I Don't Like Mondays.「家族になれた」新曲

I Don't Like Mondays.「家族になれた」新曲

I Don't Like Mondays.「家族になれ
た」新曲

軽快なカッティングギター、誘うハンドクラップは、聴き手の体を揺さぶる。「今までやったことがないことにトライしよう」と1990年代のヒップホップを取り入れた楽曲で新境地を開いた4人。

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新曲の『Do Ya?』のテーマは?
──Uta-Tenのインタビューにご登場いただくのは、2017年6月以来です。新曲の『Do Ya?』は、どんなテーマを持って取り組まれたのでしょうか。
YU(ボーカル):avexさんに移籍して第1弾ということで、もう一回僕らの原点を振り返って、「踊れる音楽」っていうのはどういうものなのか、というのを僕らで解釈をして、いままでやったことないジャンルにトライしてみようと。
今回は90年代のヒップホップを取り入れてみました。サウンドが、逆にいまっぽくて、踊れる曲になるんじゃないかと試行錯誤しながら作りました。

──1990年代に着目された理由は?
YU:数年前から世界的にヒップホップブームがきているんですけど、僕らが物心付いて音楽を聴き始めたときが、ちょうど90年代から2000年の前半ごろで。そのときのヒップホップって、すごい華やかな印象があるんです。
それをもう一回、その要素を取り入れつつ、いまのサウンドに落とし込んだら、むしろ新しいんじゃないかなって、僕らの中でそう解釈しました。

──90年代当時、印象深かったヒップホップの曲ってどんなものでしたか。
YU:いろんな曲があるんですけど、今回の『Do Ya?』に一番影響を与えたかなって思うのは、Run-D.M.C.エアロスミス『Walk This Way』っていう曲ですね。当時は、二つのジャンルが違うグループがコラボレーションして生んだ曲を、一つのバンドで提示できたら面白いなって。

90'sっぽいビートに苦戦!
──曲作りはどうでしたか?
YU:難航しました。(笑) 本当に大変だったんですけど、「まずはビートだな」と(ドラムの)SHUKIが言って。ビートだけでも踊りたくなるようなものを目指して頑張って作っていましたね。
KENJI(ベース):90’sっぽいビートを入れるっていうのが、この曲の最初のテーマだったんです。でもそこでSHUKIはすごく悩んでいました。
SHUKI(ドラム):最初に話し合いで90’sっぽくやろうって決まって、そこから実際作るってなったとき「で、どうすればいいの?」ってなって。(笑)そこから、90’sっぽいビートを入れつつ、YUが歌ってハマりそうな構成を探るので、7パターンくらい作ったよね。
で、これも違う。これも違うって。僕らがやったことないような曲調だったので、最初が一番つらかったですね。
ある程度、これだったらイケるかもって、そこになるまでが大変でした。

──7パターンから1つに、どうやって絞り込まれたのですか?
SHUKI:一番サビが映えるものを残したという感じですね。僕らは基本的に、曲のトラックを作ったあと、まずサビから考えて、それが良かったらどんどんその曲を発展させていくんですけど、今回はトラックを作ってからメロディーを入れる時に、これでいいのか?って悩んだら次のパターンを作る。それを繰り返しました。
CHOJI(ギター):ビートが7種類、違うのが全部そろって。これにどんな(ギターの)リフを乗せようか。そういうところで試行錯誤しました。
YU:スタッフに状況を聞かれても「大丈夫です」って言いながら、実はかなり迷走してたよね。(笑)
SHUKI:本当に難しかった。1カ月ぐらい苦悩しました。みんなでひたすら考えましたね。

──歌詞は全編英語ですが。こちらはいかがでしたか。
YU: 90年代のサウンドを取り入れつつ、曲としてどう新しいことができるかなって考えたときに、当時のサウンド感の中で、当時でも言えるようなことを言ったら、まぁ全然面白くないっていうことで。逆に2019年のホットワードを入れたら面白いなって。
現代のパーティーに欠かせないものって何だろうって考えたときに、僕がふっと思い浮かんだのは、“インスタグラム”で。それが作品としてはすごく面白いものになったと、自分的には思っています。

──「今を歌う」。今を感じられる歌詞は、Uta-Tenサイト内にあるアイドラの紹介ページの中で歌詞検索ランキング1位になる人気でした。
YU:サビのところに、【You wanna take our pic for Instagram?】って書いてあるんですけど、「僕らと一緒に写真撮りたいの?」っていうようなニュアンスです。パーティーでよくあるシーン、そこが、そのワンワードが、今をすごく表しているんじゃないかなと。

これまでの曲作りとの違い
──これまでにやったことないことに、チャレンジしようと始められた曲作りですが、3人はYUさんの歌詞を見て、「あ、こんな歌詞が入ってきたな」とかこれまでとの違いを感じましたか。

KENJI:ありましたね。僕らはメロディーを作るところまでは全員で一緒にやって、そこからYUが歌詞を考える間に他の3人で楽曲のアレンジを同時進行でしているんですけど。歌詞が上がってきたときに、元々あるイメージと、いい意味で変えてくる場合もあるし、ニュアンス的に、この言葉尻は変えた方がいいよねみたいな相談を他の3人からする場合もあります。

──この歌詞はいいなって思った部分はありますか。
CHOJI:インスタグラムや、マスターピースですね。一つのワードから、メロディーを思い出すことってあると思うんですけど、インスタグラムとかは『Do Ya?』を思い出すきっかけになる強い言葉だなって思います。タイトルも僕は面白いなと思います。

──タイトルはどなたが考えたのですか。
YU:僕ですね。歌詞を考えているときに、タイトルも考えます「やれんの?」っていうニュアンスです。この楽曲にインスパイアされて思いついたんですけど、うまく収まったなと思っています。

──やれんの?とは??
YU:金曜日の夜、楽しめんの??ってことです。(笑)

金曜日の夜を楽しく過ごすために欠かせないもの
──4人が金曜日の夜を楽しく過ごすために欠かせないものは何ですか?偶然ですが、明日は歌詞の冒頭にも出てくる“Friday night”です。
SHUKI:音楽じゃないですかね。
3人:おー!!!!そりゃそうだよね。
SHUKI: 『Do Ya?』は、僕らのこと知らなくても、みんなで飲むときにかかっていてほしい曲ですね。
スピーカーで聴く方が良さが伝わる曲だと思う。

──音楽以外にほかにはありますか?あとは、インスタグラムでしょう?
CHOJI:(僕らの仕事は)曜日はあってないようなものですからね。すごい真面目な意見で、予定を入れるとか。
一生懸命仕事やって、あ、休みだ!!みたいな、あの感覚っていいですよね。だから日々頑張るみたいな。
YU:確かに。中途半端に仕事してたら、金曜日の夜とか、楽しめないですもんね。予定を入れて、そのために仕事を終わらせる。それ、すごい大事かも。

──仕事が終わった瞬間、遊びに行くぞ!っていうタイプですか。それとも休みたい?
YU、CHOJI、SHUKI:遊びたい。
KENJI:休みたい。
一同:(笑)

──KENJIさんお疲れですか?
KENJI:そのときの気分にもよりますね。(笑) 『Do Ya?』を作ったときは、すごいぐったりしました。もう、ないものを出し切ったんで。
4人を家族に例えるなら??
──4人は、それぞれ個性的なので、過去のインタビューでは、個がぶつかり合ってまとまらないこともあったと答えられていましたが、その時間を経て今だからこの4人で良かったなっていうことはありますか。
YU:そういう意味では、『Do Ya?』のようないままでの自分たちの曲にはないものを作ろうとしても、当時だったらうまくまとまらなかったと思うんですよ。
でも今、結構長い間4人でやってきて、ほかの3人がどういうことを考えているんだろうっていうのが、何となくお互い分かり合えているので。ここはいい意味で任せられるというか。そういう風にできたので、一つになれたなって思います。
KENJI:確かに一つになれた曲ではあるよね。すごい挑戦ではあった。
YU:それぞれが本当にやりたいことを自由にやっているんですけど、それが一曲としてうまくまとまるっていうことは、4人でずっと活動してきたからこそできたんじゃないかなと思います。

──4人を一家族にするとしたら、それぞれどんな役割ですか。
SHUKI:お母さんですね。僕。
YU: CHOJIはお父さん的役割ですね。
CHOJI:そうね。
YU: KENJIは長男。で、僕は末っ子。(笑)

──大変ですね。パパは。
SHUKI:パパはあんまり干渉しないから大丈夫。
CHOJI:冷め切った家庭なんです。(笑)

──それが長続きするコツですかね。
SHUKI:なんか、程よい距離感がいいんですよね。
YU:SHUKIがお母さんに見えてきたし、SHUKIとCHOJIが本当に夫婦に見えてきた。(笑)

SHUKI:お互いの性格を知りながら、近づいたり遠ざかったりっていうのを結成してからずっとやってきて、今が一番いいバランスというか。イライラすることもあるんですけど、みんな消化できるようになったっていうか。
お互いの性格のこともよく分かってきているんで。『Do Ya?』を作ったときに、また一つ家族になったじゃないですけど。(笑) 4人の別々の能力があって、それぞれいい所あるなって感じる機会になったので、感謝したいですね。『Do Ya?』に。
──お母さん、まとめましたね。でも最初に曲を作られるときも「YUさんの声をいかす曲」っていうのが念頭にあるから。そういう優しさがね。
YU:そうですね。 (笑)この家族は優しさに満ちあふれています。それぞれがそれぞれのパートをより良く見せたり、聴かせたり。お互い尊重している部分ですね。

ミュージックビデオではadidasから衣装提供も!
──ミュージックビデオもかっこいい仕上がりですね。
YU:これもみんなでアイデアを出し合ったんです。まずは「踊れる曲」っていうことで、ミュージックビデオでプロのダンサーの方にも踊ってもらいたいなって。
そういうアイデアは曲作りの段階からありましたね。せっかくだったら、言語とか、人種とか、国籍の壁を超えたようなパーティー感を出せたらいいなって。すごく楽しかったですね。
──みなさんがお好きなファッションもうまく取り入れられています。今回はadidasから衣装提供を受けられたとか。
YU:adidasさんは90年代ヒップホップシーンを代表するブランドなので、当時のテイストを視覚的にも出したいなと思って。
SHUKI:それが一番、個人的にはうれしかったです。当時はRun-DMCがadidasを着て、「SUPER STAR」っていうスニーカーをひもなしで履いてそれをみんなマネしてが。

──うれしそうに、話してくれますね。
SHUKI:ほんとですか。ちょっと前のめりになってます。(笑)
世代的にヒップホップも、Run-DMCから入ったので。ファッションと音楽の融合っていうのを、あのときの時代にやっていたようなことを、今やりたいっていうのもあって。それをadidasさんが協力してくれるというのが、すごくつながった感じがして、うれしかったです。

──当時、憧れていましたか?
KENJI:衝撃だったよね。
SHUKI:うん。そうですね。
5月22日リリースの『Zero Gravity
──『Do Ya?』は移籍第1弾ですが、5月22日に『Zero Gravity』のリリースが決まっているんですよね。愛しい人を優しく包むような、甘くて美しいYUさんのファルセットが印象的でした。
YU:『Zero Gravity』は全く違う感じですよね。みんなをいい意味で裏切りたいなと思っています。

CHOJI:生っぽいサウンドを全面に押し出していて、でもどこか新しさもあったりして。アンニュイ。イメージなんですけど、晴れた日とかに、ドライブとかに行くときに聴くのもいいし、色んなシチュエーションで聴ける曲かなと思っています。
YU:『Do Ya?』とは違ってゆったりしていますね。「本当に同じバンドなんですか?」っていう感じになってくれたらうれしいね。(笑)

──UKロックや、マイケル・ジャクソンなど、それぞれルーツミュージックが異なる4人が、今一緒に音楽を作っているってすごい面白いですよね。
YU:そうですね。だからもし、僕らのことを好きになってくれたら、飽きさせないよって思います。『Do Ya?』もヒップホップテイストの中に、CHOJIの持っているロック魂を、ギターソロをぶち込んでみようみたいな。
そういうのは、このバンドじゃないと無理だと思います。そこはすごく自信がある。僕たちのオリジナリティーの部分だと思っています。

──最後にUta-Tenの読者にひと言お願いします。
YU: 『Do Ya?』は全編英詞なんですけど、頑張って読み解いてもらったら結構、イケてること言ってると思っています。(笑)
『Zero Gravity』は日本詞と英詞と、交互に出てくるんですけど、どちらか一方だけを読んでも、歌詞の世界観を伝えることができるような歌詞になっているので、二つの角度から、歌詞を読み込んで、感じてもらえたらうれしいです。
Text 西村綾乃
Photo 片山拓
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