『DYNAMIC CHORD the STAGE』三山凌
輝、松岡卓弥、藤家和依ら出演者が奮
闘する、稽古場模様が到着

2019年5月11日(土)~15日(水)ヒューリックホール東京にて、乙女ゲームシリーズ「DYNAMIC CHORD」の舞台化作品『DYNAMIC CHORD the STAGE』が上演される。先日、演出者、出演者含めた本公演の稽古場取材が行われ、インタビューが到着したので写真と共に紹介する。
本公演は、honeybee blackが贈るバンドをテーマにした女性向けゲームシリーズで、音楽事務所兼レコード制作会社である「DYNAMIC CHORD」に所属している4つのバンドにスポットを当て、バンド音楽の楽しさや、苦悩や葛藤を描く。出演者は若手俳優から実力派ミュージシャンやアーティストなど、個性豊かとなっており、生歌による本格的なライブシーンを取り入れ、演劇とエンターテインメントが融合した作品だ。脚本は、映画「春待つ僕ら」(2018)や映画「リベンジ girl」(2017)など、映画・ドラマ・舞台など様々な作品を手掛けているおかざきさとこ。演出は、『うたのプリンスさまっ!うたプリ LIVE』や『ツキステ。』シリーズなど、多くのミュージカルやコンサートの振付・ステージングを手掛ける石岡貢二郎が務める。
ーー『DYNAMIC CHORD the STAGE』は、どんな舞台になるのでしょうか。
石岡貢二郎(演出):一番の売りは、4つのバンドのダイナミックライブ、生演奏でのライブ。本番に向けて鋭意取り組んでおります。そして、あまり見られないアーティスト同士の絡みややり取りをお見せできればと思います。劇中に一つ事件が起こりまして、それを乗り越えるべく、皆の葛藤や絆を見せていければ。笑いあり涙あり、演奏ありの迫力あるステージを感じていただきたいです。
ーー今回の出演オファーがあったときの感想など教えていただけますか?
三山凌輝(檜山朔良 役):まさか舞台で、生演奏で歌を歌うことを、役者人生の中でこんなにも早く経験することになるとは思わなかったです。とはいえ、自分自身は歌を歌うことはとても好きなので、素直に嬉しく思いました。心配もあるけど、一つの作品を作っていくことは楽しみです。唯一のギターヴォーカル、そして無口な役どころではあるのですが、演奏でのギャップなども見せていければと思っています。
ーー今回の役柄で、気を付けている点を教えていただきたいのですが。
松岡卓弥(King 役):Kingが歌う時の癖や歌い回しは、普段自分自身が歌っているときとは全く違うので、先日行ったレコーディングでも、そこを気を付けました。これからも、声質・動きや身振り手振りなどをKingに寄せていくために、ブレスアップ(周りにツッコまれて)、あ、ブラッシュアップしていって、良い歌を届けられるように気を使っていきます。
ーー稽古が始まって1週間が経ちましたが、稽古場でのエピソードや苦労している点などお話しいただけますでしょうか。
藤家和依(ACT ONE AGE)(NaL 役):演出の石岡さんが演者の気持ちを聞いてくれていて、皆で意見を出し合って、皆で作っていってる感じがしています。まだ1カ月あるので、どんどん詰めていきたいなと思っています。楽器を初めて触っているキャストもたくさんいるんですけど、自分は音楽活動してきて、今回は楽器指導もしているんですが、この1週間でかなり見せられるようになってきていて、俳優の本気を見せられた気がしています。できるだけ稽古場に残ってバンドごとに合わせたりして、青春しているって感じもあります。
ーーずばり今回の舞台の見どころなど教えていただけないでしょうか。
杉江優篤(TOKIHARU 役):まず、俺のギター…(一同笑)。は置いておいて、バンドマンたちが夢を持って切磋琢磨している、というその「熱さ」を役者として届けていきたいなと思っています。稽古場でも、皆がバンドマンの「熱さ」を表現できるよう稽古していますので、是非その「熱さ」にも注目して観ていただきたいと思います。
ーー最近起こった稽古場での面白エピソードがあったらお願いします。
松井勇歩(UK 役):4バンドがライブに向けてみんなで案を出し合うシーンがあるんです。そこで、とある登場人物が先陣を切ってあるゲームを始めるんですけど、その人物に指名されたら、前に出てそのゲームをしなければならないんです。みんなアーティストとしてスッと立っていたりとか決めている感じの顔をしていたりするんですが、そのゲームが始まった瞬間、全員下を向くっていう(笑)。アーティストであること忘れて一斉に下向く(笑)。日替わり予定なんですが、このシーンが許されれば(笑)、本番楽しみにしてほしいです。
ーー皆さま個性的なキャラクターを演じられると思いますが、榛名宗太郎もとても個性的だと思うのですが、榛名ってどんな人だと思いますか?
正木 郁(榛名宗太郎 役):結構、性格的にはしっかりした女…いや男の子ですね(笑)。みんなの中でも比較的クールな男の子が多い中で、数少ないはっちゃけられる役。だからこそ、まとまりそうな空気をいい意味で壊し、かき回すことのできる子です。そんな中でも、絆や音楽のすばらしさを、はるちゃんらしく表現したいです。
ーー今回ダイナミックコード社社長の役ですが、ご自身で演じられている役以外で、誰がお気に入りになっていますか?
塩川 渉(伊澄久臣 役):社長としては、もちろん全員ですね(笑)。エンターテイメント性の高い今回の「舞台」の見所としても推せるのは、紅一点(?)の榛名宗太郎ですね。他のアーティストたちも立ちやすくなる子でもありますからね。推せます!
ーーKYOSOは他のバンドからは憧れの存在という事ですが、そのヴォーカルを務めるにあたっての意気込みをお願いします。
新里宏太(YORITO 役):特に稽古に入るにあたっては意識はしていなかったんですが…。今後稽古が進んでいくうえで、ライブシーンの稽古も増えていくと思うんですけど、KYOSOがライブ練習をしていくところを、他のキャストが見て刺激になるような空気を作ろうと思っているところでした。4つのバンドがありますが、全員が一つのバンドのような団結で、その熱量を伝えていきたいと思っています。

SPICE

SPICE(スパイス)は、音楽、クラシック、舞台、アニメ・ゲーム、イベント・レジャー、映画、アートのニュースやレポート、インタビューやコラム、動画などHOTなコンテンツをお届けするエンターテイメント特化型情報メディアです。

新着