『南から来た十字軍』はルーラルで
骨太のフュージョンを提示した
クルセイダーズの傑作
全盛期のクルセイダーズ
続いてリリースした『サザン・コンフォート』(‘74)、『チェイン・リアクション』(’75)も名作で、正式メンバーになったカールトンのギターも冴え渡っている。ただ、ベース奏者は相変わらず不在で、ウィルトン・フェルダーがサックスとベースを重ねて録音している。それだけに、『スクラッチ』で感じられた緊張感が欠けているところは否めない。
本作『南から来た十字軍』について
本作は数多いフュージョン作品の中でも名演の詰まったアルバムなので、もしこのアルバムを聴いたことがないなら、ぜひこの機会に聴いてみてください。きっと新しい発見があると思うよ♪
TEXT:河崎直人