ここだけのコラボレーションが続々登
場! 夏の本番に向けて熱く盛り上が
った『アニサマワールドinニコニコ超
会議』

今年も8月30日(金)~9月1日(日)の3日間にわたってさいたまスーパーアリーナでの開催が決定した、世界最大級のアニソンイベント『Animelo Summer Live』。その世界を菱足先に楽しめるライブイベント『アニサマワールドinニコニコ超会議』が、4月27日(土)・28日(日)に幕張メッセで行われた『ニコニコ超会議2019』にて開催され、現地のライブとニコニコ生放送によるライブ配信の双方で熱く盛り上がった。アニサマ名物でもあるアーティスト同士のコラボレーションが多数盛り込まれたこのライブの様子をレポートしよう。
冒頭から『けもフレ』4連発で会場沸騰
ライブのオープニングを飾ったのは、先日アニメ第2期の放映も終了したばかりの『けものフレンズ』ナンバー4連発。一曲目のアニメ第1期オープニング主題歌「ようこそジャパリパークへ」は、どうぶつビスケッツ✕PPPに大橋彩香スタァライト九九組、そして曲の提供者であるオーイシマサヨシも加わったスペシャルユニット「けものフレンズwithアニサマフレンズ」によるもので会場は一気にテンション最高潮に。さらに作品から生まれた声優ユニット・Gothic✕Luckによる第2期エンディング主題歌「星をつなげて」、PPPの劇中歌「大空ドリーマー」「純情フリッパー」のメドレー、そしてどうぶつビスケッツ✕PPPによる第2期オープニング主題歌「乗ってけ!ジャパリビート」を一気に披露。ここから3時間半にわたるライブは、冒頭から最高の熱量で盛り上がった。
続いての登場は大橋彩花。『Animelo Summer Live 2019』にはPoppin'Partyとして3日目の出演が発表されていたが、ソロアーティストとして2日目へも出演することをステージ上で発表。その朗報に盛り上がるファンの歓喜の中で、自身が担当したアニメ主題歌から「YES!!」「ハイライト」「NOISY LOVE POWER☆」の3曲を熱唱。さらに次のアーティストであるhalcaと様々なアニソンにも参加しているヒップポップMC・MOTSUが登場し、ニコニコ動画では様々な空耳ネタで人気の『アクセル・ワールド』主題歌「Burst The Gravity」を披露。ニコ生配信を映し出したスクリーンを、曲とシンクロしながら「山葵がFLY」「オバマが到来」の空耳弾幕が埋めつくすなどライブと配信双方でニコニコ超会議ならではの盛り上がりを見せた。
そしてステージにはそのままhalcaが残り、自身の唄ったアニメ主題歌「キミの隣」「センチメンタルクライシス」そして友人でもあるCHiCO with HoneyWorksの「プライド革命」のカバーでライブを締めくくった。
エモい展開が次から次へと続く
次のステージに登場したのは『STEINS;GATE』シリーズなどの楽曲でも知られる女性ロックユニット・Zwei。『シュタインズ・ゲート ゼロ』エンディング主題歌「LAST GAME」を皮切りに、ライブ後半に登場する鈴木このみとのコラボによる『ROBOTICS;NOTES』オープニング主題歌「純情スペクトラ」、そしてバラードナンバーの「青き炎」を挟み、シャウトの発声練習や彼女達のライブの定番である「ワッショイ!」コールを観客と共に行って『Animelo Summer Live 2019』の成功を祈願。ラストはスピーカーに上りながらの過激なパフォーマンスで「拡張プレイス」で自らの世界観を猛烈に見せつけた。
熱いロックの余韻が残る中、スクリーンには『少女歌劇 レヴュースタァライト』の開幕を告げる映像が流れ、オープニングにも登場したスタァライト九九組による歌劇の幕が上がる。今回は小山百代(愛城華恋)、富田麻帆(天堂真矢)、岩田陽葵(露崎まひる)、生田輝(石動双葉)、小泉萌香(大場なな)の5人編成での登場となり、自身のナンバーである「約束タワー」「ディスカバリー!」「Star Divine」に加え、初出演となった昨年の『Animelo Summer Live』で披露し話題となった歌劇繋がりのカバー曲「檄!帝国華撃団」の4曲を披露。そして『Animelo Summer Live 2019』2日目へのフルメンバーでの出演決定も発表された。
オーイシマサヨシは特別コラボでサプライズ
盛り上がり続けるライブもいよいよ後半戦へ。その幕開けを飾るのはオープニングナンバーにも登場したオーイシマサヨシ。アコースティックギターを手に『月刊少女野﨑くん』オープニング主題歌「君じゃなきゃダメみたい」を熱唱すると、「どうもーアニソン界のおしゃべりクソ眼鏡ことオーイシマサヨシですー」と定番の自己紹介で会場を笑いで包み込む。そして相棒を呼び込んでの2曲目に入ろうとしたところ、現れたのはOxTでユニットを組んでいるTom-H@ckではなく大橋彩花こと「オーハシアヤカ」! そんな彼女とオーイシが楽曲提供をした大橋彩香2ndアルバムの表題曲「シンガロン進化論」を唄い、今回限りのコラボユニットのサプライズに客席は大いに盛り上がった。
大橋彩香と入れ替わるように本来の相方・Tom-H@ckが登場。オーイシが腕を振り上げ、観客が「ヴォイ!」とコールする場面が74回もあるので「俺の腕が壊れるかみんなの声帯が切れるかの勝負だ!」と『オーバーロードII』オープニング主題歌「GO CRY GO」で盛り上がった後、『Animelo Summer Live 2019』初日のソロ出演に加えて3日目にOxTとしての出演決定を報告。そして「みんなを退屈から救いにきたぜー!」とかけ声とともに『SSS.GRIDMAN』オープニング主題歌「UNION」でクライマックスに向けての盛り上がりにブーストをかけた。
その後を受けたのはZweiのステージにも登場した鈴木このみ。「歌えばそこに君がいるから」「蒼の彼方」「This game」に加え、再登場したMOTSUと共に原作が新たな盛り上がりを見せて注目を集める『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』のアニメ主題歌をハードコアに唄いきった。
奥井雅美のステージでは九九組とのコラボ
そしてMOTSUのラップによる呼び込みに合わせて大トリを飾るべく登場したのは、1993年のソロデビュー以来平成のアニソン界で大きな存在感を見せてきた奥井雅美。MOTSUのラップと共に『マブラヴ ALTERED FABLE』挿入歌「INSANITY」を熱唱し、続いては『SHIROBAKO』オープニング主題歌「宝箱 -treasure box-」を歌い終えたところで「エモーい!」という雄叫びとともにOxTが登場し、その手には奥井雅美のライブでは欠かせないロングタオルが。客席とともにタオルを振り回して盛り上がる曲としてアニソンファンにはおなじみの『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』オープニング主題歌「Shuffle」ではOxTとバックダンサー、そして観客全員がタオルを振り回して一体に。そしてラストの『少女革命ウテナ』オープニング主題歌「輪舞-revolution-」では、歌劇仕立ての作品スタイル繋がりでスタァライト九九組とのコラボも実現し、会場と配信を大いに盛り上げた。
ライブのシメは、記念すべき2005年の『第1回Animelo Summer Live』のテーマソング「ONENESS」を出演者全員で熱唱。平成最後のアニサマをその始まりの曲で締めくくるという、感慨深い仕立てで3時間半のライブを締めくくった。
追加出演者も続々と決まり、新時代最初のアニサマとして盛り上がりを見せる『Animelo Summer Live 2019』。今回のイベントは、その成功を実感させるようなアーティストとファン双方の熱気に満ちたものとなった。すでにチケット先行抽選の受付も始まっているので、興味のある人は早めに押さえておこう。
取材・文:斉藤直樹

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