元NYC中山優馬、新シングルで再出発
決意 ソロアイドルとしての実力は?

 中山といえば、これまでさまざまなメンバーとユニットを組んできた歴史がある。今やSexy Zoneとして大活躍している中島健人、菊池風磨らと中山優馬 w/B.I.Shadowを組み、さらにHey!Say!JUMPの山田涼介、知念侑李とNYCとしても活動していた。

 こうした人気メンバーとのグループ化には、事務所のプッシュという見方も強かった。さらに山田と知念はHey!Say!JUMPと掛け持ちした状態であったため、NYCとしてのコンサートもなかなか実施されない状況が続く。その間、今春デビューするジャニーズWESTのメンバーらと、中山優馬with関西ジャニーズJrでコンサートをするなどしていたため、ファンからは困惑の声が上がっていた。

 そんな事態が続いた2012年に、中山優馬として初めてソロシングル『Missing Piece』をリリースした。アイドル誌からはNYCというユニット名が消え、毎年出場していた紅白への出演もなくなり、事実上の解散とソロとしての活動がスタートしたのだ。

 前作『Missing Piece』の振りつけを担当したのは、舞台『PLAYZONE』で共演している屋良朝幸。これまでのジャニーズ曲とは一線を画す、繊細で優雅なダンスが話題に。グループとしての活動が滞っていた間、中山が個人として着実にスキルを身に着けていったことの証となった。

 そして、今作『High Five』も屋良による振りつけが実現。さらに中山本人が作詞家と相談しながら、作り上げたという歌詞も注目したいところだ。レギュラーのラジオ番組で「今まででいちばん練習したし、力のこもっている作品」という発言をしているほどの自信作である。

 初回盤Bには、現在「Missing Piece」、「がらすの・魔法・」、「水の帰る場所」という中山のこれまでのソロ曲に加えて、「蒼い季節」、「悪魔な恋」、「よく遊びよく学べ」、「ビリビリDANCE」といった、かつてのグループ活動をしていたときの名曲たちがメドレーで網羅されているディスク2が付いているという。中山の積み重ねてきたもの、そしてこれからにかける決意を知るには欠かせない作品といえるだろう。(ジャニ子)

リアルサウンド

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