【仲村瞳の歌謡界偉人名言集】#114
ギタリスト・真島昌利の言葉

作詞家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、バンドマン、振付師、……そして、歌手。きらびやかな日本の歌謡界を支えてきた偉人たちを紹介するとともに、その方々が発したエネルギー溢れる言葉を伝えます。常軌を逸した言動の裏に、時代を牽引したパワーが隠されているのです! このコラムで、皆様の生活に少しでも艶と潤いが生まれることを願います。

ロックンロールは、中学生の心を直撃し
ないとダメなんですよ。あの年代の心を
燃え上がらせることができなきゃダメな
んですよ

より

ザ・クロマニヨンズによる12枚目のアルバム『レインボーサンダー』(2018年10月10日発売)のリリースを記念しての真島昌利甲本ヒロトへのインタビューである。インタビュアーが、『ラッキー&ヘブン』のツアーの新木場STUDIO COASTライヴ(2018年1月31日)を観た感想として「あの熱が若いファンを呼び込むのか、10代、20代とおぼしきファンが多かったです」と話しをふる。甲本は、「ロックンロールは誰でも楽しめる。その誰でもっていう中が大人ばかりで、子供にわからないものはやりたくない。子供っていうのは、僕らもそうだったけど、12~13歳くらいの何かの芽吹く頃の、そのコたちが『うわ、かっこいい!』って思えなきゃ、ダメだと思う」と返答。そして、真島による今回の名言につながる。ネットスラングの中二病という言葉は、そういった衝動の本質を良く捉えている。甲本曰く、「あの時の自分が喜ばないようなロックバンドは、やりたくない」。

真島昌利(ましままさとし)
1962年2月20日生まれ、東京都小平市出身。ギタリスト、ボーカリスト。ロックバンドのザ・クロマニヨンズのメンバー。1987年、THE BLUE HEARTSのメンバーとして「リンダリンダ」でメジャーデビュー。その後も、「人にやさしく」(1987年)、「TRAIN-TRAIN」(1988年)、「情熱の薔薇」(1990年)などが次々とヒット。日本を代表するロックバンドのギタリスト&ボーカルとして多くのファンを獲得する。1989年、「アンダルシアに憧れて」でソロデビュー。この曲は、近藤真彦通算32枚目のシングル曲にもなっている。ソロアルバムは、1994年までの間に、計4作をリリース。1995年、THE BLUE HEARTS解散後。同年、甲本ヒロトと共にロックバンド ↑THE HIGH-LOWS↓を結成。2005年、↑THE HIGH-LOWS↓の活動休止。2006年、甲本と共にロックバンドのザ・クロマニヨンズを結成。2015年、ロックバンド・ヒックスヴィルのボーカル真城めぐみ、ギタリストの中森泰弘と新バンド・ましまろを結成し、5月13日、「ガランとしてる」でデビュー。2019年10月30日、秋田・Club SWINDLEを皮切りに全国ツアー<ザ・クロマニヨンズツアー PUNCH2019▶2020>を開催予定。

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