転校少女*が語った、5年目の決意!!

転校少女*が語った、5年目の決意!!
これがコンセプトの最終形態。
──この記事を目にする頃には、グループも5周年を迎えた頃かな。この5年間は、とても濃い日々でした?
岡田夢以:いろんな波がありましたけど、みんなで一丸となり乗り越えてきた感じがしています。
松井さやか:今でこそ転校少女*は「エモーショナルかつ文学的な世界観」をコンセプトに打ち出していますけど。転校少女歌撃団と名乗って活動を始めた頃は、「ミリタリー系アイドル」と名乗っていたようにコンセプトも今とはぜんぜん違っていました。当時、ライブ活動と並行しながら行っていた活動が「サバイバル術を学ぶこと」。

──一体、何をやっていたのでしょうか?
松井さやか:ファンの人たちと一緒に「サバゲー」をやるのはまだしも、山の中での自給自足生活として、亀をつかまえ、それを自分たちの手で捌いて食べていました。

──マジですか!!
松井さやか:あの頃は"歌撃団"の名前にかけ、「過激なこと」へいろいろ挑戦しました。かき氷にタバスコをかけて食べ、お腹を壊したこともありましたし。
塩川莉世:三週間お風呂に入ってない芸人さんの足に匂いを嗅いだときは、もう涙目状態でした。
松井さやか:(岡田)夢以ちゃんはタガメも食べていたよね。
岡田夢以:食べました。でも、ちゃんと塩味がついていたから大丈夫でした。
松井さやか:(塩川)莉世はサソリを食べたよね。
塩川莉世:意外と美味しかったです。
松井さやか:とにかく、いろんなことへ挑戦しては「これは上手くいかなかった、じゃあ、次はこれをやってみよう」という迷走というか経験を重ねながら、ようやく辿り着いたのが今のコンセプト。だけど、もう変化することはなく、それがコンセプトの最終形態だと…信じてます(笑)

──もし、最初の頃のコンセプトが支持を得ていたら…。
松井さやか:そのまま貫いた活動をしていたと思います。だから、そこじゃなくて良かったなぁと安心もしています(笑)
歌撃団のままだったらグループに入っていなかった。
──活動当初にやっていた"過激"な挑戦と同時、"歌劇"なこともやっていたのでしょうか?
岡田夢以:それが、一切やっていなかったんです。
塩川莉世:ホントに"過激"のほうだけに特化しちゃっていたよね。だけど、2年前頃に「エモーショナルかつ文学的な世界観」にコンセプトを変えたことで一気に支持も増え、ようやく今へ繋がりました。
松井さやか:王道スタイルのほうがウケが良かったから、そこは私たちも安心しました(笑)  
     
岡田夢以:衣装も清楚になったよね。
塩川莉世:以前は迷彩柄のパンツ姿。それも可愛いかったんですけど、今はスカート姿になれました。

──寺田さんは2018年9月に加入だから、"過激"な頃の経験はしてないんですよね。
寺田葵:わたしは、今のコンセプトになってから加入しています。

──今年8月に加入した3人は、過去の活動のことは知っていました?
小西杏優&小倉月奏&上原わかな:初めて聞きました!!!
小倉月奏:歌撃団の頃のままだったらグループに入っていなかったと思います(笑)
上原わかな:だけど、そういう時期を乗り越えてきたからこそ、今の転校少女*があるんだなぁともお話を聞いてて感じました。

──今はとても良質なポップチューンを歌っていますけど。以前は、曲調も過激だったのでしょうか??
塩川莉世:今以上に元気でパワフルな曲もありました。「ブートキャンプ」という歌では、当時話題だったダイエットの動きや回し蹴りなどを取り入れた振りもやっていましたし。だけど今じゃ、その面影もないですからね(笑)
岡田夢以:良い意味で、今は万人受けしやすくなったなと思います。
塩川莉世:落ち着いた、しっとり系の歌も増えたからね。
アルバム全曲解説・前半篇!!!!
──ここからは、アルバムへ収録した楽曲の魅力をメンバーに解説していただこうかな。まずは、冒頭を飾った 「WONDER WAVE!*」ですね。
岡田夢以:今年の夏から披露し始めたように、とても夏っぽさの出ている歌です。転校少女*の中には他にも"夏曲"はありますけど、「WONDER WAVE!*」は季節に関係なく披露しながら、みんなと一緒に盛り上がれるライブ曲になっています。
振りもわかりやすく、みんなで一緒に真似ながら出来るのもポイントです。しかも爽やかな曲調のように、聴いてるだけでテンションの上がってゆく楽曲です。
上原わかな:2曲目に収録した「Girl's Time*」は転校少女*の代表曲。ライブのセットリストにもいつも入れていて、1曲目か最後を飾ることが多いように、盛り上げたい大事なときに歌うことがとても多いです。私たち新メンバー3人のお披露目ライブのときにも、1曲目に披露したのが「Girl's Time*」でした。まさに、良いスタートダッシュの切れる盛り上がり曲です。
塩川莉世:「NEVER ENDING STORY*」も前々から歌っている楽曲ですけど。新メンバーの3人が入ってから掛け合いのパート担当も変わったので、私たちも掛け合いしてゆくときのやり取りに新鮮さを覚えています。
個人的に好きなのが、葵が「そんなものなら」と歌ったあとに、わかなが「捨てちゃえ」とセリフを言う部分。
とくに「捨てちゃえ」のセリフのトーンがライブごとに変わるから、つい耳を傾けちゃいます。そこは、他のメンバーのやり取りもそうで、ライブごとにどんな風にやり取りのトーンが変わるのも楽しんで欲しいですし、メンバーそれぞれが相手の顔を見ながら掛け合うので、そこにも注目して欲しいです。
小西杏優:「100年キミだけ*」は、恋愛ソングです。この歌の振りがストーリー仕立てになっていて、メンバーそれぞれに彼氏彼女役に分かれ、彼氏がどっかへいっちゃいそうになり、彼女がその姿を追いかけるなど、恋人どうしの物語として進んでいきます。ライブを見るときも、そこを楽しんで欲しいです。しかも最後に、メンバーみんなで大きいハートを手で作るんですね。そこも客席から観ると綺麗に映ると思うから、最後の最後までしっかりステージを追いかけてください。

100 年キミだけ* 歌詞 「転校少女*」
https://utaten.com/lyric/ac19102912
──中に出てくる「バカ」のセリフもとても気になりました。
岡田夢以:一番ではわたしが、二番は莉世が言っているんですけど。わたしは優しく「バカッ」と、莉世は感情的に「バカーッ!」と言ってるように、そこの違いも楽しんで欲しいなと思います。

アルバム全曲解説・後半篇!!!!
寺田葵:「Catch Me (If you can)*」は、転校少女*ナンバーの中でも一番セクシーで大人っぽい楽曲に仕上がりました。ダンスも、ステージの端から端まで使ったシアター系の振りがポイントになっています。
しかもその振りが、甘えたがりの猫のような姿。「ニャーオ」と歌っているように、メンバーみんな猫の気分になりながら甘えたり、ツンッとしたり。そこの歌声や振りにも注目してください。ただ、歌詞に出てくるのがとても大人の女性だから、なかなかその雰囲気を出すのは難しかったです。

──歌詞に記した女性の心理も、「わかる」という感じでした?
寺田葵:その逆で、歌入れするときに「もっと男性を上から目線で見下ろすように歌って」「もっと上からせまっていいんだから」と言われたんですけど、それが難しくて、けっこう苦労しながら歌いました。
塩川莉世:みんなセクシーさとは無縁だから、日々研究しながら歌っています。でも、たまーにメンバーみんなの奥に秘めたSな部分もチラッと見えてくるんじゃないかとも思います。
寺田葵:ライブで「Catch Me (If you can)*」を歌うときは、みんなの表情も変わるからね。
上原わかな:「終わらない世界」は、「ニイハオ」や「ジャンボー」などいろんな国の言葉で挨拶をしながら始まります。この歌はアニメ「GO!GO!アトム」のエンディング曲としても流れているように、世代を超えて楽しめる歌。メンバーそれぞれのセリフのような歌声も注目ポイントです。振りもアトムのポーズをしたりなど、子供でも一緒に真似出来る内容になっています。ぜひ、そこも一緒に振り真似して楽しんで欲しいです。
松井さやか:「Winter Wish」は、80年代歌謡曲風の楽曲になっています。冬の季節中楽しんでもらいたいなと思いクリスマスに限定したワードを消して、冬の時期に胸に響く内容に仕上がっています。この歌の歌詞が、とても切ないんです。
Winter Wish 歌詞 「転校少女*」
https://utaten.com/lyric/ac19102915
しかも、聴く人によって受け止め方も変わっていくように、「別れた恋人のことを想っている歌」と捉える人がいれば、「逢えないところにいる恋人を想って」と捉える方もいて、どれも正解のよう、聴いた人それぞれに想いを巡らせ楽しんで欲しいなと思います。
アルバムの最後を飾った「星の旅人」は、アルバムのリード曲であり、別れの歌にもなっています。ただし、悲しい別れではなく、しっかり前を向いてお互いに進んでいける内容なのもポイントです。「星の旅人」は、サン=テグジュペリの書いた「星の王子さま」のオマージュソング。まさに、今の転校少女*のコンセプトにピッタリの歌になりました。
岡田夢以:MVにも、メンバーどうしの絡みがたくさん映し出されていて、グループ感をたっぷりと楽しんでいただける映像に仕上がっています。
未来の転校少女*へ向けて。
──この記事を目にする頃には、11月16日にLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で行うツアーのファイナル公演が迫っています。どんな内容になりそうでしょうか。
岡田夢以:とあるものを使ってパォーマンスを行えば、この日は生バンドを従えてのライブだし、VJを使った演出などいろいろ用意してあるように、メンバー自身にもスポットを当てると同時、コンサート自体を一つのSHOWとして楽しんでゆく構成にもなっていくと思います。
塩川莉世:しかも今回は、転校少女*のライブ史上一番曲数の多い内容になるからね。

──期待しています。最後に、これからに向けてひと言ずつメッセージをいただけますか?
松井さやか:結成5周年のタイミングでメジャーデビュー出来れば、新メンバーが入り、そしてリーダーの夢以が転校するなど、いろんな大事なタイミングが重なっての今だからこそ、メジャーデビューすることにもすごい意味があるなとわたしは思っています。
まずはこの7人でLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)での公演を成功させるのが目標です。それが成功できたら、また次の夢や展開が見えてくるんだと思います。そのためにも7人で力を合わせ、団結し、一番いいパフォーマンスをツアーファイナル公演で見せたいなと思っています。
上原わかな:新メンバーとして加入してまだ2カ月強なのにメジャーデビューさせていただけるのも、今まで頑張ってきたメンバーのおかげです。だからこそ感謝の気持ちを忘れずに、そのうえでグループとして新たな一歩を踏み出せるように、わたし自身しっかりと責任感も持って、もっと上を目指して頑張っていきたいです。
寺田葵:わたしは先のことを計画的に考えられるタイプではないので、今はこの7人で大切なLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)のライブを成功させ、夢以を不安なく送り出すことが一番大切と思いながら向かっています。
その公演を成功させれば、6人としてまた新たな目標も見つかるはず。そこで見えてきた夢を、今度は6人でつかみにいきたいです。 
小西杏優:新メンバーとして加入して2カ月くらいでメジャーデビューさせていただければ、ツアーにも参加出来てと、本当にありがたい環境が目の前にたくさんあるように、メンバーやスタッフさんへの感謝の気持ちを忘れずに、応援してくださるみなさんにも恩返しが出来るように頑張っていきたいし、もっともっとファンの方たちに素敵な景色を見せてあげたい。
そのためにも、まずはLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)公演 を絶対に成功させたいなと思っています。
塩川莉世:わたしは転校少女*を結成したときからずっと活動を続けています。その活動の中で最大キャパへの挑戦となるのが、今回のLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)公演になります。
メンバーもすごく気合いが入ってるし、ファンの方々もとても楽しみと言ってくださっているように、みんなの期待をうわまわるパフォーマンスをしたいなと思っています。その公演を成功させ、そのうえで6人の新しい転校少女*をスタートさせることが一番大事なことだと思いながら、今は頑張っています。
小倉月奏:新メンバーとして2カ月やってきましたけど。メジャーデビューも、LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)でワンマン公演が出来るのも、これまでの転校少女*の積み重ねや事務所やメーカーの人たちの支え、何よりファンの方々がいてのことだと実感しています。
だからこそ感謝の気持ちを胸に、しかも16日の公演でリーダーの夢以ちゃんが転校するように、まずはその日を、お互いに新たなスタートダッシュを切れるライブにしたいなと思っています。
岡田夢以:わたしも5年前から転校少女*のメンバーとして、リーダーとして走ってきました。5年間,走り続けてこれたのもメンバーやスタッフさんたちのおかげだし、ファンのみなさんがわたしの背中をずっと押してくれたり、褒めて伸ばしてくださったからだなと思っています。
転校少女*として、みんなと一緒に走れる期間はあと少しです。わたしは残りの時間を、5年間のすべてを、ちゃんと形としてみんなへお返し出来るように頑張りたいなと思っています。最後の最後まで、みんなへ最高の姿を見せられるようにします!!!!!!!
TEXT 長澤智典
PHOTO 安東佳介(Senobi)
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