手の甲から赤いヒモがビローン 乙一
監督のホラー映画『シライサン』予告
編&ポスタービジュアルを公開

2020年1月10日(金)に封切られる映画『シライサン』から、予告編とポスタービジュアルが公開された。
映画『シライサン』は、小説家・乙一こと安達寛高氏が監督・脚本を手掛ける映画。ジャンプ小説大賞を17歳の若さで受賞し、数多くの作品が映像化されてきた安達氏は、完全オリジナルの本作で長編監督デビューを果たす。『シライサン』で描かれるのは、「視線を逸らすと殺される」という怨霊“シライサン”の恐怖。“眼球が破裂した”不自然な状態で友人を亡くした大学生の端紀がシライサンの呪いに迫っていく物語だ。主人公の端紀を、本作で映画単独初主演を果たす飯豊まりえが演じ、同じく眼球破裂と心不全で弟を亡くす大学生・鈴木春男役で稲葉友が出演。そのほか、忍成修吾、谷村美月、染谷将太、江野沢愛美らがキャスティングされている。

解禁された予告編では、怨霊・シライサンの「目が異様に大きな女、捕まったら死ぬ」という都市伝説など、これまで謎に包まれていた恐怖の片りんが明らかに。映像には、眼球破裂と心不全による不審死の謎を追う瑞紀(飯豊まりえ)と春男(稲葉友)が恐ろしい呪いに巻き込まれていく姿が収められている。鬼気迫る表泣き叫ぶ瑞紀や、呪いに立ち向かう春男のほか、都市伝説の語り部となる渡辺(染谷将太)、そして、ついに姿を見せるシライサンの姿に注目だ。
同時に公開されたポスタービジュアルには、背後から瑞紀に迫るシライサンを大きくフィーチャー。シライサンの手の甲には穴があき、鈴のついた赤い紐がビローンと垂れ下がっている。
また、同作の主題歌はCö shu Nieの「inertia」に決定。主題歌決定を受けた安達寛高(乙一)監督、Cö shu Nie中村未来のコメントは以下のとおり。
安達寛高(乙一/監督)
ありがたくも私(乙一)の小説を愛読して頂いているCö shu Nieさんに、映画の主題歌を創って頂きました。
死者たちの魂を鎮める愛の音楽だと思いました。
中盤、慟哭と重力を思わせる重く静かなる轟音から、宇宙に解放されるような展開に、無上のカタルシスを感じます。
私はこの曲を聴く度に、映画の中で死んでいった人たちの人生や、彼らが愛し守ろうとしたものについて考えさせられます。
美しく奥深い世界観に感動!Cö shu Nieの音楽には「宇宙」を感じます。
Cö shu Nie
こんにちは、安達寛高監督の初長編映画「シライサン」の主題歌を担当させて頂く、〝 Cö shu Nie 〟という3人組バンドです。
乙一さんの作品には沢山刺激を貰っているので、今回主題歌を書けてとっても光栄です。
〝 inertia=慣性 〟
瑞紀達が慈しむ日常とシライサンの呪いが交わって同化していく様はとても恐ろしいけれど、彼女らの切実な想いと、パズルのピースがはまっていくように進むストーリーに一時も目が離せませんでした。
愛をこめて鎮魂歌をつくりました。
安らかに眠れ、いつかまた会う日まで。
中村未来 (Cö shu Nie)
映画『シライサン』は2020年1月10日(金)全国公開。

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