【M!LK インタビュー】
全ての“時代”に感謝を込めた
感涙の5周年アニバーサリー作
俺らのことを歌った曲ではあるけど、
みんなが共感できる曲でもある
分かります。大サビで《もう子供じゃない でも大人じゃない》というフレーズを宮世さんが笑顔で歌っているのにもグッときました。
宮世
切ない感じのイメージだったから、最初はちょっと苦しそう感じで歌ってたんです。そしたら“笑顔で”って言われて、ああなりました。最初に歌割を見た時は“あ、僕なんだ”って意外だったんですけど、末っ子だからできるところだと思ったし、レコーディングでもめちゃめちゃ気合が入りましたね。
板垣
いや、琉弥でぴったりだよ。学校を卒業した俺なんかも社会人ではあるけど、やっぱり世間は大人としては見てくれないんですよね。同じような状況でモヤモヤを抱えている子も多いだろうし、そういう意味ではメッセージ性の強い言葉になったんじゃないかな。
あの笑顔を見て、これは前向きな曲なんだと確信できましたよ。
塩﨑
でも、メンバーが光に集まるシーンを撮影する時、“真剣な表情で”や“決意を高めた感じで”って言われてたのに、みんなで顔を見合わせたら自然に笑っちゃって! 笑っちゃいけないって言われたら、俺ら、笑っちゃうグループなんですよ。だから、これ絶対使われないだろうなと思ってたのに使われてた(笑)。
板垣
みんな大爆笑してて、その周りをカメラが回っててね。でも、笑って良かったよ。俺もあそこ好き。
山中
それがM!LKらしかったんだろうね。そこから光の先に歩いて行って、スパン!とライヴシーンに切り替わるのも鳥肌が立つ。
9月に行われたZeppツアーの東京公演で、ファンと一緒にシューティングしたんですよね。
佐野
あの客席のペンライトには感動しました! 実際にステージの上から見てはいたけど、映像で観るとすごく盛り上がってるのが分かる。
吉田
撮影の時、曲が終わって“フーッ!”って言うようにお願いしたら、その後のライヴでも恒例になってきてるんですよ。なので、これからライヴに来る人はMVをお手本に、ぜひ“フーッ!”って言ってほしいですね(笑)。
佐野
ファンのみんなとMVを作れたのも今回が初めてだったけど、この曲って実はファンのみなさんに向けての曲でもあるんですよ。だから、5周年の感謝の気持ちも含め、そういう意味でも良いMVになったと思います。
塩﨑
俺らのことを歌った曲ではあるけど、みんなが共感できる曲でもありますからね。特に受験生の人だったり、今、頑張ってる人には聴いてほしい。
2番のBメロまではM!LKのことを歌っているのに、その次のサビから《迷ったらこの歌を聴いてくれよ》と、突然リスナーへのメッセージになりますからね。しかも、《僕らなら新しい時代を作れる》とポジティブに歌い上げつつ、最後は《思い通りにはいかなくても》と、びっくりするくらい現実的な文言で締め括るのが胸に刺さる。
吉田
そこは年長者の佐野くんだから歌える言葉じゃないですかね。
佐野
どんなに目標や夢を掲げても叶わない時はあるじゃないですか。それでも“今”を全力で生きることが人として大事なんじゃないかって、僕も最近感じることが多いんですね。誰だって生きていれば嫌なこともあるけど、それも含めて人生だし。僕らと一緒に乗り越えてくれたら嬉しいなって。
板垣
結局、自分の道は自分で決めるしかないってことです。誰かに指図されて決めるものではないし、どんなに遠回りをしても自分が決めた人生を突き進んでいってほしい。諦めずに。