L→R 大田 紳一郎(Vo&Gu)、吉本大樹(Vo)、徳永暁人(Vo&Ba)

L→R 大田 紳一郎(Vo&Gu)、吉本大樹(Vo)、徳永暁人(Vo&Ba)

【doa インタビュー】
doaのコーラスロックを感じられる
フルラインナップ

『ROCK COAST』はノンストップ、
3人歌いっぱなし!

今回のベストアルバムのリリースに向けた最初の呼び掛けは“doaデビュー15周年を記念して、応援してくださっているみなさんと一緒にベストアルバムを作ります!”というものでした。この“リクエスト投票からなるベストアルバム”というアイデアは、どういうところから生まれたのでしょうか?

徳永
そもそもベスト自体、僕はそんなに好きな言い方じゃないんです。“これは自分らのベストです”みたいに言うのも変な気がして。“他の曲だって全部ベストを尽くしてるんじゃー!”みたいな(笑)。でも、せっかくの15周年の企画だし、何かないかと思った時に、今までdoaとともに過ごしてきてくれたファンのみなさんはどの曲が好きなのかを単純に訊いてみたくなって。その投票の結果をベストアルバムに入れたら、ファンのみなさんと一緒にアルバム作ってる感もあって楽しいかなと。

全164曲から5曲を選ぶというスタイルでの投票は、ファンの方々もかなり悩まれたと思います。試聴という嬉しいサービスもあったので、なおさら。それでも多くの反響、投票数があったことについて感じたことは?

徳永
“選べるのが5曲じゃ足りない!”という意見まであったりして嬉しかったですね。だって、5曲以上聴いてくれているっていうことだし(笑)。ものすごい数の投票に感謝です。“みんなで作ってるな”って感じました。

リクエスト結果を受け、“ROCK”“MIDDLE”“BALLAD”の3種類に分けて選曲されたとのことですが、この選曲&振り分けの時に、特にポイントとなったこと、したことはありましたか?

徳永
本当は1枚にしようと思っていたんだけど、あまりに票が多くて、しかも票がいろんなタイプの曲に分かれていたから、それならdoaを聴きたい場面別みたいに、ロック系アップテンポ、ミディアム、バラードと分けてみたら面白いと思ったんです。いわゆるその日の気分によってのプレイリストみたいにして、アルバムそれぞれが存在していたら面白いし、聴きやすいなと。テンポ感での分け方を重視しました。

ベストアルバム第一弾となる『doa Best Selection “ROCK COAST”』は心も身体も踊る、まさにパワーをいただける一枚でした。「英雄」から始まる楽曲の並びにもわくわくしっ放しだったのですが、曲順はどういったところに留意されたのでしょうか?

徳永
とにかく『ROCK COAST』はノンストップ、3人歌いっぱなし! 選曲後、曲順に並べたのを初めて聴いた時、思わず自分で笑ってしまったくらい熱い…いや、暑苦しい!(笑) そんなdoaのコーラスロックを感じられる内容がフルラインナップされています。曲順はほぼリクエスト投票の人気順です。3曲目に新曲「WINDOW」を入れてみたんですが、違和感なかったですね。

その新曲「WINDOW」では、またdoaに勇気と自分を奮い立たせるきっかけをいただきました。この楽曲に込められた想い、制作におけるエピソードなどを教えてください。

徳永
きっかけは寝る暇も削って必死に頑張っている、我々のような働く世代のスタッフを見た時に感じたものがあって。血眼になって、それでも新しいことやるために黙々と頑張っていてカッコ良いって思ったんです。年齢と戦っているスポーツ選手を見てもそう思うし。周りから無理だと言われても、上から駄目出しされても、めげずに地べたに這いつくばって必死に頑張る姿…最終的には大勢で常識をも覆してしまうような強さ。そんなイメージです。“大人が夢を持って何が悪い!”という感じ。あと、今年開催したアコースティックライヴツアー(『doa Acoustic Live Tour“3WAY STREET”』)の時に全国のお客さんに“HEY!”と言ってもらって録音したんですが、その時の全部の声が混ざっています。全国の全員の声が一緒になっているんですけど、これってすごくないですか? いったい何人分の声が重なっているんだろう? とにかくすごい曲になりました。自分たちでも出来上がって感動しましたよ。“おぉ、カッケー!”って。この曲が何かの力になれば。

「WINDOW」は次のツアーへの期待も高まる楽曲ですが、『doa 15th Summer Live “open_door” 2019』はどのようなツアーにしたいと考えていらっしゃいますか?

徳永
『ROCK COAST』からの選曲が多くなると思うので、ノンストップ&完全アゲアゲの夏ライヴになるでしょうね。3人歌いまくり、ハモりまくり。今回はスタンディングが基本で、大人のみなさんにも騒いでいただきます。タオルは良いのを会場で売りますので、ご持参いただかなくても大丈夫です(笑)。
大田
今できる全力で挑みます! 15年前のようにはいかないところもあるでしょう。でも、16年目のdoaにつながるライヴにしたいと思っています。
吉本
もちろん遊びに来てくれるみなさんと最高に楽しくできて、がっつり思い出に残るライヴにしたいと思っています。リハーサルをやりながら、さらにいろいろな案が生まれてくると思うんで楽しみにしています。

最後に、続く“MIDDLE”“BALLAD”を基軸とした2種類のベストアルバムについて、語れる範囲で構いませんので、どんな作品になりそうかのヒントをいただけますでしょうか?

徳永
どちらもdoaならではのプレイリスト感をお届けできるはずです。それら寄りの選曲をしたライヴも現在企画中なので、引き続きお楽しみに!

取材:竹内美保

アルバム『doa Best Selection “ROCK COAST”』2019年7月10日発売 GIZA studio
    • GZCA-5292 
    • ¥3,000(税抜)

『doa 15th Summer Live “open_door” 2019』

7/14(日) 東京・赤羽 ReNY alpha
7/15(月) 愛知・NAGOYA ReNY limited
7/21(日) 長野・LIVE HOUSE J
8/12(月) 愛媛・松山サロンキティ
8/18(日) 大阪・Banana Hall
9/02(月) 兵庫・神戸VARIT.
9/24(火) 埼玉・西川口Live House Hearts
9/25(水) 神奈川・新横浜 NEW SIDE BEACH!!
10/05(土) 北海道・札幌Space Art Studio
10/14(月) 福島・郡山CLUB #9
10/19(土) 岡山・livehouse IMAGE
10/27(日) 福岡・DRUM SON

doa プロフィール

ドア:2004年7月にシングル「火ノ鳥のように」でメジャーデビュー以降、楽曲ごとにメインヴォーカルが変わるスタイルと三声のコーラスワーク、ウエストコーストロックに影響を受けたサウンドで、さわやかさと深さ、厚みを兼ね備えたミュージックスケープを展開している。doa オフィシャルHP

OKMusic編集部

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