Newspeakが歌う自由への渇望『No Ma
n’s Empire』|BIG UP! Stars #21
何にも縛られない
ーColdplayやMuse、もしくはOasisやThe Strokesの影響が聴こえてきますが、皆さんがそれぞれ10代の頃に熱狂した音楽は何ですか?
Ryoya:
僕はOasisですね。高校1年生の頃によく聴いていて、2005年のマンチェスターで「Don’t Look Back in Anger」をやっている映像をYouTubeで観た時に、みんながAメロからサビまでずっと歌っていることに感動して。僕もバンドやりたいと思いました。ーReiさんはどうですか?
Rei:
僕らが10代の頃にはガレージロック・リバイバルがあったので、The StrokesとかArctic Monkeys、The Fratellisが凄く流行っていて、友達と一緒に聴いたりコピーバンドをしていました。そうした2000年代のロックが根底にありつつ、最新のシンセポップを聴きながら、80’sとか70’sの音楽も聴いていましたね。僕もOasisは通っているし、RadioheadやNirvana、ベルセバ(Belle And Sebastian)やThe Smithsも聴いていました。Yohey:
僕は10代の頃に一番聴いたのはRancidです。Nirvana、KISS、Deep Purpleも好きだったんですけど、Rancidはとにかく激しくて、なおかつポップだったから。僕がポップなものが好きになる原点を探ると、Rancidが出てくるというか。彼らは音楽的に一辺倒になるのではなく、歌やギターフレーズが物凄くポップなところが好きでした。ー最後にStevenさんは?
Steven:
僕の親はクリスチャンだったから、クリスチャン・バンドじゃないものは聴いちゃダメっていうルールがあったんですよね。でも、音楽の先生からもらったMr. BigのCDに凄くハマって、12歳くらいまではMr. Bigしか聴いてなかったです。ーいいですね(笑)。
ー逆に言うと、こっそり聴くくらいエモやパンクには惹きつけられる何かがあった?
Steven:
なんでかわからないけど、本当に好きだった。単純に若い俺の気持ちがあったんだと思う。Rei:
俺は何にも縛られねえっていうパンクじゃない?Yohey:
僕らが10代の頃って、ガレージロックリバイバルもそうだし、Red Hot Chili PeppersとかBring Me the Horizonとかやんちゃな人達が多くて、それに惹かれるところはありましたね。ーそれぞれ、ご自身が演奏しているパートでリスペクトしているプレイヤーはいますか?
Rei:
俺はQueenのフレディ・マーキュリー(Freddie Mercury)かな。あいつが歌ったら全部Queenじゃないですか。何を歌っても俺が歌えばNewspeakになるような、そういうヴォーカリストになりたいです。