【この2.5次元がすごい】刀剣男士た
ちの生きる姿に感激!新しい挑戦にま
すます深まる舞台「刀剣乱舞」の世界

(c) 舞台『刀剣乱舞』製作委員会 (c) 2015-2019 DMM GAMES/Nitroplus 数ある2.5次元作品の中でもファン以外にも高い認知と人気を誇っているのが「刀剣乱舞」。歴史上の名刀が刀剣男士として歴史を守るために戦うシミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」を原案に様々なメディアミックスに成功しています。舞台、ミュージカル、アニメ、実写映画とそれぞれ別のストーリーが展開しているというのも、成功の秘密。その中で公演製作が発表された時から大きな話題を集めていたのが「舞台『刀剣乱舞』慈伝 日日の葉よ散るらむ」です。
 6月14日から品川プリンスホテル ステラボール(東京)を皮切りに大阪公演、兵庫公演、そして東京凱旋公演と全60公演が行われるのが刀ステこと「舞台『刀剣乱舞』」。今までと比べても、公演回数、出演する刀剣男士たちの数ともに最多ということで、私も観劇前からとても楽しみにしていました。どの作品でもそうですが、映像作品と違って登場人物やシーンの転換が多ければ多いほど話を追いにくくなるのが舞台です。刀ステはもちろん作品によってスポットが当たる刀剣男士はいるものの、どの刀剣男士たちも丁寧に描かれているため、キャストの多さをどう表現するのかは気になっていました。また、前作の「悲伝 結いの目の不如帰」は鈴木拡樹さん演じる三日月宗近との別れが描かれており、ファンにとっては衝撃的な作品だったのではないでしょうか。そこからの今作……刀ステの新しい挑戦ともいえる作品を紹介します。
刀剣男士たちが積み重ねてきた物語
 公演がアナウンスされた際に発表されたのは、荒牧慶彦さん演じる山姥切国広と和田雅成さん演じるへし切長谷部が青空を背にしているビジュアルでした。これまでの作品とは対照的で、驚いた人も多いのではないでしょうか。私は明るく爽やかなふた振りの姿に希望を感じ、刀ステが向かおうとしている物語に期待が高まったのを覚えています。
 公演前のオフィシャル会見で荒牧さんは「この人数が舞台上にいる圧巻さ、スポットライトが当たっていない刀剣男士もこの刀ステの本丸で生きているのでそれを楽しんでくれれば」と話してくれましたが、まさにそこが大きな見所。多くのキャラクターがそれぞれの個性や思惑持ってステージ上を動き回る今回の舞台ですが、見ていても混乱することなくしっかりとこの本丸の世界観に浸ることができました。
華やかで圧倒的なステージとテンポの良い展開
 今作ではこれまでの刀ステと違うのは、より刀剣男士それぞれの本丸の中での関わり方が重要になっています。敵との戦いというわかりやすい構図とは異なる中で、瞬きをするのが惜しいほどのスピード感のある舞台を展開していく様子は流石としかいえません。
 もちろん迫力のある殺陣のシーンも健在。出演キャストが増えたことで、より華やかに観客を魅了します。どこを見たらいいのかわからないくらい豪華なシーンなのですが、刀剣男士たちの戦い方は見事で、キャストの皆さんのセンスとその裏にある練習量を考えずにはいられませんでした。これから観るという人にはぜひ注目してもらいたいシーンのひとつです。
 今作の刀ステでは「舞台『刀剣乱舞』」の大きなチャレンジに新しい可能性を見つけることができました。公演を迎えるにあたって和田さんは自身が演じるへし切長谷部のセリフを借りて「最良の結果を、主に」と決意を語ってくれました。続いてきた物語を大切にしながらも、カンパニーが一丸となり新しい刀ステに挑む舞台「刀剣乱舞」。大千秋楽では全国でのライブビューイングも決定しています。彼らが見せてくれる最良の結果を、最後まで見届けたいと思わせてくれる舞台でした。

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