BiS 混沌の中、一心不乱に舞台で踊る
ひた向きなアイドル

何度も蘇るゾンビのようなグループBiS
が3度目のスタート

2019年5月にBiSが解散して1ヶ月後、BiSHCARRY LOOSEを擁するWACKから3期BiSが始動しました。メンバーはオーディションで集められたネオ、トギー、チャント、イトーの4人。プールイやファーストサマーウイカ、ももらんどが在籍していた過去を超えることはできるでしょうか。

人気投票でグループをBiS1st/BiS2ndに分ける「BiS.LEAGUE」を導入した2期BiSが解散後、 第3期BiSオーディションを経て新たなスタートラインに立ったBiS。8月にはデビューアルバム「Brand-new idol Society」をリリースしました。しかし発売直前にマナコ・チー・マナコが脱退。その後、10月1日に新メンバーのズズ・デスが加入しましたが、10月7日に家庭の事情により脱退が発表されました。
揺れ動くBiSですが、11月20日はメジャーファーストシングルのリリースが決定しています。

BiSとは?

Brand-new idol Societyの略で、「新生アイドル研究会」というコンセプトをもつアイドルグループです。
事務所は人気絶頂のBiSHや、GANG PARADE 、10月22日にデビューアルバムのリリースを控えるCARRY LOOSEらが所属するWACK。
また、WACKには合宿オーディションという過酷なオーディションが行われており、その様子を収めたドキュメンタリー映画が11月1日から公開されます。
BiS自体は過去に2度解散しており、今回は第3期となります。プールイ(1期)、ファーストサマーウイカ(1期)、ももらんど(2期)などのメンバーが在籍。樹海を全裸で走るMVといった過激な商法で世間を賑わせていました。

現在のBiSメンバー

BiSは現在、4人のメンバーで構成されています。

トギー

「世界を変えたい」と話していたBiSに憧れ、アイドルになりたいと思ったのがBiSに応募したきっかけです。

イトー・ムセンシティ部

ファンからは「ティ部」と呼ばれています。生まれも育ちも新潟で、BiS合格と同時に上京しました。過激な活動が多いBiSですが、下ネタが苦手というウブな面もあります。

チャントモンキー

名前の由来はチャットモンチーが大好きなことから。チャットモンチー福岡からも認知されています。バンドばかりを好んで聴いていましたが、バンド好きな友達がきっかけでBiSHやBiSを聴くようになったそうです。パフォーマンスを観て、初めてアイドルを好きになり、BiSオーディションに応募しました。

ネオ・トゥリーズ

マネージャーの渡辺淳之介(WACK社長)いわく、暗いキャラのネオ。ですが歌唱力が抜群に上手いというギャップがあり、そこが渡辺にハマり、見事メンバーに選ばれました。またネオはオーディションにノーメイクで参加したことも渡辺を注目させました。

実は3期BiSにはダンス経験者がいません。
ダンスの振り付けは振付師にお願いするのではなく、メンバー自身が考えてBiSのダンスを作り上げています。彼女たちの目指すダンスの方向性として「今までに見たことないような動きを入れる」というのが1つのポイントになっており、”STUPiD”という曲では組み体操の振りを取り入れていたり、”thousand crickets”ではラジオ体操のような動きをしたり、ヘドバンを導入したりと、DIY的で個性を感じます。
死と誕生を繰り返すBiSが一本目に公開した動画が下記の映像です。

どうやらゾンビのおでまし- 無修正ver
/ BiS 新生アイドル研究会

ネオはハスキー気味な声が特徴的です。色気のある歌声のイトー。トギーは言葉の響きにオリジナリティーがある歌い方、チャントはパワフルな歌声を持っています。
サビで歌われている”行かなくちゃ”というフレーズは1期、2期でも使われており、三度目の正直という強い気持ちで歌われているのではないかと推測します。ストリングスを導入したサウンドは煌びやかですが端々にロックテイストがあってBiSらしさがあります。MV中のゴミ山で歌う彼女たちに力強さや儚さを感じました。


メンバーの脱退や加入、過酷な合宿、アイドルのイメージとはかけ離れたMV撮影等、目まぐるしい展開が続くBiSとWACK。
愛してるがゆえの翻弄、大切にしているからこそ厳しい局面にも立たせる、といった獅子の子落としのような愛情が垣間見えます。
彼女たちの魅力はその懸命さにあるのではないでしょうか。
激しいヘドバンをする”thousand crickets”のダンスは見ていて段々と心配になってしまいますが、時おり見せる笑顔に思わず胸キュン。
自分たちでもがきながら振り付けを考え、ひた向きにステージで踊る彼女たちに力強さと眩しさを感じます。外見だけではなく、一途なパフォーマンスに惹かれてやみません。スクラップ&ビルドを繰り返す中で一心不乱に踊るBiSの姿をずっと見ていたいものですね。

BiSオフィシャルサイト

Tweets by BiSidol

BiS 混沌の中、一心不乱に舞台で踊るひた向きなアイドルはミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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