横山拓也主宰、iaku新作公演『あつい
胸さわぎ』新ビジュアル公開 娘と母
それぞれの恋愛、社会的な障壁との葛
藤を描く

2019年9月13日(金)~23日(月・祝)東京・こまばアゴラ劇場、9月26日(木)~29日(日)大阪・インディペンデントシアター1stにて上演される、作・演出横山拓也、iaku『あつい胸さわぎ』の新ビジュアルが公開された。
iakuの主宰である横山は、2018年12月にiakuの新作として『逢いにいくの、雨だけど』(三鷹市芸術文化センター星のホール)を上演し、第22回鶴屋南北戯曲賞にノミネートされた。また2019年4月には外部作品として『ヒトハミナ、ヒトナミノ』を上演し、朝日新聞や毎日新聞の劇評等でも高い評価を得た人物だ。
そんな横山によるiakuの新作公演となるのが『あつい胸さわぎ』。物語の主人公は大学生の娘とその母、彼女たち二つの世代の恋愛を中心に、病気や社会的な障壁との葛藤を描く。特に、本作では、成人がんと小児がんの間にいる世代(15歳〜30代)=AYA世代(Adolescent and Young Adult)が罹患する癌について取り上げ、「命」や「将来」と向き合う家族、周囲の人間たちの姿を、観客の生活と地続きのところにある現実的な視点で、ヒューマニズムな作品に仕上げる。
出演は、娘役に自主映画などを中心に活動している新進女優・辻凪子、母親役に個性的なキャラクターで舞台やテレビ等で活躍している枝元萌、また、娘の同級生役に関西を中心に活動する劇団Patchの田中亨、娘の先輩役にiakuで最多出演の実力派女優・橋爪未萠里、また、母が想いを寄せる同僚役には、様々な舞台に出演する瓜生和成など、本作品のイメージを最大限に膨らませるメンバーが揃った。
■iaku(いあく)
劇作家・横山拓也による大阪発の演劇ユニット。主に関西弁の口語で、緻密な会話が螺旋階段を上がるようにじっくりと層を重ね、いつの間にか登場人物たちの葛藤に立ち会っているような感覚に陥る対話中心の劇を発表している。間口の広いエンターテインメントを意識しながら、大人の鑑賞に耐え得る作品づくり、繰り返しの上演が望まれる作品づくりを心掛け、全国で再演ツアーを精力的に実施。

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