【ライブレポート】焚吐、「皆さんの
行った先々に僕がいます」

焚吐にとって大学生活最後のツアー<リアルライブ・カプセル Vol.4〜矛盾の旅〜>」が3月22日、東京・TSUTAYA O-EASTでファイナルを迎えた。同公演のオフィシャルレポートをお届けしたい。
TSUTAYA O-EASTは、デビュー直前の2015年11月に参加した初のイベントで立った場所。それだけに焚吐の思いも強く、ここでのワンマンは彼の目標の一つだった。
上下真っ白なオーバーサイズのシャツとパンツ姿でステージに現れた焚吐は、これまでのようにギターを持たず、激しいステップやダンスで楽曲の世界観を織り込みながら、最新作『死にながら生きたい』の曲を中心に披露。フェンスでバンドと仕切ったステージ狭しと動き回りながら歌う、迫力あるステージで観客を圧倒した。

DJ入りのキレのいいバンドサウンドをバックに、曲によっては2名の女性ダンサーと共に立体的なダンスを見せ、「グリンプス・グランパ」など既発曲も新たなイメージで伝わって、次第に観客もヒートアップ。中盤はMCを挟まず、8曲を一気に歌い、手拍子やコール&レスポンスが何度も繰り返された。
後半はアコギを持ち歌った「シュレディンガー」など、じっくり聴かせる曲を続け、「ついて来いなんて言いません、皆さんの行った先々に僕がいます。それを忘れないでください」と力強い声で本編を締めた。

そしてアンコールでは「僕にとって思い出深い曲。皆さんにも大切な曲になれば」と「魔法使い」をピアノをバックに熱唱。亡き母への愛と感謝が込められた感情豊かな歌に、フロアのあちこちからすすり泣きが聞こえてきた。
鳴り止まぬアンコールの声に応えて再びステージに現れ「また何処かでお会いしましょう」と挨拶。焚吐もファンも後ろ髪を引かれながら、このライヴは幕を閉じた。

10代に味わった孤独や痛みをリアルに歌った楽曲が、ポップでダイナミックなものになったこのライヴは、アーティストとしてスケールアップした焚吐の新しいスタートとなった。ステージを降りる彼の笑顔は満足そうだった。

取材・文◎今井智子
撮影◎達川範一

■<焚吐 リアルライブ・カプセル ~矛盾の旅~>2019年3月22日(金)@TSUTAYA O-EAST セットリスト

01.見切り発車
02.愛、愛、愛、愛、そして愛
03.グリンプス・グランパ
04.神風エクスプレス
MC
05.トリミング・トリミング
06.トウメイニンゲン
07.だって全部僕だから
08.死、予約します
09.量産型ティーン
10.シャボン王子と無間地獄
11.朦朧(もうろう)
12.ナンバーツー
MC
13.シュレディンガー
14.人生は名状し難い
15.返してよ
16.普通の人
encore
17.呪いが解けた日
18.魔法使い

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