 コメント
■トニー役:浦井健治(Wキャスト)
あの『ウエスト・サイド・ストーリー』という世界的に有名な、王道中の王道のミュージカルにまさかトニー役で出演させていただけるなんて夢にも思っていなかったので、とても光栄です。この作品は一度は聞いたことのある名曲揃いだと思います。特に「Tonight」という曲を歌えるのは、ミュージカル俳優としては本当に嬉しいし、光栄です。こんなに人を一途に思う気持ち、そして争いのない世界を願う心、なにより人を信じることの大切さを考えさせられる作品に携われることは、役者冥利に尽きます。
IHIステージアラウンド東京に立たせていただくのは2度目です。前回が『メタルマクベス』disc3、今度は『ウエスト・サイド・ストーリー』Season3ということで、自分の中では“Season3は浦井”というふうに思っていただけているのかなと(笑)歌もダンスも技術がないと太刀打ちできない作品なので、メンテナンス含めて懸命に、一心不乱に、自分の力を出せる限り精進してひとつひとつの舞台を丁寧に作っていけたらいいですね。Wキャストの柿澤くんと一緒に我々のトニーを作っていけるのは幸せですし、このカンパニーならではのSeason3というものを目指して作っていきます!是非とも劇場に足をお運び頂けたら嬉しいです。
■トニー役:柿澤勇人(Wキャスト)
『ウエスト・サイド・ストーリー』という作品はもちろん名作ですし、まさか自分がトニーをやるなんて思ってもいませんでした。この作品は普遍的なテーマを扱っていて、愛についてや争い、人種の問題などいろいろなものが盛り込まれています。年代も国も違いますが日本人の方にも共感いただけるのではないでしょうか。「Somewhere」という曲はこの作品の大きなテーマのひとつを表していると思うのですが、「争い事がなく愛し合える場所がどこかにあるんじゃないか」という、『ウエスト・サイド・ストーリー』の全てを背負っているような歌だと思います。
客席が回る劇場というのはなかなかないので、ある意味アトラクション的なシーンが多そうですね。「Tonight」などの有名なシーンでのいろいろな仕掛けが見どころかなと思います。
Wキャストの浦井さんとは共演したこともありますし、仲良しで可愛い先輩です。今回はトニー役として相談し合いながらいい作品になれば良いなと思っています。このIHIステージアラウンド東京でやる『ウエスト・サイド・ストーリー』は、“世界初のウエスト・サイド・ストーリー”になると思いますので、皆さんどうぞ劇場にお越しください!
■マリア役:桜井玲香(Wキャスト)
初めて見たのは確か小学生の時で、まだ社会的な意味合いのあるストーリーだというのはあまりわからずに、当時はすごく歌って踊る作品というイメージがありました。大人になって見ると「深い作品だったんだな」と気づき、いつまでも見るたびに印象が変わる作品です。初めてトニーとマリアが出会ってダンスパーティーで二人だけで踊る時に流れている曲がすごく好きで、過去に映画を見た時に必死で探した記憶があります。今からそのシーンが楽しみです。
マリアのキーが全体的にとても高い作品なので、そこは現時点の自分としてはレベルの高い挑戦になるかなと思っていますが、本番までにみなさんにお聴かせできるようなものにしたいです。そこが頑張りどころだと思います。
今回この大作に、しかもロングランで上演している『ウエスト・サイド・ストーリー』のSeason3にマリア役として出演させていただくということは、自分にとっても大変な挑戦ですし、こんなに素晴らしいチャンスをいただける日が来るとは思っていませんでした。まだ不安でいっぱいですが、頑張りつつ楽しんで、この世界観にうまく馴染めたらいいなと思います。頑張ります!
■マリア役:伊原六花(Wキャスト)
来日キャスト版を観に行かせていただいた時に、私の大好きな『ウエスト・サイド・ストーリー』の世界観そのもので、自分がステージに立つ実感がなかなか湧きませんでした。悲劇ではあるのですが深いテーマがあって、観れば観るほど感じるものがあり、もどかしい世界の中にも二人の恋を通して希望というものが描かれていて、私にとって観た時に背中を押してもらえるというか、「頑張ろう!」と思えるような作品です。
私としては、等身大でマリアを演じられるようにお稽古をしっかり行っていきたいです。数日の間に今の自分より一歩進んだところに希望を持っているところなどは、自分とも共通するところがあると思うのでそういった部分をありのまま演じてみたいです。「Somewhere」という曲は作品の中でもすごく大切な曲で、生きづらい世の中を愛で変えていけるんじゃないかという二人の希望が込められている曲だなと思うので大好きです。
このお仕事を始めさせていただいてから初めての舞台になりますが、活躍されている皆さんとご一緒させていただくので、足を引っ張らないように、全力でマリアを演じながら観てくださる皆さんにこの作品を届けていきたいです。
【ストーリー】
舞台は、1950年代後半のニューヨーク、マンハッタンのウエストサイド。セントラルパークを挟んで、イーストサイドが高級住宅街で、ウエストサイドには多くの移民が住んでいた時代の物語。この頃のニューヨークは、世界中から多くの移民が夢と富を求めて集まってきた時代だった。彼らはそれぞれギャング集団を作り、お互いに敵対し合う。しかし、ポーランド系移民のトニーと、プエルトリコ系移民のマリアは偶然出会い、激しい恋に落ちてしまう。禁断の愛は多くの人を巻き込み、悲劇の連鎖を生む…。シェイクスピアの悲劇「ロミオとジュリエット」に着想を得た作品。偏見、暴力の世界で生き抜いていくために恋にもがく作品であると、この作品の脚本家、アーサー・ローレンツは言う。

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