カルト的人気作を放送

カルト的人気作を放送

モンキー・パンチ追悼 「ルパン三世
」TV第1作&パイロット版が6月放送へ

カルト的人気作を放送原作:モンキー・パンチ (c)TMS 4月11日に逝去した漫画家モンキー・パンチ氏を追悼し、6月にシネフィルWOWOWで「ルパン三世」シリーズ作品を放送する。1971年の記念すべきテレビシリーズ第1作と、映画配給会社などに向けて製作され絶賛された“パイロット・フィルム”(シネスコ版&スタンダード版の2種類)だ。
6月2日から毎週日曜午後9時に、シリーズ初の商業アニメーションであるTV版第1作が放送。作画監督は大塚康生、音楽は山下毅雄、演出は大隅正秋が務めたほか、ルパンのジャケットが緑色であることが特徴で、ファンの間では「旧ルパン」と呼称されている。開始当初は大人向けのハードボイルドアニメを志向していたが、視聴率がふるわず大幅な路線変更を余儀なくされる。中盤から高畑勲、宮崎駿らが制作の中心となり、コミカルで愉快なルパン像を確立していった。再放送のたびに視聴率が向上するなど、カルト的な人気を誇る作品でもある。
そして同2日の午後11時には、パイロット・フィルム(シネスコ版、縦横比1:2.35)を放送。劇場公開用長編を目指し、1969年に原作エピソードを基に製作された最初の試作品だ。メインキャラクターとその関係性を紹介する、約13分間の短い物語だが、モンキー・パンチ氏をして「僕の描いた原作の雰囲気がものすごく出ていた。これまでのアニメとはまったく違う」と絶賛された。キャストはルパンを野沢那智、五ェ門を後に銭形を担当する納谷悟朗、不二子をTVシリーズ第2作で担当することになる増山江威子がそれぞれ務めている。
同30日の午後11時には、パイロット・フィルム(スタンダード版、縦横比3:4)。劇場版が頓挫した71年ごろ、TVシリーズの企画提案のため作り直されたもの。内容はシネフィル版とほぼ同じだが、元のフィルムの左右をトリミングせず、再撮影を行っている。ルパンの声は広川太一郎が当てている他、後に五ェ門を演じる大塚周夫が銭形警部を担当した。
またそれらに合わせ、アニメ・特撮研究家の氷川竜介氏による作品解説や、大隅(現在はおおすみ正秋)のインタビューを含めたミニ番組「世界がふり向くアニメ術【ルパン三世(PART1)」が放送される。視聴方法などの詳細は、公式サイト(http://www.cinefilwowow.com/)に掲出。

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