国立コンサートで見た「大島優子卒業
後」のAKBセンター

今回の大島優子卒業により、更に「センター・エース探し」は加速し、これからの48グループを引っ張っていくメンバーに注目が集まっている。大本命として渡辺麻友に注目したい。
渡辺は昨年の総選挙でも大島に次いで3位。前田敦子、大島優子とはキャラクターが違い、天性のアイドル性を持ち合わせているメンバーだ。当然、渡辺麻友も努力を積み重ね、いまの人気を獲得したわけだが、「センターになりたくなかった」前田敦子、「努力の塊」大島優子とはだいぶ色の違う、まさに「アイドル」という言葉がピッタリ、それが渡辺麻友だろう。そんな渡辺の対抗はズバリ島崎遥香。一昨年のじゃんけんクイーンに選ばれ、29thシングル『永遠プレッシャー』で初のセンターをゲット。これをキッカケにメディアの露出が急増し、島崎の名前が全国区になった。しかも今までのアイドル像とは違い、キャピキャピした可愛さではなく、「普通の女の子」というイメージで浸透。さらに握手会などで、ファンに対しての対応がイマイチということが話題になり、ファンの間では「塩対応」と呼ばれ番組で取り上げられるほど話題に。本来ならこういったネガティブな部分が露呈すると人気下降の原因にとなることが多いが、島崎の場合は逆に「塩対応」がキャラとなり、公演やテレビ番組でもその自然体が逆に好感を持たれるようになった。
そして、SKE48の松井珠理奈。あくまでもSKE48の所属だが、デビューしてまもなくAKB48の10thシングル『大声ダイヤモンド』で、前田敦子と一緒にダブルセンターとして衝撃デビューを果たした。しかも当時松井は11歳の小学6年生。以降もAKB48の選抜には必ず選ばれている。一昨年にはAKB48と兼任活動もスタートし、今ではSKE48の枠を飛び越え48グループ全体の中心メンバーとして注目を浴びている。昨年のじゃんけん大会では優勝し、AKB48として再びセンターの座をゲットした。20歳の渡辺と島崎より若い17歳であり、実績も十分なので、このまま松井珠理奈がセンターになる可能性もある。
今回の国立コンサートでも、この3人に注目が集まった!コンサート幕開け早々、渡辺麻友がいきなり存在感を見せた。まず最初のMC時に主力メンバーの挨拶があり簡単なトークが展開されたが、基本的に大規模コンサートでは、劇場公演で行う「自己紹介」をすることはほとんどない。しかし渡辺は「7万人、14万の瞳をいただきまゆゆ!」という「定番の自己紹介」を国立バージョンにアレンジし披露した。それを聞いた大島優子や高橋みなみもさすがに驚き、この物怖じしない渡辺の度胸に先輩たちも脱帽していた様子だった。当然、渡辺麻友自身もこの国立で「あえて」、普段の劇場で行うものと同じ自己紹介をしたのだろう。そういった、セルフプロデュースの部分でも、渡辺麻友は他のメンバーよりも一歩も二歩も先を行っている。

今回の国立コンサートで、島崎遥香はその透明感のある存在感、松井珠理奈はダンススキルでアピールをした。この3人が間違いなく2014年、大島優子卒業後のAKB48を動かしていく、そんな印象を超満員の国立に駆けつけたファンたちも感じたことだろう。
そんな中、アンコール時に5月発売予定のニューシングル『ラブラドール・レトリバー』選抜メンバーが発表された。そのセンターには渡辺麻友。この流れは完全に渡辺がエースとして一歩リードした印象を受けた。今回の渡辺麻友センター『ラブラドール・レトリバー』は、6月7日に行われる新たな総選挙に多大に関与してくるシングルだ。この渡辺麻友センターに対して、松井珠理奈が、そして島崎遥香がどういったリアクションを起こしてくるのか?そして、姉妹グループも合わせ初選抜に選ばれたメンバーは大和田南那、岡田奈々、西野美姫、北川綾巴、渋谷凪咲、古畑奈和、薮下柊の7人もいる。三銃士が遂にシングルで顔を合わせるわけだが、ここでも総選挙に向け、どこまで先輩メンバーに食いついていけるのか?

国立コンサート、そして総選挙と大島優子卒業後のセンター・エース争いが一気に加速する中、果たして抜けだすのは渡辺麻友なのか?それとも、松井珠理奈、島崎遥香、または他の若手メンバーなのか?AKB48、まだまだ面白くなっていきそうだ!(C)AKS

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