舞台「さらざんまい」11月28日から上演!

舞台「さらざんまい」11月28日から上演!

舞台「さらざんまい」はレオマブダン
ス、さらっとポーズを完コピ 熱演や
映像演出で“つながり”表現

舞台「さらざんまい」11月28日から上演!(c)イクニラッパー/シリコマンダーズ (c)舞台「さらざんまい」製作委員会 「少女革命ウテナ」「輪るピングドラム」などで知られる幾原邦彦監督のオリジナルアニメ「さらざんまい」を舞台化した「さらに『さらざんまい』~愛と欲望のステージ~」のゲネプロが11月27日、会場となる東京・シアター1010で行われた。キャストの木津つばさ(矢逆一稀役)、設楽銀河(久慈悠役)、野口準(陣内燕太役)、中村太郎(玲央役)、高本学(真武役)が囲み取材に応じた。
 2019年4~6月に放送された「さらざんまい」は、中学生の矢逆一稀、久慈悠、陣内燕太が謎のカッパ型生命体ケッピによってカッパに変身させられ、ゾンビの尻子玉を奪うために奮闘する姿を通して、人間の“つながり”や欲望を描き出した。舞台版は、幾原監督がスーパーバイザーとして参加し、ミュージカル「アルスラーン戦記」の演出・脚本、「おそ松さん on STAGE」の演出などを手がけた伊勢直弘が本作の脚本・演出を担当している。
(c)イクニラッパー/シリコマンダーズ (c)舞台「さらざんまい」製作委員会 舞台版の見どころを問われた木津は、「アニメに忠実な部分がありつつも、演劇的な描写もあります。これだけは言えることですが、僕たちがカッパになります(笑)。映像ではございません! 僕たちがしっかりカッパにならせていただきます」と明かし、共演陣も「だいたい30秒の間に(カッパに)なります(笑)」(中村)、「30秒のうちに何かが起こっています(笑)」(設楽)と猛アピール。直後のゲネプロでは、ケッピよってカッパに変身させられる場面がコミカルに表現され、キャスト陣はキュートなカッパ姿を披露していた。
(c)イクニラッパー/シリコマンダーズ (c)舞台「さらざんまい」製作委員会 アニメ版は、独創的な劇中歌、歌に合わせたシュールなダンスやポーズが話題を呼んだが、舞台版ではそれらが忠実に再現され、おなじみの“「さらっと」ポーズ”も飛び出す。「難しいポーズは?」という質問があがると、「舞台中、各所で決めのポーズをやっているので手がつりそうです(笑)。足がプルプルしています」(木津)、「『どうして(体が)あんな形になれるの?』というポーズがいっぱいあります(笑)」(設楽)と声をあげ、中村は「アニメで見た映像も使われているので、ものすごく説得力がでました。そういう意味でも再現度が高い」と太鼓判を押す。
(c)イクニラッパー/シリコマンダーズ (c)舞台「さらざんまい」製作委員会 アニメ版では回を追うごとに登場人物たちの不器用で複雑な“つながり”が浮き彫りになっていったが、舞台版ではキャストの熱演(この日は、涙を浮かべながら熱く演じあげる場面もあった)、作中のセリフや一場面を象徴的に映し出す映像演出によって、苦悩や欲望、“つながりの強さ”が描かれる。野口は「(燕太は)一稀に対する思いが一番強いキャラクター。その強すぎる思いがどんな感じで表現されてるのか見てほしい」と述べ、設楽は「(悠の兄の)久慈誓と悠の関係性などが、密に描かれている」と力説する。アニメ版で人気を博したコンビ“レオマブ”を演じる2人は、「本番で玲央の葛藤や孤独を見せていけたら」(中村)、「原作を知らない方にも、(玲央と真武)ふたりの関係性やストーリーがどう構成されているかをわかってもらえるような作り方を考えてきた」(高本)と熱弁。ゲネプロでは、玲央と真武が歌う劇中曲「カワウソイヤァ」の象徴的なダンスやポーズを“完コピ”し、レオマブコンビの絆の強さを見せつけていた。
 「さらに『さらざんまい』~愛と欲望のステージ~」東京公演は、11月28日~12月1日にシアター1010、大阪公演は12月7、8日にCOOL JAPAN PARK OSAKA WWホールで上演される。

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