平成史上最も美しく涙腺崩壊する、四
月は君の嘘

この記事では、ピアノが弾けなくなった主人公が葛藤する物語が熱すぎる！ピアノを弾こうとすると音が聞こえなくなる謎の症状に苦しむ有馬公正の葛藤、演奏シーンの読者の心をつかんで離さない迫力、そして中毒性の高すぎるOPの魅力を詳しく解説していきます。

四月は君の嘘こそ、平成最も美しい物語
　画像引用元 (Amazon)

私が少し漫画を読んだ瞬間、心を貫かれてしまい、最後まで一気読みしてしまった物語。それが、「四月は君の嘘」です。

アニメも同じく素晴らしく、ネットなどでも「神アニメだ」と言われ続けてきたこの作品は、間違いなく「平成最も感動する物語」といって過言ではないと思います。

簡単に言えば、「青春」というものを凝縮して熱し、アッツアッツまであっためたやりすぎなんじゃないかっていうぐらいのキラキラした物語です。登場人物が言う言葉の一つ一つが、これでもかっていうぐらい名言にあふれていることでも特徴です。

母の死を境に、ピアノの音が聞こえなくなった中学生天才ピアニスト有馬公正が主人公の物語で、ヴァイオリニスト宮園かをりと出会ったことをきっかけに、彼女に恋し、彼女に巻き込まれるようにして再びピアノの世界へ足を踏み入れ始めます。

しかし、いつまでたってもピアノは聞こえるようになりません。

有馬公正は何度も逃げ出し、ピアノを弾く部隊から逃げようとするのですが、宮園かをりが「音が聞こえないくらい何？」といいながら無理やり舞台へと立たせるのです。

有馬公正の「ピアニストとして、人間としての成長」が物語のテーマであるというと普通の物語かと思ってしまうかもしれませんが、四月は君の嘘はそれだけでは終わりません。

物語の根幹にあるのは、宮園かをりがなぜそこまでして有馬公正を舞台に立たせようとするのか、という点であり、そこに、白熱のピアノバトルとでもいうべき、熱い演奏シーンのぶつかりあいが繰り広げられるので、これがおもしろくないわけがありません！

登場人物の個性も魅力的な作品で、特に自由奔放なピアニスト宮園かをりや、モテるサッカー部にして公正の親友渡亮太、同じく公正の親友でスポーツが得意な澤部椿など、キャラクターの魅力だけでも先が気になる素晴らしい作品となっております。

そして、何より最終話。明かされる真実。あんなの聞かされて涙が止まるわけがありません……（泣）。

尾田栄一郎も認めた作品

四月は君の嘘は、ワンピースの作者である尾田栄一郎さんが、「久々に夢中になって最終巻まで読んでしまった漫画」と言っていたほどの優れたストーリー性を持っております。

実写映画化もされた他、シリーズ累計500万部を突破しており、さらに2012年度マンガ大賞ノミネートや2013年講談社漫画賞少年部門受賞など様々な快挙を遂げております。

主人公有馬公正役を山﨑賢人さん、宮園かをり役を広瀬すずさんという当時も現在も第一戦級の俳優が演じており、実写映画の興行収入も14億2000万円を突破するなど、高い成績を誇っています。

月間少年マガジンという、当時決して人気がものすごく強いわけではない雑誌発にして、青春、学園、音楽ものとしてこれだけの人気を博したのですから、「四月は君の嘘」の魅力がどれほどのものかということが伝わるかと思います。

青春きらめく「光るなら」

さて、そんな大人気の四月は君の嘘ですが、オープニングテーマが二つあり、第1話 から第11話およびOADで流れる第一オープニングテーマが「光るなら」で、作詞・作曲・編曲・歌全てをGoose houseさんが担当しています。

「光るなら」はiTunesのソング部門、アニメソング部門、ミュージックビデオ部門の3部門において、1位を獲得しているという、四月は君の嘘の人気に負けない人気ぶりを誇っています！

間違いなく平成アニソンの中で、人気の一角といって間違いないでしょう。

Goose houseさんも男性三人、女性四人のグループなのですが、大人気のアーティストさんです。

スキップしたくなるような明るくリズムのいい曲調が特徴的な楽曲であり、歌詞共々非常に四月は君の嘘の特徴を拾っていると同時に、作品単体でもずっと聞いていたくなるような不思議な魅力にあふれております。

それではここで、「光るなら」の歌詞の一部をごらんください。

歌詞がいきなり情景から始まり、「茜色の空仰ぐ君に あの日恋に落ちた」や「瞬間のドラマチック」など、四月は君の嘘の中に登場するのと同じようなドラマチックで秀逸な言葉がひたすらに並びます。

続くサビ部分の歌詞もご覧ください。

有馬公正くんの宮園かをりさんへの恋を歌っているような歌詞ですね。

明るく盛り上がりのあるサビの歌詞と合わさることで、強く聞いている人間の心を揺り動かし、ひたすらにきれいなストーリーを響かせ、想像させてくれる楽曲となっています。

第12話から第22話までのOPテーマである「七色シンフォニー」の他、各ED曲はもちろん、挿入歌および、挿入曲も素晴らしいものがたくさんそろっておりますので、ぜひそちらにも注目して視聴していただけると嬉しいです。

是非伝説のアニメの最終話をその目で！
「四月は君の嘘」青春もの好き、音楽もの好き、恋愛もの好き、学園もの好き、アニメ好きにはもちろん、女の人だけでなくいつもはファンタジーアニメしか見ないよっていう男性の方にだって楽しめてのめりこんでしまう魅力にあふれています。

ぜひ、皆さんも「四月は君の嘘」を視聴して、伝説のアニメの最終話をその目で確かめてみてください！

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TEXT ゆっちん先生