あいみょんになりたくてもなれない7
つの理由 

あいみょんは時代のトップランカーだ、
言わずもがな

昨年8月リリースの5thシングル「マリーゴールド」が単曲でのストリーミング再生回数1億回を突破(ビルボードジャパン調べ)。まさにサブスクリプション時代のトップランカーとなったあいみょん。加えて、ソングライターとしての評価も高く、最近だけでも木村カエラのニューアルバム『いちご』に「Continue」(この楽曲のコラボレーションはあいみょんの「AIMYON vs TOUR 2019 “ラブ・コール”」で初披露)を、菅田将暉の2ndアルバム『LOVE』に「キスだけでfeat.あいみょん」では、作詞作曲だけでなく、歌唱やミュージック・ビデオでも共演。さらにRADWIMPSのライブでは「泣き出しそうだよ feat.あいみょん」が生で実現。時代は彼女を中心に回っちゃいないかい?というのは大げさだとしても、現在のポップシーンのキーマンであることに異論を挟む余地はない。
さて、そんなあいみょんに関して語れることはまだあるのか?音楽性や歌詞の深堀は散々なされてきた今、彼女の表現者としての背景は理解されてきたと思う。しかし、あいみょんと同じように昭和の文豪から、サブカルまで吸収し、さらに彼女のまとうファッションを参考にしても、おそらく多分、あの雰囲気=アトモスフィアは出せないと思う。

題して「あいみょんになりたくてもなれないその理由」。ちょうど10月2日には武道館公演を収録した映像作品『AIMYON BUDOKAN -1995-』もリリースされるされたので、ここでタラタラ書き連ねることは伏線だと思っていただきつつ、なんであいみょんになれそうでなれないのか?理由を探っていきましょう。

その1:スーツが似合う

あいみょんのスーツ姿はおそらく2018年3月の「J-WAVE TOKYO GUITAR JAMBOREE〜YOUNGBLOODS〜supported by azabu tailor」が公式では初。麻布テイラー特注スーツにスニーカーというスタイルが(写真でしか見ていないのだが)、なんか70年代の男性ロック・ミュージシャンみたいで、こりゃ真似できないよなと感じた記憶が。その後の紅白歌合戦でのエンジ寄りのスーツ、2ndアルバム『瞬間的シックスセンス』プロモーション時はブルー、武道館公演はイエロー寄り、今夏のシングル「真夏の夜の匂いがする」のアーティスト写真はくすんだローズと、およそどんな色味でも着こなすことが判明。
去年、ガンクラブチェックのスーツ(セットアップ)が女子の間で流行したけれど、フルレングスのワイドパンツで着こなすのは難易度高めで、ハーフパンツでバランスをとっている女子が多かったのでは。彼女たちがあいみょんを意識していたかどうかは不明だが、ビジネスウーマン風じゃなくスーツを着こなせる女性って、日本人じゃあいみょんぐらいしか思い浮かばないのでした。

その2:髪型とボリューム(!?)

今や「あいみょん風マッシュウルフ」という名称があるほど、あいみょんのトレードマークの一つである、あのサイドをイレギュラーにカットしたセミロング。重めバングの黒髪セミロング、までは似合う人も多いけれど、あの無造作加減が単なる「雑」に見えない女子っているんだろうかは少ない気がする。ちなみにあいみょんはiPhoneで前髪を何度も確認したりしないんじゃないだろうか(という気がする)。

その3:微妙に身長が高い

オフィシャルに明記されていないので具体的な数字は不明だが、私のファースト・コンタクトはメジャー・デビュー・アルバム『青春のエキサイトメント』取材時。当時まだ「生きていたんだよな」のアーティスト写真のか弱そうな女子のイメージを持っていたところ、存外、身長が高いことに驚いた。とはいえ、160cm以上164cm未満な印象。特別高身長じゃないが、スレンダーなことも手伝って全体のバランスが良い。ひいてはその1の「スーツが似合う」ことにも繋がってくると思われる。

あいみょんになりたくてもなれない7つの理由 はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

新着