日本におけるパンクロックの草分け的存在のバンド、ザ・スターリンの元ボーカルとして知られる遠藤ミチロウが、2019年4月25日に膵臓癌のため死去した。

1980年、ザ・スターリンを結成。ステージで裸になる、客席に豚の臓物を投げるなどの過激なパフォーマンスとともに伝説となった。遠藤ミチロウ(ボーカル)、金子あつし(ギター)、杉山晋太郎 (ベース)、乾純(ドラム)が、ザ・スターリンの初代メンバーで、1985年の解散までに総勢13人のメンバーが入れ替わっている。のちにビデオ・スターリン(1987年-1988年)、スターリン(1989年-1992年)として復活した。

石井聰亙監督の映画『爆裂都市BURST CITY』(1982年)でマッド・スターリンという役名で出演し話題となる。それ以降、映画を中心に、俳優としても活躍。

ユニットでは、Michiro,Get the Help!(1985年)、ゲイノーブラザーズ(1986年)、パラノイア・スター(1987年)、COMMENT ALLEZ-VOUS?(1994年)、TOUCH-ME(2001年)、NOTALIN’S(2002年)、M.J.Q(2004年)などの活動に、ソロ活動を通じて、多くのアーティストと交流している。

2011年には、『プロジェクトFUKUSHIMA!』という運動の一貫として、大友良英坂本龍一などとともに「8.15世界同時多発フェスティバルF UKUSHIMA!」を開催している。

2018年11月15日に、膵臓癌であることを公表する直前まで、精力的に活動していた。

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