【家入レオ ライヴレポート】
『家入レオ 7th Live Tour 2019
~DUO~』
2019年7月27日
at 幕張メッセ国際展示場9~10ホール
歌い手として、表現者として、そして彼女自身の内面における進化を伴う成長が見事に“そこに鳴る音楽のパワー”となって表れていた『家入レオ 7th Live Tour 2019 ~DUO~』のファイナル公演。7月27日に幕張メッセ国際展示場9〜10ホールにて行なわれた同ライヴは、家入レオがそれまでの音楽人生の最高峰に到達しながら、未来への高い期待値をも感じさせるという素晴らしいステージとなった。
天空に向かって突き抜けていく階段を美しいフォームで駆け上がるような、その姿。この日、この場に集まった人たちと連れ合って、次々と新しい景色を、家入レオの世界を観せながらーー。MCで彼女は“このツアーで『DUO』というアルバムが完成する”と話していたが、完成させながらも、そのパッケージを破って自由自在に広がっていくほどの鮮烈さを伴っていた。
“素数”を織り込んだCGがクールなオープニングの「Prime Numbers」からすでにイメージその先を描き出し、続く「愛してないなら」では声を絶妙に駆使しながら言葉とメロディーにさらなるドラマをもたらせていく。また、本編のど真ん中で披露された「JIKU」は、背中のファスナーがさまざまなことを物語っている黄色い熊や遊園地のアトラクション、ナイフなどが登場するアニメーションが、詞曲を手掛けた小谷美紗子に伝えた象徴を目に見えるかたちで具現化。つぶてを連射するような挑戦的なヴォーカルの「Overflow」からは、あらゆる音楽ジャンルを飲み込んで逞しさを増した、家入の表現者としてのスケールがはっきりと表れていた。
ベースを基軸としたアレンジを聴かせた「君がくれた夏」、尾崎雄貴(Galileo Galilei〜BBHF)を迎えてツインリードヴォーカルのロックバージョンを炸裂させた「Relax」など過去曲も新鮮に響かせながら、本編ラストには切なさを昇華させた「サザンカ」を。アンコールは語り掛けるように歌う「Bouquet」で締め括られたが、急遽予定外の弾き語りでの「Say Goodbye」も。そこでひとり立つ彼女が最後に観せてくれたのは、とても澄み渡った清々しい景色だった。
天空に向かって突き抜けていく階段を美しいフォームで駆け上がるような、その姿。この日、この場に集まった人たちと連れ合って、次々と新しい景色を、家入レオの世界を観せながらーー。MCで彼女は“このツアーで『DUO』というアルバムが完成する”と話していたが、完成させながらも、そのパッケージを破って自由自在に広がっていくほどの鮮烈さを伴っていた。
“素数”を織り込んだCGがクールなオープニングの「Prime Numbers」からすでにイメージその先を描き出し、続く「愛してないなら」では声を絶妙に駆使しながら言葉とメロディーにさらなるドラマをもたらせていく。また、本編のど真ん中で披露された「JIKU」は、背中のファスナーがさまざまなことを物語っている黄色い熊や遊園地のアトラクション、ナイフなどが登場するアニメーションが、詞曲を手掛けた小谷美紗子に伝えた象徴を目に見えるかたちで具現化。つぶてを連射するような挑戦的なヴォーカルの「Overflow」からは、あらゆる音楽ジャンルを飲み込んで逞しさを増した、家入の表現者としてのスケールがはっきりと表れていた。
ベースを基軸としたアレンジを聴かせた「君がくれた夏」、尾崎雄貴(Galileo Galilei〜BBHF)を迎えてツインリードヴォーカルのロックバージョンを炸裂させた「Relax」など過去曲も新鮮に響かせながら、本編ラストには切なさを昇華させた「サザンカ」を。アンコールは語り掛けるように歌う「Bouquet」で締め括られたが、急遽予定外の弾き語りでの「Say Goodbye」も。そこでひとり立つ彼女が最後に観せてくれたのは、とても澄み渡った清々しい景色だった。
撮影:田中聖太郎/取材:竹内美保
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