Dが未来に遺す生前遺言。
ヴァンパイアストーリー最新作
『UNCROWNED KING』と共に、
彼らは過去最大領域への
挑戦を始める――。

10月20日に行われた高田馬場AREA公演において、決意表明として2023年に迎える結成20周年に過去“最大領域”に挑戦することを発表し、その後、それぞれが現在の思いを綴ったメンバー5人のブログを公開したD。そのあまりにも赤裸々な内容と彼らの決断は、シーンにも大きな衝撃を与えた。発表から僅か6日後の10月26日、今回の決意表明に至るまでの経緯と真意、そしてバンドの現状と物語の世界観を重ねて描いたというヴァンパイアストーリーの最新作『UNCROWNED KING』について、5人にじっくりと話を聞いた。

――10月20日に行われた高田馬場AREA公演で、決意表明として2023年に迎える結成20周年にD史上“最大領域”に挑戦することを発表し、その後、皆さんがそれぞれ現在の思いを綴ったブログ(ASAGI、Ruiza、HIDE-ZOU、Tsunehito、HIROKI)が公開されました。弱い部分を素直にさらけ出し、現在の状況に至るまでのことが赤裸々に綴られていて驚きましたが、ここまで詳細に伝えようと思ったのはなぜでしょうか?
ASAGI:何か目標を立てて向かっていく時に、今どういう状況にあって、なぜそこに向かっていこうとしているのかをきちんと伝えないと、その時々での自分たちの行動や思いは伝わらないんじゃないかな?というのがあって。Dは自らの会社を立ち上げて独自のスタンスでやっていて、様々なことや新しい可能性に挑戦していくバンドなので、かなり悩んで考えて決めているし、あまり既存の型にもハマらない。だから、話せることはなるべく話して、ある程度わかってもらった上で活動を応援してもらいたいなと思いました。あとは自分たちの音楽人生がかかっているので、悔いのないようにやりたいなと。

――発表することを具体的に皆さんでミーティングし出したのは、いつ頃ですか?
Tsunehito:具体的には、発表の10日くらい前になると思います。
ASAGI:発表に向けてそれぞれ思っていることを話したのはその日で、20周年に向けての決意表明をしたほうが良いんじゃないかと僕が言い出したのは1ヵ月くらい前です。もちろん常に話し合ってはいましたけど、それまでは公言はしていないから、年内で止めようかという話にもなるし、もうちょっと頑張ろうという話にもなる。その時の状況によって違っていたんですよね。だからこそ、自分たちの中でだけじゃなく、ファンの子たちにも伝わるような形で、なおかつ突然何か予想だにしない結果だけを出して驚かれたり

アーティスト

Vif

インタビュー、ライブレポート、アーティストのコメント動画など情報満載! ROCKの総合情報サイトVif

新着