生駒里奈×矢部昌暉(DISH//)W主演
、舞台『暁のヨナ~烽火の祈り編~』
制作発表レポート 会見にくまモンも
登場

2019年11月16日(土)~11月23日(土)、EXシアター六本木(東京)にて上演される舞台『暁のヨナ~烽火の祈り編~』。開演が約1ヶ月後に迫る中、制作記者会見が行われた。
「暁のヨナ」は。草凪みずほによる、古代アジアをモチーフとするファンタジー作品。謀反により父王を殺された王女ヨナが、流浪の身となりながらさまざまな人との出会いにより成長し、自身の運命に向き合っていく姿が描かれている。
白泉社『花とゆめ』2009年17号より連載がスタートし、既刊30巻シリーズ累計累計770万部(紙・電子含む)以上を突破した大人気作品で、2014年10月から2015年3月にかけてテレビアニメの放送、2016年、2018年に舞台公演が行われた。第三弾となる今作は「火の部族編」が舞台化される。
【あらすじ】
謀反により父王を殺された高華国の王女ヨナは、専属護衛のハクと共に城を追われる。旅の途中、神官に仕えるユンと出会い、「伝説の四龍の戦士が力を貸してくれる」という神託を告げられ、数々の困難を乗り越え、ヨナのもとに四龍が集結。ヨナは武器を取り、ハク、四龍と共に国を守る決意をする。そんな中、痩せた土地と重税による食糧不足に苦しめられている火の部族の人々と出会い、奮闘するヨナたち。一方国境では、火の部族と戒帝国千州との戦いが始まろうとしていた。しかし、その戦にはある企みがあることにヨナたちは気付く……。

制作発表に登壇したのは、W主演を務める生駒里奈、矢部昌暉(DISH//)に加え、陳内将、塩﨑太智(M!LK)、曽野舜太(M!LK)、山中柔太朗(M!LK)、堀海登、熊谷魁人の8名。また、原作者である草凪みずほの出身が熊本ということで、くまモンも駆けつけてくれた。
舞台化を記念し、草凪が本作のマスコット的存在であるプッキューとくまモンのコラボイラストを描きおろしており、公演期間中、グッズとして販売されるそう。
くまモンは登場早々生駒に抱きついたり、「こんな有名人に会えるなんて」という矢部と握手をしたり、取材陣に手を振ってアピールしたりと自由奔放。熊本出身の陣内が「僕も熊本出身なので、九州男児同士でみなさんの前に立てるなんて夢のよう」と話し、くまモンも嬉しそうに応じるなど、和やかな雰囲気の中フォトセッションがスタートした。
その後、キャスト陣への質疑応答が行われた。
ーーまずは本作への意気込みをお願いします。
生駒:昨年に引き続きヨナ姫を演じます。一度演じた経験があるからこそ、今回はもっともっと深く考え、広げていって、さらにみんなの冒険を皆さんにお伝えできたらと思っています。
矢部:僕も前作に引き続きハクを演じます。同じ役を続編でやらせていただけるのは初めてなので、すごく嬉しいです。前回の経験を活かして、よりさらに逞しく、ヨナ姫を守れる、カッコいいハクを演じたいと思います。今回は新しいキャストも加わって、さらにパワーアップしたヨナの世界をお届けできると思うので楽しみにしていてください。
陳内:僕も前作に引き続きスウォンを演じます。前作はなかなかショッキングなシーンから始まって、今作はわりとのほほんとしたスウォンの姿を描けるのかなと。その中に、彼の確固たる覚悟や王たる威厳もうまく表現できる部分があると思うので、楽しみにしていてください。そして、新しい若いパワーに負けないように、彼らを支えられるようにいいカンパニーを作りたいです。
塩﨑:今回からキジャ役として参加させていただきます。稽古ももうやっていて、先輩たちから学ぶことばかりです。今回の舞台を通して自分自身も成長して、キジャっていう役をしっかり演じて頑張りたいと思います!
曽野:今回僕自身も初舞台なので挑戦ばっかり。とりあえず当たって砕けて進むっていうのを、本番までに繰り返して進んで行きたいと思います。シンア自身は目に力を宿していて、仮面を付けていて、無口な部分もあるんですけど、愛らしい部分も出しつつ、演じられたらと思います。全力で頑張っていきます。
山中:今回からジェハという役でやらせていただくんですが、先輩方が優しく支えてくださるのでのびのび稽古しています。実際は年下ですがジェハは年上のキャラなので、その辺を詰めていけたら。あとは舞台上では存分に格好付けられるので、しっかり格好付けたいと思います。
堀:僕も今作から暁のヨナに参加させていただくんですが、四龍、そしてユンのキャストが変わって、また新たな気持ちでこの作品作りに臨めたらと思っています。ゼノを理解し、寄り添って、僕なりのゼノを演じられたらと思っています。
熊谷:僕も二代目のユンくんを演じるにあたって、一代目のユンくんのいいところとかも吸収しつつ、自分が出せる色のあるユンくんにできたらなと思います。あとは、ユンくんはヨナ一行のお母さん的存在でもあるので、そういう面でもしっかりしたところを見せつつ、みんなのギャグに鋭いツッコミを入れられたらと思います。
ーーそれぞれの役を演じるにあたり、楽しみなことと難しい事はなんですか?
生駒:ヨナちゃんについて考えれば考えるほど、私とは正反対だなぁって。だからこそ演じられることがあると思うので、毎日稽古でこれやってみようあれやってみようっていう繰り返しをしています。でも、ヨナちゃんが“強くなろう”と必死にもがいている姿は今の私に重なる部分も多いので、そういったところです。
矢部:楽しみなのは、今作が火の部族編なので暗黒龍とゆかいな腹へり達が出てくるんです。途中でシンアの白いもふもふをハクが顔に付けたまま盗賊たちと戦うんですけど、そこがどんなふうになるのかすごく楽しみ。難しいのは、ハクはすごく大きな大刀を持っているので、それを振り回すのがやっぱり大変。早く慣れて本番ではカッコいい殺陣にしたいです。
陳内:火の部族ですごく楽しみだったのが、イ・グンテ将軍とスウォンの模擬戦。そこを演じるのが楽しみで、お客様にも、どう描いているのか本当に楽しみにしてもらいたい部分です。あと難しいというか寂しいのが、今回生駒ちゃん演じるヨナと目を見て会話するシーンが一度もありません。心のバランスをどう取るかっていうのが今稽古場での悩みですね(笑)
塩﨑:僕が演じるキジャはすごく真っ直ぐで、こう見えて僕も真っ直ぐなんですよ(笑)。意外と似てるなっていうのを、漫画とかアニメで思ったので楽しみです。難しいのは、戦うシーンでキジャは手がデカくなるんです。大きくなるんです、めちゃくちゃ。それで戦うっていうのは……ねぇ。普通なら剣とかなんですけど私は手です! っていう事で、今までにない事なので難しいですね。
曽野:楽しみな点は、シンアが仮面を外して、黄金の目! みたいなシーンがあるんですけど、そこがすごく楽しみ。取られた瞬間ぐわん! みたいな音が鳴るんですけど、そこでどうなるんだろうというか、そこで本番どんな景色が見えるのか、すごく楽しみにしています。難しいのは、シンアってすごく無口なので、ヨナに対する愛や優しい感情、素直な部分を、喋らずに表現すること。目線とか仕草に込めていけたらと思っています。
山中:ジェハはヨナ姫とハクの間にいる立ち位置になっていて、くっついたり離れたりするのを見守っていたり、いらないことを言ったりする。もしかしたら僕も好きなのかもしれないし好きじゃないかもしれないし、自分でもよく分かってない。その曖昧さが面白いし楽しいなと思います。殺陣は初挑戦なので難しいですね。脚が強いジェハなので、脚で戦うっていうのが全身使わないといけない。新しい挑戦だなと思って、楽しんでもいます」
堀:ゼノくんの何気なく発した一言で、ヨナやハク、四龍、色んなキャラクターの心を動かせるキャラクターだと思うので、そこが楽しいです。難しいところも同じで、僕のセリフ一つひとつの言い回しで、キャラクターの心境などが変わってしまうと思うので、一言一言大事に演じていこうと思います。
熊谷:矢部くんも言っていたけど暗黒龍とゆかいな腹へり達の楽しいシーンとか、火の部族の貧困のシリアスなシーンとか、楽しみな部分はたくさんあるけど、今日まで稽古してきて一番楽しみなのはやっぱりギャグシーン。ツッコミにやっぱ命かけるしかないなって思います(笑)。日々稽古を重ねるごとにみんなのギャグセンスが上がってきていて、自分がしっかり突っ込まないと負けちまうなと思っているので、ツッコミに全身全霊かけていきたいと思っています!
最後に、W主演となる生駒と矢部よりメッセージが寄せられた。
生駒:今回新しいキャストも加わり、私的には若い力がたくさんいます。毎日癒されながら、みんなが頑張っている姿に、この作品がもっと高まっていくんだろうなっていう期待もあります。そして自分も負けてられないなという思いで稽古しています。前回と比べるとお話が先に進んでいるので、アニメや原作が好きな方は、「このシーンは舞台だとこうなるんだな」と楽しんでもらえたら。キャストのファンの方も、「あ、こういう姿も見られるんだ」っていう発見があると思います。様々な楽しいことが、この「暁のヨナ」に詰まっていると思います。でも一番は、ヨナ一行が旅を経てどう成長していくかが見所だと思うので一生懸命演じられるように頑張ります!
矢部:暁のヨナという作品は、出てくるキャラクターがみんな個性的ですごく魅力的なので、それぞれのキャラクターを好きになると思います。少女漫画らしい胸キュンするポイントだったり、人間ドラマだったり、色んな物語が詰まった作品なので、ぜひ皆さん楽しみにしてください!
新しいキャスト陣を迎え、さらにパワーアップしたカンパニーによる舞台第三弾。彼らの冒険と成長を、ぜひその目で確かめてほしい。

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