アニメ「巌窟王」が放送から15年を経
て舞台化 アルベール役に橋本祥平、
モンテ・クリスト伯爵役に谷口賢志

2019年12月20日(金)~12月28日(土)こくみん共済coopホール/スペース・ゼロにて、『巌窟王 Le théâtre(ル テアトル)』が上演されることが決定した。
本作は、フランス文学の古典名作「モンテ・クリスト伯」(アレクサンドル・デュマ著)を原作としたアニメで、2004年~2005年に放映された「巌窟王」。放送から15周年を迎えた今年、舞台化となる。アニメ「巌窟王」は、大胆に幻想の未来都市パリを舞台にした復讐のパンク・オペラとして描き、復讐の生贄となる一人の少年の目線から物語を構築し、残酷でイノセントなドラマに加えて、映像的にもテクスチャを使った表現など斬新な試みに挑戦し、多くの視聴者を魅了した作品だ。
本公演の脚本・演出はKPR/開幕ペナントレースの村井雄。出演者は、アルベール・ド・モルセール子爵役に、舞台『文豪ストレイドッグス 三社鼎立』芥川龍之介役、舞台『幽☆遊☆白書』飛影役の橋本祥平、モンテ・クリスト伯爵役に、映画、テレビ、web「仮面ライダーアマゾンズ」アマゾンアルファ/鷹山仁、舞台『文豪ストレイドッグス 黒の時代』織田作之助役の谷口賢志、フランツ・デピネー男爵役には、ドラマ「仮面ライダーアマゾンズ SEASON2」千翼役の前嶋曜(JBアナザーズ)が務める。
【ストーリー】
パリの青年貴族・アルベールは退屈な日常に飽き、刺激を求めて、親友のフランツとともに、月面都市・ルナのカーニバルに参加する。
そのころ、ルナの社交界では東方宇宙からやって来た謎の紳士、モンテ・クリスト伯爵の話題でもちきりだった。
オペラ座でモンテ・クリスト伯爵の姿を見たアルベールはその存在感に圧倒される。
やがて、モンテ・クリスト伯爵との交流を深めていったアルベールは、伯爵の妖しい魅力の虜となっていく。
本公演の脚本・演出家、出演者、さらに、アニメ「巌窟王」のスタッフ、キャストよりコメントが届いたので紹介する。
『巌窟王 Le théâtre』脚本・演出家、出演者コメント
■脚本・演出:村井雄
今や伝説と語られるアニメ放映から15年。待望の舞台化に携われる事に感謝しています。
15年間熟成されてきたその愛と復讐が、生の感情が届く演劇の場でより衝撃的に『巌窟王 Le théâtre』として甦ります。今回、原作の魅力に加えて、集まった俳優・スタッフの魅力が発揮される作品になるよう精一杯努めたいと思っております。そして、あらためて不朽の名作『巌窟王』を語り合う良き機会となることを願ってやみません。皆様どうぞご期待ください。
■アルベール・ド・モルセール子爵役:橋本祥平
橋本祥平
この度、アルベール・ド・モルセール子爵役を演じさせて頂きます橋本祥平です。
まず、この作品を観た時に物凄い衝撃を受けました。
舞台は中世と近未来を融合させたとても面白い世界観で印象的な色彩の作画が幻想的で美しく、僕が今まで観たことのない作品でした。
物語はモンテクリスト伯の復讐劇を描いたミステリー、その中で様々な人間ドラマが展開していく様子は演劇で表現したら面白い! と作品を観ながら心が踊っておりました。
この世界観と人間ドラマを演劇と言う力を使って熱く表現したいと思います。
魂削って挑ませて頂きます。
■モンテ・クリスト伯爵役:谷口賢志
谷口賢志
この喜びの感情を言葉にすることが難しい。
15年前……アニメ「巌窟王」は僕の感性、価値観に大きな影響を与えてくれた。
映像、音楽、物語、衣装……すべてが衝撃の出逢いだった。
それ以来、事あるごとに「モンテ・クリスト伯爵を演じたい」と言い続けてきた。
彼の人生を生きたいと強く願い続けてきた。
その夢が……作品同様15年の時を経て叶う。
奇跡でしかない。この喜びを言葉にするのは難しい。
身体中にあらゆる感情が渦巻いている。
そのすべてを込めて舞台上から皆様にお届けします。
誰かにとって衝撃の出逢いになるように。
では……「待て、しかして希望せよ!」
■フランツ・デピネー男爵役:前嶋曜(JBアナザーズ)
前嶋曜(JBアナザーズ)
フランツ・デピネー男爵を演じさせていただく前嶋曜です。
主人公アルベールの親友であり、命を賭けてモンテ・クリスト伯からアルベールを守る非常に重要な役柄ではありますが、フランツという人物の内面にまで深く追求していければと思っています。原作ファンの方にはもちろん,舞台で初めて「巌窟王」を知るという方にも楽しんでいただけるよう、キャスト、スタッフの皆さんと素晴らしい舞台を
作り上げていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

(c)2004 Mahiro Maeda・GONZO/KADOKAWA / (c)「巌窟王 Le théâtre」製作委員会

アニメ「巌窟王」のスタッフ、キャスト コメント
■アニメ「巌窟王」企画原案・キャラクター原案・監督:前田真宏(カラー)
「言葉」が「物語」がエンターテインメントを担保する。
それはちっとやそっとでは揺るがない。
そう信じて取り組んだ日々からもう15年も経ってしまったのですね。
あっという間な気がします。
舞台になる、という思いがけないお話をいただいて、ぼんやりと遠ざかりつつあった夢が急に結晶して目の前に浮かび上がったような不思議な、でも思いがけないプレゼントをもらったような気持ちです。
箱を作って、望遠レンズでそれを覗き込むようなアニメを作りたかった。
パース感の消失した、全てが書き割りのような。
グラフィックとしての美観のみがレイアウトを決定するような「電気紙芝居」。
ギラギラするテクスチャを張り込んだカタマリ「シルエット」に小さな面がはりついている。
ポーズがあるだけ。ACTではなくSTATIC。
リアリティから遠く離れて表現したい……
「声」だけが「肉体」を担保する!!!!
夢想したこと、幸運、偶然、そして失敗したこと、上手に出来なかったこと……
でもやっぱり、自分にとって大切な大好きな作品です。
今回どのようなカタチに結晶してくれるのか楽しみでなりません。
一観客として期待したいと思います。一緒に楽しみましょう!!
「待て…しかして………」
■アニメ「巌窟王」 モンテ・クリスト伯爵役:中田譲治
アニメ版でモンテ・クリスト伯を演らせて頂いた中田譲治です。
これまでにも映画化、TVドラマ化、舞台化されてきたデュマの名作ですが、この度はアニメ版に沿った内容になるとのこと。アルベール達若者の視点で描かれるストーリーはもとより、音楽、テクスチャを使用した衣装がどうなるかも大きな見所の一つとなるのは間違いありません。
未来のパリを舞台にした一味違う華麗なる復讐劇を是非ご覧くださいませ。
待て、しかして希望せよ!
■アニメ「巌窟王」 アルベール・ド・モルセール子爵役:福山潤
15年前、2004年に放送されたTVアニメ「巌窟王」が舞台となって上演される事になりました! 普遍の物語を大胆な表現と構成で今も色褪せない作品がどの様にステージの上で表現され、アルベールとエドモン、フランツ達が物語りを紡いでいくのかとても楽しみです!
舞台版「巌窟王」上演まで、『待て、しかして希望せよ!』
■アニメ「巌窟王」 フランツ・デピネー男爵役:平川大輔
放送終了から15年の月日が経ったことに驚いています。
今回の寄稿にあたり作品を観直したのですが、時の流れを全く感じさせない唯一無二の映像美、そしてストーリーに、改めてこの作品の素晴らしさを感じました。そんな、僕にとって一生忘れることはない大切な大切な作品である「巌窟王」が舞台化されると伺い、あの世界観が、あのキャラクター達が、そしてあのストーリーがどのように舞台で表現されるのか、今から楽しみで仕方ありません。
いち巌窟王ファンとして、僕も是非拝見したいと思います!!
そして一人でも多くの方に足を運んでいただき、「巌窟王」が益々『永遠に皆様の心と共に』ある作品となっていったら幸いです。

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