【THE SLUT BANKS ライヴレポート】
『THE SLUT BANKS
“切り裂きノイズ”ツアー』
2019年5月11日 at 吉祥寺GB
THE SLUT BANKSが5月11日に吉祥寺GBにて行なった『“切り裂きノイズ”ツアー』初日公演。ニューアルバム『NOIZ THE RIPPER』のインタビュー時にDUCK-LEE(Ba)が語ってくれた、“今作を経たことで初期衝動ってやつを久ぶりに想い出したよ”が何度も頭に去来した一夜だった。上述の新作からほぼ全曲が放たれたこの日、交えられた過去曲もさらに荒々しさや粗野さを昇華させ、それらがフロアーに飛び火し次々と暴発していくさまを見たーー。
メンバーがステージに登場し、フィードバックノイズがピーキーな鳴りを放つ中、TUSK(Vo)が“We Are THE SLUT BANKSだ!”と開始を宣言。以降、粗野で粗々しいロックンロールの砂嵐が場内に吹き荒れる。「Trap」でDUCK-LEEのドライブ感あふれるベースが場内に躍動感を育み、「丸こげ」ではライヴを流転させフロアー中から拳をあげさせ、参代目ACE DRIVERのギターソロも炸裂! また、新ドラムのHAYATOも多彩な8ビートを駆使。時にはツインペダルも交えバンドへのフィットを魅せる。アルバム『NOIZ THE RIPPER』はいい意味で汚らしく、それが彼らの音楽性に映えているとさらに実感&体感する。
また、ノリ良い曲のみならず、男気や男の背中を感じさせるロマンティシズムも彼らの魅力。間に配されたミディアム曲ゾーンではTUSKの歌に会場も聴き浸り、「人形姫」では作品以上の男の背中っぷりが堪能できた。
後半に向けロックンロールショーはたけなわを迎える。上がるテンションとともにフロアーでは曲毎にポゴやモッシュ、リフトやクラウドサーフ、はたまたステージダイブが曲を追う毎にその頻度を上げていく。中でも、パーティーチューン「かったりぃ日々抜け出して」ではACEのギターは一本ながら、しっかりと作品同様にユニゾン性も楽しめた。
“みんなが元気すぎてびっくりだよ”とはTUSK。まさにステージからのエネルギーの交歓を見せた結果が吐かせた言葉だ。“こっからツアーに出るから、またどっかで会おう!”の言葉を残し、彼らは全国に向けて再び勢い良く転がっていった。
メンバーがステージに登場し、フィードバックノイズがピーキーな鳴りを放つ中、TUSK(Vo)が“We Are THE SLUT BANKSだ!”と開始を宣言。以降、粗野で粗々しいロックンロールの砂嵐が場内に吹き荒れる。「Trap」でDUCK-LEEのドライブ感あふれるベースが場内に躍動感を育み、「丸こげ」ではライヴを流転させフロアー中から拳をあげさせ、参代目ACE DRIVERのギターソロも炸裂! また、新ドラムのHAYATOも多彩な8ビートを駆使。時にはツインペダルも交えバンドへのフィットを魅せる。アルバム『NOIZ THE RIPPER』はいい意味で汚らしく、それが彼らの音楽性に映えているとさらに実感&体感する。
また、ノリ良い曲のみならず、男気や男の背中を感じさせるロマンティシズムも彼らの魅力。間に配されたミディアム曲ゾーンではTUSKの歌に会場も聴き浸り、「人形姫」では作品以上の男の背中っぷりが堪能できた。
後半に向けロックンロールショーはたけなわを迎える。上がるテンションとともにフロアーでは曲毎にポゴやモッシュ、リフトやクラウドサーフ、はたまたステージダイブが曲を追う毎にその頻度を上げていく。中でも、パーティーチューン「かったりぃ日々抜け出して」ではACEのギターは一本ながら、しっかりと作品同様にユニゾン性も楽しめた。
“みんなが元気すぎてびっくりだよ”とはTUSK。まさにステージからのエネルギーの交歓を見せた結果が吐かせた言葉だ。“こっからツアーに出るから、またどっかで会おう!”の言葉を残し、彼らは全国に向けて再び勢い良く転がっていった。
撮影:HIROSHI TSUCHIDA、703/取材:池田スカオ和宏