ゼリ→

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【ゼリ→ インタビュー】
“ゼリ→とは何だ?”というのを
本当に追求した

メジャーデビュー20周年の節目に“単独反抗”と謳い、YAFUMI(Vo)のソロプロジェクトとして期間限定で復活したゼリ→。復活ライヴ(2019年10月13日@マイナビBLITZ赤坂)を成功させ、オールタイムベスト『BAD PHILOSOPHY』とミニアルバム『+×(plus times)』もドロップ! 意気揚々とした活動だが、その裏にあるYAFUMI個人の想いや葛藤を吐き出してもらった。

“バンドって何なのか”っていうのを
音楽人生の中で一番考えた

YAFUMIくんの単独プロジェクトとしてゼリ→が復活したわけですが、なぜゼリ→を復活させようと?

正直言って取材自体必要ないというか、“もういいじゃん”って思うんだけど、ちゃんと話しとかないといけないっていう気持ちもあって…。

それはしないと! もちろんゼリ→に対するけじめもあるだろうけど、2017年3月に期間限定でPUNK BACK OCEANをやったことで、パンク心に火が付いたのもあったのかなと。

あー、そこが火種になってるところはあるかもしれない。本当のところ、ゼリ→をやる気はなくて…ずっと“やらない”と言ってきたし。再びゼリ→をやるとしたら、俺が音楽を辞める時だと思ってたんですよ。でも、5年振りぐらいかな、たまたま昔のスタッフの人に会って、その時に“ゼリ→やらないの?”って言われたんで、そういうことを話したら“終わっていく奴がやるのは見たくない。今、輝こうと思っている奴がやるからこそ意味があることもあるよね”って言われ、“なるほどな”って思ったんですよね。それでコーヘイに連絡したんです。その時に“もしも俺がゼリ→をやるって言ったら、お前、やる?”って訊いたら、“やる!”って即答だったんですよ。その即答具合がすごかったんだけど、あいつには社会的な責任というか、償わないといけないものがあるわけで…でも、その上ですごく感じたのは、あいつの中でゼリ→がこんなにも続いているのかということだったんですね。俺とカズキとユータローは、その後も音楽活動を続けているから、どこか薄れていっているところがあるのかもしれない。でも、あいつだけはあの時のままだったんです。それがすごいと思って。と同時に、“こいつの中のゼリ→を終わらせてやらないと”という気持ちが芽生えたんですよね。

デビュー20周年というタイミングもありますしね。

活動していない期間が10年あるわけだから“20周年”って謳うのはおかしなことだけど、そういうものが後押ししてくれたってのはありますね。で、4人で会って、“いろいろ問題は起こるだろうけど、ゼリ→をやろう!”ってことになったんですよ。それが2018年の8月ぐらいかな。

最初は4人でやろうと?

そうなんですけど、ある問題が起きてしまって…。4人でやるのは難しいという話になりました。そこで俺の目の前に現れた選択肢は、俺とカズキとユータローの3人でやるか、やらないかで。俺たちは3人ではゼリ→じゃないって解散したので、3人はやっぱり考えにくくて。散々悩んだ結果出した答えが“じゃあ、俺、ひとりでやってみるわ”だった。

そんな背景があったわけですね。YAFUMIくんの単独プロジェクトとしての復活だったから、コーヘイくんは無理でも、カズキくんとユータローくんが参加しないのは不自然に思ってました。だって、ひとりでゼリ→を背負うのって大変なことでしょ?

“バンドって何なのか”っていうのを音楽人生の中で一番考えましたよ。Hi-STANDARDやELLEGARDENの復活を観たり…この間、ROTTENGRAFFTYの20周年のライヴを観たんですよ。同じ20周年でも彼らはメンバーの脱退もなく続けているけど、俺らは10年で解散して、20周年はひとりっていう。これって何なんだろうなって。

そういう想いもあるだろうけど、今回の復活を外から見ている側はそこまで分からないですからね。

ですよね。どういうかたちで説明義務を果たそうかっていろいろ考えたけど…さっき“取材自体したくない”って言ったけど、本当は復活のライヴをする前に全部話してしまおうと思ってたんですよ。で、それと併せて「STAY DREAM」という楽曲を発表すること。

MVも作ってね。

そうそう。だから、それの両方をやろうと思ったんです。言葉で説明義務を果たすのと音楽を届けるというのと。で、まず「STAY DREAM」のMVを公開した時、ファンのみんなが言ってくれたことに…ひとつの正解じゃないけど、音楽を通してのコミュニケーションを感じることができたから、“あっ、俺がやるべきことはこれなんだな”と思ったんです。事実をありのままにインタビューで話すよりも…もちろん絶対に損なってはいけない部分は話すけど、全てを話すことが誠実さではないと感じたというか。

うんうん。MVを観た時、赤裸々にこれまでのことを歌ってて、YAFUMIくんの単独プロジェクトというかたちで復活した意味が理解できた。

音楽でみんなの心がひとつになっていった…それって不思議な現象だったし、今までない感覚だった。“4人じゃないとダメだ”って思うのは当たり前のことだから、そういう人がいるというのは分かってたんだけど…でも、しっかりと気持ちがつながった。
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アルバム『+×』

OKMusic編集部

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