今見ても新しい!不朽の名作ブギーポップは笑わないとは?

今見ても新しい!不朽の名作ブギーポップは笑わないとは?

今見ても新しい!不朽の名作ブギーポ
ップは笑わないとは?

アニメ「ブギーポップは笑わない」とは?

アニメ「ブギーポップは笑わない」は、2019年1月より放送が開始されました。原作は同名小説の「ブギーポップは笑わない」。20年前に出版された作品で、出版当時の衝撃は大きくライトノベル界に「ブギーポップ以前、ブギーポップ以後」という言葉を作った程です。設定は今見ても確信的で、現在の作家に影響を与えていることが感じられます。
作品名にあるブギーポップとは「不気味な泡」という意味で、周囲に危険を察知した時に自動的に浮かび上がってくる、ヒロイン宮下藤花の別人格の名前です。宮下藤花は県立深陽学園に通う高校二年生で、素直で明るい性格。彼女は自分がブギーポップだということを自覚しておらず、ブギーポップの衣装を持ち歩いていることや、ブギーポップの人格が現れていた間の記憶の欠落は、整合性のある記憶にすり替えられます。
ブギーポップは世界の危機に関わる異変を察知した時に自動的に現れる存在で、中学生だった宮下藤花が合成人間に遭遇した際に生まれました。特殊な鋼鉄製のワイヤーを武器として、世界を終わらせる存在である「世界の敵」と戦います。「ブギーポップは笑わない」というタイトルが示すように、感情を表すときには左右非対称の奇妙な表情を浮かべます。
女子高生の間で都市伝説的に語られていて、「その人が一番美しい時に、それ以上醜くなる前に殺す」存在とされています。彼自身が世界を終わらせる存在としている「世界の敵の反発存在」とされており、「世界の敵の敵」とも呼ばれます。
「ブギーポップは笑わない」の魅力の1つが作り込まれた世界観になります。その為難しい単語なんかが出てきますが、構えることはありません。アニメを最初から見ていれば分かるように作られていますし、なにより演出が素晴らしく美しい音楽と映像を見てるだけでも楽しめちゃいます。
ブギーポップは笑わないはOPに注目!
ブギーポップのOPテーマはMYTH&ROIDの「shadowgraph」です。MYTH&ROIDは「ミス アンド ロイド」と読みます。2015年にデビューしたコンテンポラリー・クリエイティブ・ユニットです。Tom-H@ckがプロデューサー、ギター、キーボードを務め、hotaruが作詞、コンセプトメイキングを任され、KIHOWがボーカルを担当します。
ブギーポップは笑わないの公式CMです
ユニット名の「MYTH&ROID」は、過去を想起させる「Myth」と未来を想起させる「Android」を掛け合わせ、新たな世界を切り開きたいという思いから考えられました。
それでは、「shadowgraph」の歌詞を見ていきましょう。

「…起こったこと自体はきっと簡単な物語だろう。傍目にはひどく混乱して、道筋がないように見えても実際は実に単純な、よくある話に過ぎないのだろう。
でも、私たち一人ひとりの立場からその全貌が見えることはない」
上は、原作小説の一説です。ブギーポップは笑わないでは、思春期の危うさが描かれています。大人になって振り返れば大したことない出来事だって、青春の当事者にとってみれば命に関わる問題だと。
「shadowgraph」では、先の見えないまま、答えがあるかも分からないまま歩き続ける人物たちの姿が歌われ、物語とリンクしています。

ブギーポップは笑わないはEDだって見逃せません!
「ブギーポップは笑わない」のEDは、安月名莉子の「Whiteout」です。安月名莉子はTVアニメ「やがて君になる」の「君にふれて」でデビューしたシンガーです。2ndシングルとなる今作は、前作と引き続きボンジュール鈴木が作詞作曲を務めます。
ボンジュール鈴木は、「ブギーポップは笑わない」の中に安月名莉子が登場したらどんなキャラクターになるのか考えながら、作詞作曲をしたそうです。ボンジュール鈴木は作中の「思春期はもろくてとても危うい」という言葉が、この作品をものすごく語っていると感じたそうです。
では、「Whiteout」の歌詞を見ていきましょう。

EDでも、思春期の葛藤とそれでも何かを掴むために進む姿が歌われています。本編の魅力と相まって、心に響くEDとなっています。
ブギーポップは笑わないは実力派声優が集結!
ブギーポップ:CV悠木碧
宮下藤花:CV悠木碧
竹田啓司:CV小林千晃
霧間凪:CV大西沙織
谷口正樹:CV八代拓
末真和子:CV近藤玲奈
ブギーポップは笑わないには、実力派の声優が揃っています。学園生活を舞台にした、確実に日常生活の延長上に在り、しかしどこか不気味さを秘めた非現実。そんなブギーポップは笑わないの魅力を演じ上げています。
中でも大人気声優悠木碧からは目が離せません。あの「君の名は。」の名取早耶香役をしているので、アニメに詳しくない方でも声を聞いたことがあるかもしれません。彼女が初めて声優の仕事をしたのは小学5年生の時。高校入学した後に、本格的な声優業を始めています。
その後も第一線で活躍し続けた結城葵の実力は、多くの同業者が認めています。本作ではヒロインの宮下藤花と、藤花の二重人格であるブギーポップを演じますが、最初同一人物の声だと気付かない方もいたほどです。それ程にそれぞれのキャラを演じ切っているといえますね。
物語が進むに連れ、不気味な魅力の増していく本作。一筋縄ではいかない登場人物たちを演じ上げる声優にも注目です。
現代に蘇るブギーポップの今後にも注目!
ブギーポップは笑わないの魅力について紹介してきました。第一巻の発行から20年が経つ名作ですが、今見ても新しい!と思える魅力が詰まっています。現代の映像技術やサウンド、OP&EDの楽曲で描かれる不気味な世界は必見です。
本作では10話~13話を2時間特番で放送するなど、制作側も気合いが入っています。放送に伴ったスペシャルイベントやタイアップが行われるかもしれませんし、続編なんて話もあるかもしれません。今後の動向も是非チェックしてみて下さい。
 画像引用元 (Amazon)
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TEXT 月猫ひろ

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