JUNNA 初アニサマ参戦に向けて思い
を語る「ステージ上では弱い自分を見
せたくない」

『マクロスΔ』で劇中音楽ユニット「ワルキューレ」のエースボーカルである美雲・ギンヌメールの歌唱担当としてデビューを飾った次世代の歌姫、JUNNA。今回『Animelo Summer Live』(以下、アニサマ)に初出演。そして2019年テーマソングにも参加ということで、レコーディング直後に取材を敢行、その思いを聞いた。
ーー“Animelo Summer Live 2019 -STORY-”、先ほどテーマソング収録を終えられましたが、歌ってみた感想はいかがでしたか?
いろんな方と一緒に歌うというのがまず新鮮で、新しい歌い方を見つけられたかなと思います。楽曲も初めて挑戦するジャンルだったので、どうやって自分の声を曲にフィットさせていくのか不安な気持ちもちょっぴりありましたが楽しんで歌えました。聴いていただくと新鮮に感じてもらえる部分もあると思うし、いつも通りのJUNNAがいるなって感じてもらえる部分もあると思います。
ーーいわゆる「We Are The World」スタイルというか、リレー方式の歌唱となるので普段とは収録方法が違いますものね。
そうですね。私がレコーディングした時は、ほかの方のボーカルも私の前のパートの方とかはちょっとずつ入っていましたけど、全員分はまだ入っていなかったのでこれからまた厚みが出てくるんだろうなって楽しみにしています。
ーーさて、JUNNAさんも初出演となる“アニサマ”ですが、昨年までのライブをご覧になったことはありますか?
実は生で観たことがなくて、去年も行ってみたかったんですけど、留学していて日本にいなかったので行かれなくて。そのあとテレビで放送されたのを観たんですけど、本当に凄くたくさんのアニメやアニソンが大好きな人たちが集まっていて、テレビの画面上からも熱気に圧倒されました。
ーーこうした大会場でのライブやフェスはすでに経験がありますが、大きなステージを前にするとどうなりますか?
大きい会場だと、より多くの人に見られているという気持ちがあるのでめちゃくちゃ緊張しますし、フェスでは私のことを知らない人がたくさんいるので、どうやって自分を表現していったらいいかなと考えますね。私のことや曲を知らない方でも、私の歌を聴いてもらえるという新しい機会がフェスだと思うので、思いっきり楽しんでやっています。“アニサマ”は、今まで立ったことのあるステージでいちばん大きいので、不安な気持ちもあるんですが、私をこのアニサマをきっかけにたくさんの人に知ってほしいなっていう気持ちがとても強いです。
ーーさて、そんなJUNNAさんの昨年の活動はいかがでしたか?
本当にあっという間に過ぎていった一年だったんですけど、たくさんのソロ曲が増えていったし、ワルキューレでもいろんなフェスに出させていただいたことで、ソロの大切さとワルキューレ5人の大切さも知ることができました。出させていただいたフェスでも、自分の見せ方というのも少しずつわかってきましたし、いろんな面で成長できた一年だったかと思います。
ーーソロ・キャリアとしてはやはり1stフルアルバム『17才が美しいなんて、誰が言った。』のリリースが大きいのかなと。
そうですね。アルバムでは今まで歌ってきた曲とは違うジャンルを歌えましたし、17歳だから歌える曲を全部歌えたと思っています。今まで挑戦したことのないジャンルにも一歩踏み出して挑戦したり、経験のあるジャンルの曲ももっと深く追求してみたり。本当にいろんな曲を歌わせていただいたので、自分の表現の幅も、歌える曲の幅も広がった一年だと思います。
ーー先ほどテーマソングのレコーディングでもありましたが、やはりシンガーとして常に新しいアプローチを模索しているわけですね。
同じ曲ばかり歌っているだけだと成長できないし、新しい自分を見つけることもできないので、今まで挑戦したことのない楽曲を歌うことで、また新しい歌い方、新しい自分の発見につながっていくんだと思います。
ーーまた今年に入ってからはニュー・シングル「コノユビトマレ」をリリースしました。こちらもまたプログレッシブな新境地でしたが、すでにライブで披露した感触としてはいかがでしたか?
昨年末から今年にかけて、自分の3rdツアーで歌ったんですけど、そのときみなさんはまだテレビで流れている1番までしか知らなかったんですね。今までもCDをリリースしてからライブで歌う機会が多かったので、正真正銘のライブで新曲を初披露というのも私にとっては初めての経験でした。披露した時のみなさんの反応もすごく楽しかったし、一回一回ステージで歌っていくことで曲も成長していくんだなって感じました。歌いながら「あ、ここでお客さんが盛り上がってくれるんだな」って思ったりしますし。
ーーステージ上は緊張されるとおっしゃっていましたが、ライブも進むと冷静にお客さんの反応も見えたりするんですか?
そうですね。1曲目は緊張しているんですけど、最後のほうになったらすごく冷静に落ち着いて歌えていると思います。そういうときはお客さんの顔が見ながら反応を楽しんでいますね(笑)。
ーーシンガーとして新しいことを追い求めるJUNNAさんが、夏の“アニサマ”も含めて今年はどんな年にしていきたいですか?
今年はチャンスを掴み取る年にしたいと思っています。ステージや楽曲もどんどん新しいことを取り込んでいきたいですね。沢山の方にいただいたチャンスを掴み取るのは自分自身だし、逆にそれを無駄にしたら周りの方たちが作ってくれたことも無駄になってしまうので、ひとつひとつの機会を大切にしてチャンスを掴みとっていける一年にしたいと思います。
ーーチャンスを確実にものにしていく一年にしたいと。
そうですね。もう10代も残り少なくなってきたので、やれることはやりきりたいと思っています(笑)。20代になれば、「10代だからすごいよね」って言われなくなっちゃうじゃないですか。
ーーたしかに(笑)。その「やりたいこと」のなかに、“アニサマ”でのステージも当然含まれていると思います。現時点でどんなステージにしていきたいですか?
持ち時間の中でJUNNAのライブというものをぎゅっと詰め込んで、ひとりのアーティストとして見てもらえるように頑張りたいと思います。
ーーさいたまスーパーアリーナのステージは巨大ですので、ステージを駆け回るJUNNAさんとしては、体力面も気をつけないといけませんね。
そうなんですよ! ステージ上では弱い自分を見せたくないし、カッコ良い姿を観てほしいのでステージを目一杯使ってパフォーマンスしようといつも思っているんですけど、“アニサマ”でもそれができたらなって思います。
ーーあと“アニサマ”では大勢のアーティストが集まります。同年代のアーティストもいるでしょうし、そこでの交流も……。
めちゃくちゃ緊張します(笑)。基本人見知りなので、どうしたらいいんだろうっておどおどしちゃうんですよ。でもこういうフェスをきっかけに繋がりが作れたらと思いますので、頑張って声をかけていきたいと思います(笑)。
ーーあれだけパワフルなステージの一方で、バックステージでは人見知りですか?
お客さんとは緊張しても歌っているうちにほぐれていくんですよね。初めて会った方とは……あまり……喋れないかなと(笑)。
ーーでは最後に、“アニサマ”でのステージを心待ちにしているファンのみなさんにメッセージをお願いします!
私を観に行きたいという方も、私をまだ知らないよという方にも楽しんでもらえるようなステージにしていきたいと思います。さいたまスーパーアリーナに来てくださったら一緒に楽しんで盛り上がってくれたらうれしいなと思います!
インタビュー・文:澄川龍一

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