【I Don't Like Mondays.
ライヴレポート】
『"FUTURE" Release Party』
2019年7月22日
at TSUTAYA O-WEST
こんなに楽しくてハッピーなら、月曜日も捨てたもんじゃない。いや、なんなら毎日が月曜日でもいいかも。そんなふうに感じさせてくれた。休日明けの憂鬱や気怠さを吹き飛ばさんとばかりに、オープニングのパーティーチューン「DO YA?」から「TOKYO BROTHERS」の流れで、ファンキーかつ軽快なノリで序盤から一気に攻め込んでくる。
代表曲のひとつである「WE ARE YOUNG」が早くも3曲目に披露されたことには少々驚きもあったが、曲のスケール感はそのままでありながらジャンプナンバーとしての躍動感が強化されていたこともあり、楽曲の成長や新たな可能性を体感できる瞬間となっていた。また、間髪入れずに演奏された「LEMONADE」のポップ感をさらに弾けさせるという意味でも、あえての3曲目という配置は大正解だったと言えるのではないだろうか。
“前夜祭”だから『FUTURE』に収録される楽曲と過去に発表された楽曲とのバランスに心配りしながら、ギュッとコンパクトにまとめた約1時間半。その中でもやはり特筆したいのは、YUが“再出発のテーマ”と語っていたアルバムのリードシングル「DIAMOND」、そしてバンドの新たな挑戦が結実していることをライヴで先行して提示してみせた「CALL ME」「PLEASE」だ。とりわけ「PLEASE」はアルバムに収録されたものとは異なるアレンジで、非常に実験性の高いものとなっていたが、これをパーティーでさらりとやってしまうところに“今”の彼らを見た。IDLMs.の新たなるフェーズ…期待は高まるばかりだ。
撮影:Masaki Sato / Kohei Igarashi (Moment Tokyo)/取材:竹内美保