鈴木瑛美子。1人の女性がアーティス
トへと生まれ変わる瞬間。

話題の“ゴスペル女子高生”がついにメ
ジャーデビュー。アーティスト・鈴木瑛
美子の足跡をたどる。

2019年8月28日。テレビなどで注目を集め続けてきたひとりの女性が、ついにメジャーデビューを果たします。彼女の名前は鈴木瑛美子(すずきえみこ)。完成された歌声を武器に、将来を嘱望される女性シンガーです。“歌うま女子”、“ゴスペル女子高生”と言われてきた彼女は、どのようにしてアーティスト・鈴木瑛美子となったのか。その足跡をたどります。

「ゴスペル甲子園」優勝で集まった注目

鈴木瑛美子がアーティストとなるまでの足跡を考えたとき、1番のターニングポイントとなったのが、このゴスペル甲子園(全国ゴスペルコンテスト ゴスペル甲子園)2015での優勝かもしれません。

同大会で彼女は、映画「ドリームガールズ」でビヨンセが歌ったナンバー「Listen」を熱唱。16歳(当時)とは思えない歌声に、2,000人のオーディエンスは魅了されます。この優勝をきっかけに、鈴木瑛美子はアーティストへの階段を上り始めました。そのときの模様を収めた動画の再生回数は、約150万回(21019年8月現在)。この数字からは、以来、現在進行形で注目を集める鈴木瑛美子の存在を再確認できるでしょう。いま振り返れば、その後の彼女の活躍は、まさに映画「ドリームガールズ」のビヨンセそのもののようにもおもえます。彼女の快進撃はゴスペル甲子園から始まりました。

「The モーツァルト」への出演で、知名
度は全国区に

ゴスペル甲子園での優勝で注目の的となりつつあった鈴木瑛美子でしたが、当時はまだ、関係者や会場にいたオーディエンス、動画を観た人など、一部にとどまっていました。しかし、そんな彼女にさらなるチャンスが訪れます。それがテレビ朝日系「関ジャニ∞のTheモーツァルト 音楽王No.1決定戦」への出演でした。

番組内に彼女は“ゴスペル女子高生”として登場。絢香「I believe」、小柳ゆき「あなたのキスを数えましょう 〜You were mine〜」、MISIA「逢いたくていま」、セリーヌ・ディオン「To Love You More」、ホイットニー・ヒューストン「I Have Nothing」、マライア・キャリー「Hero」など、洋邦、新旧を問わず、シーンを彩る数々の傑作たちを歌唱します。歌声は、出演するタレントだけでなく、おなじく出演する著名な音楽家をも圧倒。放送を観たお茶の間もようやく彼女の才能に気づき始めます。この番組によって、鈴木瑛美子は全国区の知名度を獲得するに至りました。

歌声だけで世間を魅了した湖池屋CM

湖池屋 「100% SONG」 MUSIC VIDEO

2017年2月には、ポテトチップスなどのスナック菓子で知られる湖池屋のCMに出演。全編を通じて、圧倒的な歌唱力でひたすらじゃがいもの魅力を歌い続ける内容が、お茶の間に衝撃を与えます。湖池屋のYouTubeチャンネルにて公開されたアレンジ元の楽曲「100% SONG」MVは、150万再生(2019年8月現在)を記録。彼女の歌声が持つメディアへの影響力が、あらためて数字として浮き彫りとなります。半年後の新バージョンでは、姉・梨紗子とも共演。2人による相性抜群のハモリは、引き続き大きな話題を呼びました。

先のテレビ出演を境に少しずつメディアへの露出が増えていった鈴木瑛美子。ほとんどは「鈴木瑛美子」と名前を名乗りながらの出演でしたが、湖池屋のCMについては歌声が先行しています。これはつまり、彼女の名前が築き上げてきたブランドではなく、根本的な歌声に視聴者が反応したということ。シンガーとしてのポテンシャルを再確認した業界関係者も多かったのではないでしょうか。

これだけにとどまらない異例の抜擢の数

実は、メジャーデビュー前では異例とも言える抜擢の数々は、これだけにとどまりません。
2017年9月、人気ゲームタイトル「Final Fantasy XV」のオンライン拡張パック「戦友」において、主題歌となる「Choosing Hope」の歌唱を担当。この楽曲では、ゲーム音楽界の巨匠である植松伸夫(作曲)と共演し、シンガーとしてまた新たな一歩を踏み出します。

鈴木瑛美子。1人の女性がアーティストへと生まれ変わる瞬間。はミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。

ミーティア

「Music meets City Culture.」を合言葉に、街(シティ)で起こるあんなことやこんなことを切り取るWEBマガジン。シティカルチャーの住人であるミーティア編集部が「そこに音楽があるならば」な目線でオリジナル記事を毎日発信中。さらに「音楽」をテーマに個性豊かな漫画家による作品も連載中。

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