爆音アワー

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いい音爆音アワー vol.102 「ナイス
♪オルガン特集」

いい音爆音アワー vol.102 ナイス♪オルガン特集
2019年5月15日(水)@風知空知
オルガンは「organ」と綴りますが、これ、本来の意味は「器官」あるいは「機関」(奇しくもともに「きかん」ですね)。「organic」は「有機的」と訳されますが、「薬などを使わず、そのもの本来の器官だけで」ということだと思いますし、「organization」=「組織」という言葉もあります。
音を出すための「器官」を持った初めての楽器だったから、「オルガン」と呼ばれたんでしょうね。起源は古く、紀元前数世紀にはもう原型があったそうですが、昔は空気を送って音を出していたのでパイプが不可欠でした。だからパイプオルガン。
これを電気の力でなんとかしようと、1934年にローレンス・ハモンドが発明したのがハモンド・オルガンで、おかげで持ち運べるようになり、オルガンがポップスやロックに使えるようになりました。その後もいろんな電気オルガンが登場します。
80年代からはシンセサイザーにとって代わられていきますが、電気オルガンはシンセのように器用ではないけれど、機種ごとの味わい深い音の個性はやはり魅力的です。でもやはり王様はハモンドですね。今回、音とプレイが好きな曲をランダムに選んだだけですが、調べてみるとほとんどが「Hammond B-3」でした。

福岡智彦 (いい音研究所)

セットリスト
Santana「Samba Pa Ti(君に捧げるサンバ)」
サンバ・ビートに移行する時の印象的なオルガン。弾くはグレッグ・ローリー。
∨2nd アルバム『Abraxas(天の守護神)』(1970年9月23日発売)収録
作曲:Carlos Santana/プロデュース:Fred Catero, Carlos Santana
レーベル:CBS
アルバムは全米1位

・organ: Gregg Rolie (Hammond B3)
グレッグ・ローリー:
1947年6月17日、米国ワシントン州シアトル生まれ
1966年、”Santana”の前身、”Santana Blues Band”結成に参加。オルガンとヴォーカルを担当。
1971年末、カルロス・サンタナとの意見の相違からSantanaを脱退。
1973年、同じくSantanaを脱退したギタリストのNeal Schonと、”Journey”を結成。
1980年、Journeyを脱退。
1985年、初のソロ・アルバム『Gregg Rolie』リリース。
1998年、ニールを含む元Santanaメンバーと”Abraxas Pool”結成。
2012年、”Ringo Starr and his All Starr Band“に参加。
2016年、オリジナルSantanaの一員としてアルバム『Santana IV』に参加。
The Allman Brothers BandStatesboro Blues」
歌うオルガン奏者、グレッグ・オールマンは堅実でツボを心得たバッキング。
∨3rd アルバム『At Fillmore East』(1971年7月発売)収録
作詞・作曲:Blind Willie McTell/プロデュース:Tom Dowd
レーベル:Capricorn
カヴァー:オリジナルはBlind Willie McTell(1928年)
アルバムは全米13位

・organ: Gregg Allman (Hammond B-3 & Leslie 122RV)
グレッグ・オールマン:
1947年12月8日 - 2017年5月27日 テネシー州ナッシュビル生まれ

1969年、デュエインとグレッグのオールマン兄弟を中心に”The Allman Brothers Band”結成。
 同年11月4日、1st アルバム『The Allman Brothers Band』をリリース。
1970年9月23日、2nd アルバム『Idlewild South』リリース。
 同年11月、デュエインが参加した”Derek and the Dominos”の『Layla and Other Assorted Love Songs』リリース。
1971年3月12、13日、Fillmore Eastでのライブを収録、7月に3rd アルバム『At Fillmore East』リリース。前作までとは違って、最初から食いつきがよく、たちまち全米13位に達した。10月までにGold(50万枚以上)に認定される。
 同年10月、デュエイン、ベースのベリー・オークリーが薬物中毒治療のため入院。退院翌日10月29日、デュエインがオートバイ事故で死亡する。
1972年2月12日、4th アルバム『Eat a Peach』リリース。全米4位。
 同年11月11日、オークリーが、デュエインの事故現場から3ブロックのところで、やはりオートバイで事故を起こし、死亡。
1973年8月、5th アルバム『Brothers and Sisters』リリース。全米1位の大ヒットとなる。シングル「Ramblin' Man」も全米2位のヒット。
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Deep Purple「Space Truckin’」
マーシャルアンプで歪ませて、ギターには負けんぞ、のリフ・ユニゾン
∨6th アルバム『Machine Head』(1972年3月25日発売)収録
作詞・作曲: Ritchie Blackmore, Ian Gillan, Roger Glover, Jon Lord, Ian Paice/プロデュース:Deep Purple
レーベル:Warner Bros.
アルバムは全英1位、全米7位、オリコン6位、仏独1位

・organ: Jon Lord (Hammond C3)
・Hammond C3には相当の改造を加えており、さらにマーシャルのアンプを通して音を歪ませている。
ジョン・ロード:
1941年6月9日 - 2012年7月16日 英国レスターシャー州レスター生まれ
1968年、”Deep Purple”を結成。1976年の解散までキーボードを担当。
1978年にはデイヴィッド・カヴァデール率いる”Whitesnake”に参加。
1984年、Deep Purple再結成。
2002年、脱退。
2011年、膵臓癌の闘病中であることを公表。
2012年7月16日、肺塞栓症のために死去。71歳没。
Uriah Heep「Look at Yourself(対自核)」
若い頃を思い出すなぁ。血がたぎります♪
∨シングル(1971年発売)
3rd アルバム『Look at Yourself(対自核)』(1971年9月発売)収録
作詞・作曲:Ken Hensley/プロデュース:Gerry Bron
レーベル:Bronze (UK) / Mercury (US)
スイスで4位 アルバムは全英39位、全米93位、オリコン5位、フィンランド1位

・organ: Ken Hensley (Hammond B3)
・この曲のヴォーカルはDavid Byronではなくヘンズレー
ケン・ヘンズレー:
1945年8月24日、英国イングランド・ハートフォードシャー州生まれ
1960年代、”Gods”のメンバーとしてデビュー。
1969年、”Uriah Heep”の創設メンバーとなりメイン・コンポーザー、キーボーディストとして活躍。
1980年、Uriah Heep脱退。
 “Blackfoot”に参加した後、ソロ活動。
Brian Auger's Oblivion Express「Never Gonna Come Down」
とにかく弾きまくるブライアン・オーガー。どの曲でもオルガン・ソロ。
∨アルバム『Happiness Heartaches』(1977年発売)収録
作詞・作曲:Clive Chaman/プロデュース:Brian Auger
レーベル:Warner Bros.

・organ: Brian Auger (Hammond)
ブライアン・オーガー:
1939年7月18日、英国ロンドン市ハマースミス生まれ。

1965年、”The Steampacket”を結成。Julie DriscollやRod Stewartがいた。
1966年、”The Steampacket”解散。”Trinity”を結成、Driscollをバックアップし、いくつかのヒットを放つ。
1970年、”Brian Auger's Oblivion Express”を結成。1977年までに10枚のアルバムをリリースする。このグループからは後に”Average White Band”を作るドラマーのRobbie McIntosh やSteve Ferroneが育った。ジャズ・ギタリストのJim Mullenも在籍した。
1999年、”Brian Auger's Oblivion Express”を立て直し。息子のKarma Augerをドラムに、娘のSavannah Augerをヴォーカルに起用した。
2012年、3作目のソロ・アルバム『Language Of The Heart』リリース。
Sly & the Family Stone「Qué Será, Será (Whatever Will Be, Will Be)」
スライが唯一カヴァーした曲。ドリス・デイさん、安らかに眠り給え。
∨6th アルバム『Fresh』(1973年6月30日発売)収録
作詞・作曲:Ray Evans, Jay Livingston/プロデュース:Sylvester ""Sly Stone"" Stewart
レーベル:Epic
カヴァー:オリジナルはDoris Day(1956年)。アルフレッド・ヒッチコック監督作品「知りすぎていた男」(1956年)挿入歌。全米2位、全英1位。テレビの「The Doris Day Show」のテーマソングとしても使われた。
アルバムは全米7位、R&B 1位

・organ: Sly Stone (たぶんHammond)
・この曲のベースはLarry Graham(既に脱退)
・スライ&ザ・ファミリーストーンのオリジナル・アルバムの中で唯一のカヴァーソング
スライ・ストーン(本名:Sylvester Stewart)
1943年3月15日、5人兄弟姉妹の第2子としてテキサス州デントンで生まれ、サンフランシスコ近郊のヴァレーホ市で育つ。
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アリス「何も言わずに」
今回唯一の邦楽。バカでかいオルガンに驚け♪
∨1st アルバム『ALICE I』(1972年9月5日発売)収録
作詞・作曲:谷村新司/編曲:アリス
レーベル:東芝音楽工業

・organ: 大原繁仁 (Hammond) セッション・ミュージシャン。フォーク畑への参加が多いかな。
・lead guitar: 桑名正博
アリス:
谷村新司(チンペイ):1948年12月11日、大阪府大阪市住之江区生まれ
堀内孝雄(ベーヤン):1949年10月27日、大阪府大阪市阿倍野区生まれ
矢沢透(キンちゃん):1949年2月6日、神奈川県横須賀市生まれ

1970年の「ヤングジャパン・アメリカコンサートツアー」で、谷村と矢沢が知り合い意気投合、一緒にグループを組もうと約束する。
1971年12月25日、谷村は、神戸の音楽サークル「ポート・ジュビリー」でいっしょだった堀内と”アリス”を結成。桑名正博の実家の蔵で練習を重ねる。
1972年3月5日、シングル「走っておいで恋人よ」でデビュー。
 同年5月、奈良市民会館での公演から、矢沢が合流する。
 同年9月、1st アルバム『ALICE I』リリース。
 同年10月、谷村が文化放送「セイ!ヤング」と毎日放送「MBSヤングタウン」のパーソナリティをスタート。
1975年9月、フォークグループ”ウッディ・ウー""の「今はもうだれも」(1969年7月)のカヴァー・シングルをリリース、オリコン11位、初のヒット。
1977年10月、シングル「冬の稲妻」リリース。オリコン8位のヒット。
Carla Thomas「Any Day Now」
STAXの“Queen”ですから、クレジットはないけどオルガンはBooker T.でしょう。
∨4th アルバム『The Queen Alone』(1967年発売)収録
作詞・作曲:Bob Hilliard, Burt Bacharach
レーベル:Stax
カヴァー:オリジナルは元”Del Vikings”のチャック・ジャクソン(1962年)
アルバムは全米133位、R&B 16位

・organ: おそらくBooker T. Jones(Hammond B-3)
・同年に、オーティス・レディングとデュエットで『King & Queen』というアルバムもリリースしている(全英18位と英国でヒット)。
カーラ・トーマス:
1942年12月21日、米国テネシー州メンフィス生まれ。
Rufus Thomasの娘。
Booker T. & the M.G.'s「Time Is Tight」
爽やかファンキーなポップチューンだけど、シビアな社会派映画のサウンドトラック
∨シングル(1969年2月発売)
OST アルバム『Up Tight』(1969年1月発売)収録
作詞・作曲:Booker T. Jones, Al Jackson, Jr., Donald ""Duck"" Dunn, Steve Cropper/プロデュース:Booker T. Jones
レーベル:Stax
全米6位、R&B 7位、全英4位

・organ: Booker T. Jones (Hammond B-3)
・映画「Up Tight」(1968年)のサウンドトラック
・映画「Blues Brothers」(1980年)の中でも、「I Can’t Turn You Loose」へのメドレーで使われている。
ブッカー・T&ザ・MG's:
1962年、Stax Recordsの所属アーティスト(Wilson Pickett, Otis Reddingなど)のレコーディングのためのハウスバンドとして招集される。
 最初のメンバーは、 Booker T. Jones (organ, piano 当時17歳)、Steve Cropper (guitar 20歳)、Lewie Steinberg (bass 26歳)、Al Jackson Jr. (drums 24歳)。
 同年7月、1st シングル「Green Onions」リリース。R&B 1位、全米3位、ミリオン超えの大ヒット。後に映画「American Graffiti」(1973)の重要な挿入曲になった他、様々な映画・映像に使用されていく。
1965年、スタインバーグが抜け、Donald ""Duck"" Dunnが後任となる。
1967年2月、シングル「Hip Hug-Her」リリース。ジョーンズはこの曲からHammond B-3を使い始める(それまではM-3)。
・・・
The Supremes「Stop! In the Name Of Love」
イントロの盛り上げだけで、あとは全然目立たないんですけどね、オルガン。
∨シングル(1965年2月8日発売)
6th アルバム『More Hits by The Supremes』(1965年7月23日発売)収録
作詞・作曲:Holland–Dozier–Holland/プロデュース:Brian Holland, Lamont Dozier
レーベル:Motown
全米1位、R&B 2位、全英7位

・organ: Johnny Griffith (たぶんHammond) "The Funk Brothers"のメンバー
ザ・スプリームズ:
1959年頃、”The Temptaions”の前身”The Primes”のエディ・ケンドリックスとポール・ウィリアムズに認められたフローレンス・バラードFlorence Ballardが幼馴染のメアリー・ウィルソンMary Wilsonと、バーバラ・マーティンBarbara Martin、ベティ・トラヴィスBetty Travisとともに、”The Primettes(プライメッツ)”を結成。
まもなくベティが抜けたので、代わりにケンドリックスがダイアン・ロスDian Rossを推薦。
1961年1月、モータウンと契約。
1961年3月、「I Want a Guy」でデビュー。
まったく売れず、バーバラは早々にあきらめて脱退。
1963年10月、Holland–Dozier–Hollandと組んだ最初の作品「When the Lovelight Starts Shining Through His Eyes」リリース。R&B2位。
1964年6月、9th シングル「Where Did Our Love Go?(愛はどこへ行ったの)」リリース。H-D-Hにとってもスプリームズにとっても初の全米1位。これ以降シングル5作連続で1位獲得。
1967年、フローレンスが解雇され、シンディ・バードソングCindy Birdsongが加入。
 同年7月、グループ名も、”Diana Ross & the Supremes”とする。
1970年1月のライブを最後に、ダイアナが独立しソロに転向。替わりのリード歌手としてジーン・テレルJean Terrellが加わる。
Barry Goldberg「Stormy Weather Cowboy」
ボブ・ディランがプロデュースしてコーラスもやるほど応援したオルガニスト。
∨1st ソロ・アルバム『Barry Goldberg』(1974年発売)収録
作詞・作曲:Barry Goldberg/プロデュース:Bob Dylan, Jerry Wexler
レーベル:Atlantic

・organ: Barry Goldberg(たぶんHammond)
・ディランのプロデュースは珍しい。
・この曲はディランがコーラスで参加している。
・このアルバムに収録されている「It's not the Spotlight」(Gerry Goffinとの共作)は75年にRod Stewartがアルバム『Atlantic Crossing』の中でカヴァーし、有名になった。
バリー・ゴールドバーグ:
1942年12月25日、米国イリノイ州シカゴ生まれ
10代の頃からシカゴのブルース・クラブで、Muddy WatersOtis RushHowlin' Wolfらのライブにキーボードで参加した。
1965年、”Paul Butterfield Blues Band”に参加、7月に開催された「Newport Folk Festival」に出演、急遽Bob Dylanのバックを努めた。ディランの初めてのロック・パフォーマンスとして有名。
 同年、Steve Millerと”Goldberg-Miller Blues Band”を結成。ミラーが”Steve Miller Band”を結成する前にシングルを1枚、Epicからリリース。
1966年、”Barry Goldberg Blues Band”名義でアルバム『Blowing My Mind』リリース。
1967年、Mike Bloomfieldと”The Electric Flag”を結成。
1968年、”Blind Faith”や”Crosby, Stills & Nash”などの「Supergroup」ブームのきっかけとなったアルバム『Super Session』(7月22日発売)に参加。
・・・
The Style Council「Speak Like A Child」
デビュー・シングル。ハモンド・オルガンはMVの重要な小道具にもなっています。
∨1st シングル(1983年3月11日発売)
ミニ・アルバム『Introducing The Style Council』(1983年6月発売)収録
作詞・作曲:Paul Weller/プロデュース:Paul Weller, Peter Wilson
レーベル:Polydor
全英4位

・organ: Mick Talbot (Hammond)
スタイル・カウンシル:
1983年初め、元”The Jam”のポール・ウェラーPaul Weller (vo,g)と、”Dexys Midnight Runners”などにいたミック・タルボットMick Talbot (key)により結成。他のメンバーは、Steve White (dr)とウェラーの当時の恋人Dee C. Lee (vo)がほぼレギュラー、Tracie Young、Tracey Thorn (Everything but the Girl)、Steve Sidelnyk (dr, perc)も随時参加した。
1983年3月11日、デビュー・シングル「Speak Like a Child」リリース。全英4位。
1984年2月、シングル「My Ever Changing Moods」リリース。全英5位、全米29位(米国での最大ヒット)。
 同年3月、1st アルバム『Café Bleu』リリース。
 同年10月、シングル「Shout to the Top!」リリース。全英7位。
 同年12月、鉱山のストライキを支援するため、チャリティ活動のプロジェクト”Council Collective”を立ち上げ、『Soul Deep』というレコードを発表。
1985年6月8日、2nd アルバム『Our Favourite Shop』リリース。全英1位を獲得。
1987年2月、3rd アルバム『The Cost of Loving』リリース。全英1位。
1988年6月、4th アルバム『Confesstions of A Pop Group』リリース。全英15位。酷評された。
1989年、5th アルバム『Modernism: A New Decade』は日本でのみ発売。
Marcia Griffiths「Stay」
ジャマイカの歌姫。思わず踊り出してしまうオルガン・レゲエ。
∨2nd アルバム『Naturally』(1978年)収録
作詞・作曲:Christopher David Griffiths, Michael Klaus Petrulis/プロデュース:Sonia Pottinger
レーベル:Sky Note

・organ: Ansel Collins or Earl ‘Wire’ Lindo(Wailers)
マルシア・グリフィス:
1949年11月23日、ジャマイカ・キングストン生まれ
1964年、Bob Marleyと「Oh My Darling」、Bob Andyと「Always Together」など、男性アーティストとのデュエットをいくつかリリースする。
1968年、ソロ・シングル「Feel Like Jumping」がスマッシュ・ヒット。
1970〜1974年、Bob Andyとユニット”Bob and Marcia”で活動する。
1974〜1981年、Rita Marley(ボブ・マーレイの妻)、Judy Mowattとコーラス・グループ”I-Threes”を立ち上げ、やがて”Bob Marley & the Wailers”のレコーディングやライブに参加するようになる。 1983年、Bunny Wailerの「Electric Boogie」(1976年)をカヴァー。これもある程度売れたが、89年にリミックスされ、”Electric Slide”というフォーメイションダンスのMVとともに再発売すると、話題になり、全米51位のヒットとなる。
Madeleine Peyroux「I’m All Right」
録音が新しいだけに、ハモンドの涼しい音も冴え渡ってます。
∨シングル(2006年10月23日発売)
3rd アルバム『Half the Perfect World』(2006年9月12日発売)収録
作詞・作曲:Walter Becker, Madeleine Peyroux, Larry Klein/プロデュース:Larry Klein
レーベル:Rounder
アルバムは全米33位

・organ: Sam Yahel (Hammond)
マデリン・ペイルー:
1974年4月19日、米国ジョージア州Athensで生まれる。
13歳の時、両親が離婚。マデリンは母についてパリに移住する。
1989年、ストリートミュージシャンのグループ、”The Lost Wandering Blues and Jazz Band”に参加、ヨーロッパを演奏しながら回る。
1996年10月、Atlantic Recordsより、Billie HolidayやBessie Smithらをカヴァーしたアルバム『Dreamland』をリリース。
2004年9月、Rounder Recordsより、Larry Kleinプロデュースの元、2nd アルバム『Careless Love』をリリース。50万枚を売り、ゴールドに認定される。
2006年9月、3rd アルバム『Half the Perfect World』リリース。Larry Kleinプロデュース。
2007年、「BBC Jazz Awards」で”Best International Jazz Artist”を受賞。
2009年3月、4th アルバム『Bare Bones』リリース。Larry Kleinプロデュース、Walter Becker参加。
2011年6月、Deccaより、5th アルバム『Standing on the Rooftop』リリース。Craig Streetプロデュース。
Toploader「Dancing in the Moonlight」
歌うオルガニストは今や貴重な存在。これからもがんばって。
∨シングル(2000年2月発売)
1st アルバム『Onka's Big Moka』(1999年11月22日発売)収録
作詞・作曲:Sherman Kelly/プロデュース:George Drakoulias
レーベル:S2
カヴァー:オリジナルは”King Harvest”(1972年7月) 全米13位
全英19位 アルバムは全英4位

・organ: Joseph Washbourn(Hammond)
トップロウダー:
1997年、イングランド、East Sussex、Eastbourneで結成。

Joseph Washbourn – vocals, keyboard, organ, piano, acoustic guitar
Dan Hipgrave – guitars, backing vocals
Julian Deane – guitars, backing vocals
Matt Knight – bass, backing vocals
Rob Green – drums, percussion

1999年11月11日、1st アルバム『Onka's Big Moka』リリース。全英4位のヒット。
2002年8月26日、2nd アルバム『Magic Hotel』リリース。
2003年、活動休止。
2011年6月6日、Underdogs Musicより、3rd アルバム『Only Human』リリース。
2017年5月12日、自主レーベルより、4th アルバム『Seeing Stars』リリース。
The Beatles「Let It Be(オリジナル・シングル・バージョン)」
「ゴスペルっぽく」というポールの注文に、ビリー・プレストンが応えました。
∨22nd & the last シングル(1970年3月6日発売)
12th & the last アルバム『Let It Be』(1970年5月8日発売)収録
作詞・作曲:Lennon–McCartney/プロデュース:George Martin
レーベル:Apple
全米1位(2週)、全英2位、オリコン6位 アルバムは全米・全英1位、オリコン2位

・organ: Billy Preston (Hammond)
・ビルボード初登場は6位だったが、当時のHot100初登場最高順位。これはマイケル・ジャクソン「Scream」(1996年)の5位まで破られなかった。
・アルバムの発売はバンド解散の1ヶ月後。


次回の爆音アワーは・・・

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