【連載】フラチナリズムの労働to武道
館vol.29「令和元年6月度業績報告」

▲ロゴが変わりました!


フラチナリズムの労働to武道館
~売れてないバンド界イチ売れてるバンドが武道館を目指す話~


労働to武道館業績報告
いやいや。僕は闇営業してませんからねー!!!!
ちゃんと事務所通してますから。本当ですよ。
やっぱり税金の関係とか面倒なので事務所通した方が楽ですから。

クリーンな営業でおなじみ、フラチナリズムのモリナオフミです。
歯磨き粉にクリアクリーンを使っているくらいクリーンなボーカリストです。

先日自分の活動を振り返ってみてみたら、「おや、俺いよいよ日本一なんじゃないの?」
と思いました。何が?そう!マルチさ!!
フラチナリズムの音楽に触れてもらうために間口を広く構えよう、何でもやってみよう!
という精神のもとに、マルチタレントさながらバンド界で一番マルチなボーカリストになるぞ!
と意気込んで始めましたこの活動ですが。僕の業種はこんな感じ。

・バンドのボーカル(フラチナリズム)
・ソロボーカル(一人でどこでも行っちゃう)
・作詞作曲(フラチナリズム、CMソング、楽曲提供)
・流し(居酒屋でアコギで歌う)
・司会(イベント、結婚式、配信番組)
・モノマネ芸人(現在フジテレビものまね紅白歌合戦、ものまね王座決定戦レギュラー)
・俳優(過去テレビドラマ出演&ショートフィルム映画出演)
・大衆演劇(大衆演劇界でフラチナリズムが大ブームの為呼んでもらえる)
・ラジオパーソナリティ(現在レギュラー2本)
・ゲーム実況者(現在レギュラー1本)
・脚本家(Webドラマを2本担当し3000万回再生突破)
・ナレーター(現在テレビCM1本、イベントで流れる映像のナレーション)
・営業(自分で仕事を勝手に取ってくる)
・コラムニスト(現在BARKSでレギュラー連載)
・収入据え置き

と、こんな感じなんです。
そろそろ大声で「日本一」を名乗ってもいい気がしてきました。
もういいですよね?僕日本一マルチなバンドのボーカルって言っても。
誰も真似できないレベルの存在になりたいと思います。

と、いうわけで令和元年6月の業績報告に参りましょう!


完全無料で2000人ワンマン!?
6月16日に発表させてもらいましたライブ。
フラチナリズムが遂に頭おかしくなっちまった。。。とファンの間で話題になったのが2020年1月18日オリンパスホール八王子にて「完全無料」ワンマンライブを開催します!!という発表でした。
遂に、狂っちまった。フラチナリズムが死にかけている。などといろいろなお声いただきました。
ありがとうございます。

無料で2000人ってどう!?っていう話ですが、正直予算的には厳しいですが赤字になることはありません。
しっかりと考えてから発表しておりますので、全くもって皆さんが心配するようなことではありません。
だからといって音響や照明やステージにかけるお金を削減するわけでもありません。
我々がやったことのないレベルのステージを作り上げるつもりにしております。

なぜこのようなライブをやろうと思ったのか?これは追い追いこのコラムでも説明しようかと思います。
今のところ話せるのは、フラチナリズムは現状を打破して、次のフェーズに上がっていかなければならない。
音楽に関しても、動員に関しても、すべてにおいてネクストフェーズへ向かわなければならない。
この何かに向かう姿こそ、成功までのプロセスにこそ、フラチナリズムの魅力は込められていると思います。
そこで考えたのが、メジャーデビューの時にもライブした、オリンパスホール八王子。
この場所から始まった僕らの音楽は、また始まりの場所に戻り、そこから駆け上がっていこうと決めたのです。
つまり、これから売れ登っていくための1つ目の大きな関門が、完全無料2000人ホールワンマンです。
ですので、あくまで一歩目ということ。

なぜ無料なのかは、これからの売れてないエンタメのニュースタンダードを試したかったのです。
エントランスをフリーにして、課金すればより楽しめる、アプリやwebでの成功例を、売れてないアーティスト界は取り入れるべきだと思ったので、このような形にしました。

例えば、お祭りに行く感覚でライブを楽しみ、りんご飴や焼きそばを買う、あの感覚。
聞いてもらえなければ成立しないのが音楽ビジネスですから、そこは試行錯誤しなくてはいけない。
もっと考えなくてはいけない。日本のエンタメの運営の形は古すぎるものが非常に多いです。
もっとユーザー目線に立って、新しいエンタメを楽しむ方法を考えていかなくては伝統芸能になります。
伝統芸能は素晴らしいですが、一生食える人は一部です。環境は進化していますから、合わせて進化する。
バンドマンはここに向き合っていかないといけない時期にさしかかっています。

売れている人には関係ない話ですが、圧倒的に多いであろう、売れてない人が飯を食える方法を自分たちで実践して、その方法論自体をビジネスにできるのでは?と思っている部分もあります。
極論、500人ファンがいれば飯を食える時代です。ここなら目指せそうな気がしません?
詳しいことは僕の頭の中にあるので、小出しにお伝えできればと思います。
時代を作ることができるのか?できないのか?それは僕にもわかりませんが、ちょっと試したいと思います。
とにかく、完全無料2000人ホールワンマンライブ。来てみてください。最高のステージをお見せします。
個人での活動を増やしている理由
6月の稼働日数のうち、30パーセントくらいは個人での活動です。
個人での活動と言っても勘違いして欲しくないのは、あくまでフラチナリズムのモリナオフミとして。という点。
冒頭でも書いたように、バンドのボーカルとしてはみたことないレベルでいろいろな種類のエンタメをありがたいことにやらせていただいています。

6月でいうと、歌、ものまね、司会、大衆演劇、楽曲提供、ナレーション。
これらはあくまでもフラチナリズムのボーカルモリナオフミが一人稼働でやる仕事。
なので、全部フラチナリズムの仕事なわけです。四人稼働じゃない。というだけの話。
僕が外で稼働している時に、他のメンバーはアレンジやデザイン、動画編集やwebデザインなど様々な業務が同時進行で行われています。
外でフラチナリズムを売りながら、同時に中でフラチナリズムを売るというシステムが徐々に構築されようとしているのです。

これは本来、事務所と言われるものがその役割を果たすのかもしれません。もちろん事務所もやってます。
外→モリ 中→メンバー 奥→事務所
こんな感じでやっていくと自ずとスピードが上がっていきます。

目的を達成するためには、ある程度のスピードが必要となってくるので、それに対しては凄く効率的です。
このことに気づいてから、外での活動は一人で成立させれるように、中での活動はメンバーに任せ、さらに溢れたところを事務所がケアするという流れが作れつつあります。
もちろんフラチナリズムは四人のバンドです。それは変わりないです。
時間の面でも、経費の面でも、売上の面でも、売り方を変えるとまた可能性は広がっていくような気がします。

食えてないバンドのボーカルに告ぐ!!
ボーカルの俺たちは窓口になる!
一人でも圧倒的なエンターテイナーであれ!
俺たちはそれで食えてるぞ。死ぬ気になれば大体何でもできると思いますよ。
まぁバンドでやってる時が一番楽しいですけどね。
▲大衆演劇でのモリ
▲Task have FunのイベントMCのモリ

ってな事で令和元年6月度のまとめ

・稼働日数 28日
・フラチナリズムを見てくれた人数 約1700名
・販売枚数(ハーフ&ハーフ2) 累計3460枚!目指せ5000枚!
・販売枚数(いきなりステキ)累計1930枚!

今回のコラムは何だか凄く裏側みたいなものを多く書きました。
バンドも個人で考えて、個人で動く時代へと変わってきています。
誰かが何かをやってくれる時代ではないです。
時代に合わせて変わっていきましょう。そして時代を追い越したものが売れますよ。きっと。
天才は時代を先読みできます。でも僕たちは天才ではない。だから追い越すのです。

フラチナリズム モリナオフミ

ライブ情報

<フラチナリズム presents 『&-and-』DAY1>
2019年8月5日(月)東京・TSUTAYA O-WEST
出演:フラチナリズム、グッドモーニングアメリカ

<フラチナリズム presents 『&-and-』DAY2>
2019年10月4日(金)東京・TSUTAYA O-WEST
出演:フラチナリズム、Task have Fun

<フラチナリズム presents 『&-and-』DAY3>
2019年12月6日(金)東京・TSUTAYA O-WEST
出演:フラチナリズム、KOKI

<フラチナリズム presents 『&-and-』DAY FINAL>
2020年1月18日(土)東京・オリンパスホール八王子
出演:フラチナリズム
※入場無料

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