Rina Sawayama、The 1975など擁する
〈Dirty Hit〉と契約 ニュー・シン
グル「STFU!」本日リリース

ロンドン在住のSSW、Rina SawayamaがThe 1975、Wolf Alice、Pale Waves、The Japanese House、No Romeなどを擁するレーベル〈Dirty Hit〉と契約。ニュー・シングル『STFU!』を本日11月22日(金)にリリース。合わせてMVも公開された。
今作のテーマは、内在的な人種差別や見過ごされている日常的な差別への怒りだという。日本人の女性として欧米で過ごしてきた彼女の実体験が色濃く反映されている。Rina Sawayamaは日本に生まれ、5歳の時に彼女の家族と共にイギリスに移住した。10代の頃に音楽と学問への愛情に気づいた彼女は、ケンブリッジ大学へ進学。しかしそこで、人種間の文化の違いと障壁を見つけることになる。これらの経験が、現在の彼女の音楽性に多大な影響を与えたという。

今年6月には情熱大陸に取り上げられ、その年に最も輝いた女性たちに贈られる『VOGUE JAPAN Women of the Year』にも選出されたRina Sawayama。現在、アルバムの最終制作段階に入っているとのことなので、続報を楽しみに待とう。
Rina Sawayama

【Rina Sawayama コメント】

「STFU!」は、マイクロアグレッション(悪意のない小さな差別的な言動や行動のこと)に対する怒りを解き放つことがテーマになっています。
欧米で過ごしてきた日本人の女性として、あまりにも多くの偏見に晒されてきました。
例えば、性的な偏見、Lucy LiuとかCho Changとの比較、アンオフィシャルな東京のPR大使になったこと(私は4歳で、この西洋が盲目的に夢中になっている街を飛び出したのに!)、闇雲にアジアの言葉で挨拶してくる人たち(ニーハオ! とかコンニチワ! とか)、切れ長の目を茶化してくる人たちにも。

ここ数年、私はこういったマイクロアグレッションに対してコメディで対抗してきました。アジア系の友人たちと、あまりにも稚拙な差別体験を笑い合い、絆を深めてきました。
ユーモアを通して、私たちは傷を癒し、前へ進むことができるのです。
これこそが「STFU!」が象徴するものです。沢山の人がまるで“褒め言葉”かのように私に言ってきた笑ってしまうような偏見と(特に最初のデートみたいなシチュエーションで)、小さな差別意識を、曲の中で凝縮していくことは、まさにセラピーのような体験でした。


【リリース情報】

Rina Sawayama 『STFU!』

Release Date:2019.11.22 (Fri.)
Label:Dirty Hit
Tracklist:
1. STFU!

■ Rina Sawayama オフィシャル・サイト(https://www.signthefuckup.co.uk/)

アーティスト

Spincoaster

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