土屋アンナ×首振りDolls対談

土屋アンナ×首振りDolls対談

首振りDolls、
マンスリーインタビュー第8弾で
土屋アンナと対談

首振りDollsの声、すごくいいと思う

土屋アンナ×首振りDolls対談

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――じゃあ、ジョニーもショーンもアンナに質問を。
ジョニー:好きなミュージシャンは誰ですか?
アンナ:私の〜、好きな〜、ミュージシャンはぁ〜

――ほら、合コン風な喋り方で攻めてるよ(笑)。
ジョニー:おぉ、そういうこと!?
アンナ:そうそうそう、そういうこと(笑)。まさに合コンっぽい質問じゃない(笑)? 私はね、基本アメリカのロックが好きなんだけど、中でもCreedが大好き。音が最高だし、ボーカルの声がめちゃくちゃ良いの! 倍音っていうのかな、二重の声を持つ人なんだよね。歌詞の内容はStingみたいで、頭いい感じのリアルなことを書いて歌ってるの。カントリー系のアメリカンロックがちょっと重くなった感じのサウンドで。本当にカッコイイの。女性アーティストで一番好きなのは、Cyndi Lauper。Cyndi Lauperはずっと好き。本人にも会ったことあるんだけど、本当にハートのあったかい人。歳とるごとに歌が上手くなっていってるのがすごいなって思う。前回のライヴは、生音だけでやってた。声もデカイし、本当に素晴らしい。3月11日の震災を受けてのライヴのときにね、「True Colors」を歌わなかったの。ファンからしたら、どうして一番有名な「True Colors」を歌わないの? って感じだったんだけど、アンコールでステージに出てきて、“私の曲の中で、世界中に愛されている曲があるの。その曲はね、私が歌うからいい曲なんじゃなくて、この曲自体が素晴らしいの。この曲には人を救える力があるの。私の力じゃないのよ。だから私、この曲だけ端っこで歌うから、それ聴いて帰って”って、ステージの端っこで「True Colors」を歌ったの! もうね、号泣! さっきからちょいちょい名前出てきてるけど、ドラムのしぶにぃと一緒に観に行ったんだけど、2人で号泣だったからね。なんてハートのあったかい人なんだろうって。超カッコイイ〜! って。ガン泣きだったからね。
ジョニー:ハートがヤバイですね! 超カッコイイな、その話。いいなぁ、そういうの。
アンナ:でしょ。あとはね、ボーカルの質だけで言うと、誰も超えられないと思っているのはWhitney Houston。最近のアーティストで言うと、Halsey。まだあんまり日本では知名度がないんだけど、絶対に来ると思うの。もっともっと上手くなると思うの。顔も可愛いし、本当に素敵。
ジョニー:おぉ。アンナさんはどうやって新しいアーティストを知るんですか?
アンナ:なんだろう? Creedを知ったのは、タワレコでジャケ買いしたのが最初だったんじゃないかな?
ナオ:ジャケ買いとかしよったんや〜! 俺もよくしますけど、タワレコでジャケ買いって結構勇気いりますよね! 高いでしょ! 俺がジャケ買いするのはだいたい中古屋だったんで。
ジョニー:ジャケ買いかぁ〜。
アンナ:うん。いっぱい失敗してきたけどね(笑)。ジャケットと音と全然違うじゃん! って感じのいっぱいあるからね!
ナオ:俺もいっぱい失敗したなぁ。二度と聴かないCDいっぱいあるもん(笑)。
アンナ:あるある(笑)! でも、ジャケ買しちゃう時代だったよね。今は誰かとコラボしたとか、そういうので知ることが多いかな。どうやって聴く音楽広げてるの?
ジョニー:俺は最近Spotifyですね。そこでオススメしてくれるのを聴いて、新しいアーティストを知ることが多いかな。気になった曲があったら、“おっ、めっちゃいいやん!”と思って、そっから広げていく感じ。
アンナ:Spotify? やったことないからやる! もう速攻やる!
ジョニー:好きな音楽を最初に入れるんですけど、そこから好きそうな音楽を向こうがチョイスしてくれるんですよ。
アンナ:マジ! やってみる! 本当に最近のそういうの疎いから!
ジョニー:Spotifyはめちゃくちゃオススメです!
アンナ:やってみよ〜。3人は全員KISS好きなの?
ジョニー:俺は中学生の頃から好きですね。
ナオ:俺はジョニーに良さを教えてもらったんです。もちろん昔から知ってはいたんですけど、小中高の頃はずっとハードコアばっか聴いていたんで、KISSってちょっと俺にはポップ過ぎたんですよ。中学の頃に聴いてみたときは、こんなの全然ロックじゃない! とすら思っていたんです。けど、ジョニーに出逢って改めて聴かせてもらって、こういうロックもあるんだ! って目覚めたんです。エンタテイメントなロックっていうのもあるんだなって。そこからすっかり虜です。
ジョニー:ショーンの音楽ルーツにはKISSはあんまりないんだよね。
ショーン:ですね。僕のKISSの入り口は映画『デトロイト・ロック・シティ』でしたね(笑)。首振りDollsに入ってから教えてもらいました。
ジョニー:ちょっと時代が違うっちゃぁ違いますからね。俺たちのオヤジ世代が、ドンズバのKISS世代だから。
アンナ:たしかにね〜。ちょっと上の世代だよね、KISSは。だって、私たちの世代はV6だもん。

――いきなり邦楽!? そしてピンポイントでV6!?
アンナ:めちゃめちゃ流行ってたよ、V6。聴かない日なかったもん! V6と安室ちゃん世代だもん(笑)!
ナオ:安室さんといえば! 安室奈美恵さん、今日誕生日なんですよね(取材は10月20日でした)。弟と一緒なんですよ! だから何!? って話ですよね! すみません!
アンナ:うん。で? っていうね(笑)。
一同:(大爆笑)!
ナオ:いや、違うんですよ! 昨日、明日アンナさんと対談なんだなぁって思ったら、夜眠れなくて。朝の6時まで眠れなかったんですよ! で、夜中の4時に弟に“お誕生日おめでとう”ってLINEしたら、弟も起きてて、“ありがとう”って。それで、“明日っていうか今日、アンナさんと対談でいよいよ会うんやけど!”って言ったら、“それ、眠れんやつや〜ん!”って、話になったんです(笑)。っていうオチ。

――全然オチてないけどね。
ナオ:あ、本当にそれだけの話で…すみません!
アンナ:あははは。本当にそれだけの話だね(笑)。どうしてくれんの、この続き(笑)!
ナオ:本当にすみません! 自分でもびっくりしちゃった(笑)。
アンナ:あははは。でも、あの時代は邦楽は結構耳にする機会多かったけど、洋楽は自分から行かないとあんまり耳にすることなかったもんね。私はその頃Bon Joviにハマってた。もうね、Richie Sambora最高! 大好きだったなぁ。
ジョニー:リッチー! いいっすよね! カッコイイっす! 俺も大好き!
アンナ:いいですよね! 私、リッチーの声大好きなんですよ! 声フェチで。うん。そういう意味では、最初にも言ったけど、首振りDollsは声、すごくいいと思うよ。すごくロック。
ナオ:ありがとうございます! すみません、変な話ぶっ込んだのに褒めてもらって(苦笑)。
アンナ:あははは。

対バン当日はセッションも!?

土屋アンナ×首振りDolls対談

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――じゃあショーンもアンナに質問してみて。
アンナ:どうぞどうぞ。
ショーン:あ、あの、、、映画面白かったです、、、。

――感想か!?
アンナ:あははは。感想じゃなくて質問だったんだけど、まぁいっか(笑)。どうもありがとう(笑)!
ショーン:あ、ことごとくすみません!
アンナ:なんの映画?
ショーン:『下妻物語』と『さくらん』が大好きでした!
アンナ:おぉ〜。観てくれたんだ! 嬉しい! 『下妻物語』懐かしいなぁ。楽しかったよね。あの映画私も大好き。18歳とかだったかな?

――そうだね。懐かしいね。深田恭子ちゃんもアンナも、それぞれ本人そのものの役柄でね(笑)。
アンナ:そうそうそう! 私は照明さんとかと一緒にずっと外で騒いでて(笑)。本番も恭子ちゃんにライト当ててたからね! “いいねいいね! 可愛いよ!”って(笑)。
ショーン:うわぁ。そうなんだぁ。
ナオ:アンナさんって、視聴者が思い描くままの人なんですね!
アンナ:そう(笑)? みんながどう思ってるか自分だと分からないけど、基本、近所のおばちゃん気質だからね(笑)。

――敷居ないもんね(笑)。みんなに平等。
アンナ:敷居ないねぇ(笑)。ホントホント(笑)。
一同:良いなぁ〜。

――私が最初にアンナに会ったとき、音楽雑誌でのSpin Aquaのインタビューだったんだけど、現場に行ったら、アンナに、
アンナ:やだ。私何した!? 怖い! なんかしたの?

――したの。
アンナ:なになに!?

――英語で挨拶されて。え!? 英語!? って思って固まってたら、その後も結構長い間英語で話されて。
アンナ:あははは。やったかも(笑)。みんなで騙そう会! ってのやってたときだ(笑)。みんなスタッフとも結託して、マネージャーさん案だったんじゃないかな(笑)。
ジョニー:インタビューでドッキリ仕掛けられたってこと(笑)?

――そうそう。イタヅラ大好きだからね、アンナ、、、。
アンナ:そうそう(笑)。ていうか、英語喋れないかね、私(笑)。
ナオ:え!? あんなに英詞の曲歌ってるのに!?
アンナ:そう。全部耳で覚えてるの。だから、ヒアリングはいいかもね。てか、ごめんね、騙して。

――え!? 今更(笑)!?
アンナ:10何才? 20年ぶりの謝罪(笑)。

――仕方ないね、受け入れよう(笑)。ところで、『さくらん』は綺麗な世界観だったよね。蜷川実花さんが“アンナで映画を撮りたい”って、最初に手がけた映画作品だったよね。
アンナ:そうそう。実花ちゃんが撮りたい! って言ってくれて。『さくらん』は、一番最初の映画だったから、本当に実花ちゃんの綺麗な色を活かした世界だったけど、最新作の映画『Diner ダイナー』は、すごく勢いと躍動感があるよね。映画としても素晴らしいなって思うし、実花ちゃんの進化を感じる作品だなって思う。
ナオ:でも、アンナさんで映画を撮りたくなる気持ち、すごく分かるなぁ。カネコアツシさんの『BAMBi』っていう作品が映画化されるって話が昔あったのって覚えてます? 実写化するのが大変だってなって、流れちゃったみたいなんですけど。
アンナ:あ、あったね! そんな話! 
ナオ:俺たち、最新アルバムの『アリス』のジャケットをカネコアツシさんに描いてもらってるんですけど、カネコさんが、『BAMBi』はアンナさんのイメージそのものだったから、実写化は是非とも実現したかったって言ってらして。あーそれ、めちゃくちゃ見たかった〜〜! と思ったんですよね。
アンナ:私もすごくやりたかった〜! 今からでもやりたいよ!
ナオ:アンナさんと今回一緒にやることになったことをお知らせしたとき、“あぁ、なんかすごく縁を感じるなぁ”っておっしゃってて。
アンナ:本当だね。なんかそういう縁ってあるんだと思う。
ナオ:さらに、カネコさんの息子さんとアンナさんの息子さんが同級生みたいで!
アンナ:え!? そうなの!? なんかもう縁しかないね、それ(笑)。これは終わってからみんなで呑みに行くしかないね!
一同:是非行きましょう!

――終わってからの話の前に、セッションとかやりたくない?
アンナ:やりたい!
ナオ:俺たちなんでもやりますよ! Aerosmithとかいっちゃいます!?
ジョニー:KISSとかもいけますよ!
アンナ:KISSいいねぇ! ショーンくんいける?
ショーン:いけますいけます! 「Rock and Roll All Nite」いけます!
アンナ:あ、いいね! 「Rock and Roll All Nite」! あとはね、The Rolling Stonesの「Satisfaction」とかもいいんじゃない? どうかな? みんな知ってるんじゃない? どうかな?
ジョニー:「Satisfaction」なら速攻いけます、俺! 得意!
アンナ:いいねぇ! 「Satisfaction」いいかもなぁ。AerosmithとかThe Rolling StonesとかNirvanaとか、やっぱギターのリフがカッコイイし、みんなそこを知ってると思うから、そこから入って、本当にやる曲は変えちゃってもいいしね! ミックスしちゃうとか! Queenとかやっちゃう!?
ジョニー:Queen!? む、難しい(笑)!
ナオ:アンナさん、我々と戦うときは、どんなセットリスト予定ですか?
アンナ:激しい系で行こうかなと。
ショーン:おぉおぉぉ。激しい系ですか!
ナオ:じゃあ、セッションも激しめでいかねばですね!
アンナ:激しめいいね! あ、「Anarchy in the UK」とかも盛り上がりそうじゃない?
ジョニー:おっ。SEX PISTOLS!
ナオ:いいね! てか、今回の11月5日の対バンタイトル『WHO KILLS BAMBI〜土屋アンナ×首振りDolls』は、SEX PISTOLSの「WHO KILLED BAMBI」から取ってるんですよ! 
ジョニー:ショーンいける?
ショーン:いけます! 

――Sid Viciousだね!
ショーン:おっと。ショーン・ヴィシャスやぁ〜。
アンナ:いいねぇ。ショーン・ヴィシャス! よし。じゃあ、そのあたりのどれかをやろっかね!
ナオ:セッションはやるけど、誰のどの曲やるかは当日までの秘密!?
ジョニー:おぉ。いいですね!
ショーン:頑張って練習しておきます!
アンナ:楽しみが増えたね! よろしくお願いします!
ナオ&ジョニー&ショーン:こちらこそ、よろしくお願いします!
アンナ:ていうか、私からも質問していい?
ナオ:なんなりと!
アンナ:好きな食べ物なぁに?

――好きな食べ物!? せっかくセッションの話でしまったのに!?
アンナ:合コンノリにしなくちゃ(笑)。

――あぁ、振り出しに戻るのね(笑)。
アンナ:そうそう(笑)。ジョニーくんは?
ジョニー:なんだろ? 焼き鳥っすね!
アンナ:焼き鳥いいねぇ〜! 私も大好き! ショーンくんは?
ショーン:チキンカツです! 自分では作れないけど、食べるのはチキンカツが一番好きです!
アンナ:チキンカツ!? なんか初めて聞いたな、チキンカツ好きな人! ショーンくんは何が得意なの?
ショーン:ベースです(笑)!
アンナ:運動は?
ショーン:運動は全くダメです!
アンナ:苦手そうだよね〜(笑)。ナオくんは食べ物何が好きなの?
ナオ:納豆が好きです。
アンナ:おぉ〜。納豆いいねぇ〜。
ナオ:アンナさんは?
アンナ:焼き鳥好き〜。赤提灯とか大好き〜! コハダも好き。
ジョニー:突然の魚!?
アンナ:福岡って魚も美味しいでしょ? いいよね〜。胡麻鯖大好きだもん!
ナオ:俺、得意料理です、胡麻鯖。薄口醤油とみりんと生姜とわさびと胡麻で味付けするんです。あとは刻み葱。福岡の人はみんな家で作るけど、家によって味が全然違うんですよ。
アンナ:へぇ〜。いいなぁ。美味しそ〜。家でやってみよ〜。
ナオ:是非。

――最後が胡麻鯖の話で終わったけど、大丈夫これ?
アンナ:大丈夫大丈夫(笑)! 11月5日本当に楽しみ! 会ってみてますます楽しみになったので、是非、当日よろしくお願いします!
ナオ&ジョニー&ショーン:こちらこそ、よろしくお願いします!

取材:武市尚子
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OKMusic編集部

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