LINE MUSIC プレイリスト『オバマに
触発された男』
エンタメ大国の前大統領が作るプレイリ
ストは伊達じゃねぇ
「27歳、今の社会との距離感がうまく掴めず、それでも世の中に居場所を探す男(クラブは好き)のSUMMER PLAYLIST 2019」。どうぞよろしくお願いします。よかったら、あなたのプレイリストも聴かせてほしいです。
スキゾインディアン / Dos Monos
3人組ヒップホップクルー、Dos Monos。彼らは「自分たちの音楽がヒップホップかどうかなんてどうでもいい」という趣旨をインタビュー等で度々語っていますが、確かにカテゴライズが難しいです。というか、そんなのは要らないかもしれません。…と言いつつ、個人的にはトリップホップやBrainfeederの系譜に並べて聴くとしっくりきますね。今回もそういう並べ方をしたつもりです。色々と過激ですが、このグロさに「今」を感じてしまいますね…。
Mile High (feat. Travis Scott & Met
ro Boomin) / James Blake
暗いベッドルームから僕らを照らし続けてくれる、ジェイムス・ブレイク。そんな彼が今年の頭にリリースした新譜は、比較的明るい印象を受けるサウンドでした。暗がりから生まれた人間が、必ずしもそこに住み続けなければいけない理由はなく、時として日の光を浴びたい瞬間だってあるわけです。今回のジェイムス・ブレイクは、「幸せな時は幸せだと胸を張ります!」とでも言いたげな、朗らかな様相でした。ずっと暗い人よりも人間らしくて良いと思います。
I Like America & America Likes Me /
The 1975
今年のサマーソニックには行かれましたか? 自分含め、周りではThe 1975をベストアクトに推す声が圧倒的に多いです。実際、それぐらいのライブパフォーマンスでした。オートチューンを用いながらも、マシュー・ヒーリー(Vo.)の肉声にははっきりとしたソウルがあったと言いますか…。「I Like America & America Likes Me」の時の、オートチューンがかかった叫ぶような歌声に、鬼気迫るものを感じました。めちゃくちゃな世の中だからこそ、機械と肉体のちぐはぐな関係性が際立ちます。彼らのライブ終了後、一切の感情を使い切って日が落ちたマリンスタジアムに立ち尽くしてしまいました。
My Girl / Kan Sano
Kan Sanoの「My Girl」も一癖あります。4つ打ちってどの曲もシンプルになりがちなんですが、この曲は違う。けばけばしいニュアンスは無いですけども、印象としてカラフル。3分越えたあたりでまた一気にカッコよくなります。数々のミュージシャンたちとセッションを重ねてきた彼だからこそできる芸当だと思いますね。パッケージされた音源にすら、ライブ性をもたらすことができる。録音された音源を何回聴いたところで展開は変わりませんが、なぜかいつも新鮮に聴こえるんです。マジック。
On & On / Erykah Badu
今回のプレイリストを作成するにあたり、最もDJ Barackに影響を受けたのがソウルの選曲かもしれません。「ローリン・ヒルにジル・スコット? じゃあこっちはエリカ・バドゥとディアンジェロだ!」という意気でした(ディアンジェロは客演であちらのプレイリストにもいますが)。個人的な話をすると、90年代のネオ・ソウルには特に力をもらえるんです。ラブソングにもシリアスな雰囲気を感じると言いますか。まぁシリアスな曲ばかり聴いても疲れてしまいますが、やはり今はそういう音楽に逃げ込むことが多いです。…逃げ込むというか、戦うというか、何というか。
Lady Sunshine (Night Tempo Showa Gr
oove Mix) / Night Tempo, 杏里
言葉のやり取りだけでは伝えられないことも、音楽を介すると伝えられる。そんな場合もあると思います。
MEETIA × LINE MUSIC プレイリスト『オバマに触発された男』
LINE MUSIC プレイリスト『オバマに触発された男』はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。
ミーティア
「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。