結成半年後にメジャーデビューしたL
otteriez、300人以上のファンが集結
した1stワンマンのオフィシャルレポ
ート到着

令和元年6月より始動したLotteriez(ロッタリーズ)。次々と新しいグループが誕生しているように活況を呈しながらも、同シーンから頭一つ抜け出すグループが少ないのが今のボーイズダンスボーカルシーン。群雄割拠さまざまなグループがひしめく中、Lotteriezは一気にシーンの中心を担う存在として躍り出た。

経験に裏打ちされたメンバーたちが多い理由もあるが、他の追随を許さない楽曲やパフォーマンス面での実力と支持の高さを認められ、Lotteriezは12月18日、いきなりメジャーよりシングル「僕らのPRIDE」を手にデビューする。同楽曲は、PESがプロデュース。テレビ朝日系全国放送「BREAK OUT」12月度エンディング・トラックへ抜擢。ボーイズダンスボーカルシーンの中、頭一つどころか、他のグループたちには手の届かないレベルまで存在と知名度を一気に上げてきた。
その実力を示すように、Lotteriezは活動から半年後となる12月14日(土)、赤羽ReNY alphaを舞台に1stワンマン公演『DEAL』を行なった。会場には300人を越すファンが来場。Lotteriezにとって、初のロングステージとなった。
Lotteriez
重厚な楽曲がフロア中に鳴り響く、ステージに姿を現したメンバーたちは、「BLACK UNICORN」に合わせクールにラップをぶち噛ます。サビでは高揚した声を張り上げ、一体化したパワフルなパフォーマンスを提示。笑顔を封印、心に秘めた野生の魂をちら見せながら、7人は期待に胸を馳せるファンたちにドープな衝撃をぶつけてゆく。
表情は一変、華やかでソウルフルな「love before」を通し、彼らは、目の前に集まったラヴァーズたちを口説くように甘い声を重ねだす。軽やかな動きに視線が釘付けになれば、誘いかける彼らの歌声に、大勢のファンたちが「ヘイ!!」と声を上げ気持ちを寄り添えていた。
Lotteriezは、1曲ごとに舞台の景色を塗り替える。続く「Summer Lazer」では過ぎ去った夏を呼び戻すように「アツナツ とろけそうな君の目に溺れていた」と歌いながら、眩しい歌の紫外線を降り注ぐ。ブンシャカ響く熱いダンスビートの上、満面の笑顔で歌い躍る7人の姿がとてもエモく見えていた。
Lotteriez
続いてLotteriezは、ンングル「僕らのPRIDE」のC/Wに収録したカバーシリーズの中から「今夜はブギー・バック」(小沢健二 featuring スチャダラパー)を披露。原曲よりも華やかさを増せば、ビートもアップ。心地好いグルーヴナンバーに乗せ軽やかに舞いながら、観客たちをスウィートなパーティへ誘いだす。続く「Shangri-La」(電気グルーヴ)も、カバーシリーズ歌。原曲の持つ壮大さを生かしながら、7人は「夢でKISS KISS KISS」と自分たちの懐へ観客たちを抱きしめるよう歌いかける。その誘いに触れ、一緒に「KISS KISS KISS」と歌いながら、ファンたちも彼らの胸の中へ心を飛び込ませていた。
Lotteriez
ここからは、ソロコーナーへ。最年少メンバーの"ななうみ"は、その場で出た「ワンマン」「東京タワー」「桃」と三つの単語を用いてフリースタイルでラップ。重いビートに乗せ、先に出た単語を巧みに組み込み、物語仕立てのラップを披露。続いてプロの振付師として活動している"桝谷昂洸"も、躍動的でダイナミックなダンスパフォーマンスの中へストーリーを描き出していった。グループ全体はもちろん、個々のスキルの高さを知れたのも嬉しかったこと。
ここで、Lotteriezのデビュー曲「僕らのPRIDE」のオフショットも交えたMVをフルバージョンで上映。その披露に続いてLotteriezが届けたのが、「僕らのPRIDE」。ハートウォームな声を魅力に、MVと同じ衣装姿になった彼らは、壮麗でエレクトロなミドルグルーヴに想いを乗せ届けてきた。ジワジワと熱と感情を上げてゆく歌声やステージングに触れ、フロア中の人たちも再び心に熱を膨らませていた。
Lotteriez
カバー曲「LA・LA・LA LOVE SONG」(久保田利伸 with NAOMI CAMPBELL)を歌い想い迸らせた姿に続き、Lotteriezはフロアに熱いパーティを描くように、気持ちを滾らせる四つ打ちのダンスナンバー「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」を歌唱。フロア中の人たちの身体を大きく揺らしていった。ステップを踏みながら軽やかに歌う姿も、心を騒がせる。「AI」では気持ちを一つに高らかに歌えば、サビでは観客たちもメンバーと動きをシンクロ、共に心溶け合いながら無邪気にパーティを楽しんでいた。
最本編後にLotteriezは、情熱巻き起こすダンスロック曲「俺サマーデンジャー」を熱唱。火傷しそうなほどの熱を身体中から放ち、7人はダイナミックなダンスをぶつけ、観客たちの心を終始騒がせていった。身体中に熱を漲らせる楽曲に触れ、フロアの人たちも心を燃やしながら舞台上へ熱い視線を注いでいた。
Lotteriez
アンコールでは、ふたたびデビュー曲「僕らのPRIDE」を披露。フロアに心地好い熱を生み出せば、騒ぎたい想いを煽るように「俺サマーデンジャー」を熱唱。最後に、ふたたび「今夜はブギー・バック」を歌い、胸躍らせるパーティを笑顔で閉じていった。
Lotteriezは、1月より全国ツアー「NEON CARNIVAL」を行えば、2月からは定期公演も始める。2020年は全国各地へLotteriezが逢いに行く。地方の方々は、その出逢いも楽しみにしていて欲しい。

文=長澤智典 撮影=内藤満美
Lotteriez
Lotteriez

SPICE

SPICE(スパイス)は、音楽、クラシック、舞台、アニメ・ゲーム、イベント・レジャー、映画、アートのニュースやレポート、インタビューやコラム、動画などHOTなコンテンツをお届けするエンターテイメント特化型情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • Key Person
  • Listener’s Voice 〜Power To The Music〜
  • Editor's Talk Session

ギャラリー

  • 〝美根〟 / 「映画の指輪のつくり方」
  • SUIREN / 『Sui彩の景色』
  • ももすももす / 『きゅうりか、猫か。』
  • Star T Rat RIKI / 「なんでもムキムキ化計画」
  • SUPER★DRAGON / 「Cooking★RAKU」
  • ゆいにしお / 「ゆいにしおのmid-20s的生活」

新着