今年のGWは新しいアートに出会える池
袋に行こう 演劇・音楽・ダンスなど
を楽しめる『TACT FESTIVAL2019』が
開催

2019年5月4日(土・祝)、5日(日・祝)、6日(月・休)に東京芸術劇場周辺エリアにて、『TACT FESTIVAL2019』が開催される。
TACT FESTIVAL(Theater Arts for Children and Teens Festival)は、赤ちゃんからシニアまで楽しめる上質な舞台芸術作品を紹介するフェスティバルとして2010年にスタートし、今年で10回目を迎えるイベントだ。今年も演劇・音楽・ダンス等ジャンルを超えたさまざまなプログラムが行われる。
ギャラリー1では、『ベイビー・ミュージックサロン~赤ちゃんと楽しむ本格的なバロック音楽~』を開催。赤ちゃんが途中で泣きだしてしまってもOKな、音楽会デビューにぴったりのリラックス・プログラム。
コンサートホールでは、『マサト先生のミュージック・エデュケーション・プロジェクト~リズム!リズム!リズム!』を開催。指揮者、作曲家、ピアニスト、チェンバリスト、オルガニスト、演出家、プロデューサーとして、幅広い音楽分野で活動する鈴木優人(マサト先生)のレクチャーを交えて音楽を楽しめるプログラムだ。
そして、プレイハウスでは、イギリスのカンパニー、1927による『獣よ、子供よ、街に出よ!』が上演される。映像と音楽、ライブ・パフォーマンスが融合した、“こわカワイイ新感覚シアター”を体験してみよう。
また、劇場内のパブリックスペース(ロワー広場)では、カラフルな海の生き物たちが、ユーモラスな動きを伴って館内を回遊して大変な好評を得たコスチューム・アーティスト ひびのこづえによる『WONDER WATER』が、TACTのステージに再び登場。今年はそのほかに、『RINNE』と『MASK』も合わせて上演する予定。今年は、ひびのこづえによる『いきものブローチワーク作りワークショップ』をアトリエウエストでも開催する。世界でひとつだけの手作りブローチを作ることが可能だ。
アトリエイーストでは、ダンサーの白神ももこ率いるモモンガ・コンプレックスのプロデュースにより、『ゆるゆる休憩所 モモンガ・ハウス』がオープン。小さなお子様の為の休憩スポットとして期間中、さまざまな企画を用意しhている。詳細はオフィシャルHPにて公開されるので、チェックしておこう。
さらに、劇場前広場では、舞踊家田中泯による『場踊り』が披露される。老若男女、観る人の魂を瞬時に惚れさせる最高に格好良い田中泯のスペシャル・パフォーマンスだ。アトリウムでは、芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミー生の無料アトリウムコンサートを開催。開放感あふれる空間で、生演奏を楽しむことができる。また、池袋西口周辺では、さまざまなアーティストのミニコンサート「街角LIVE!」も開催する。
今年のGWは新しいアートに出会える池袋で過ごしてみるのはいかがだろうか。
■ギャラリー1:MUSIC
『ベイビー・ミュージックサロン~赤ちゃんと楽しむ本格的なバロック音楽~』
フルートの優しい音色とチェンバロの雅な響き、世界的に活躍するバッハ・コレギウム・ジャパンのメンバーによる生演奏に加え、ソプラノの温かい歌声のコラボレーションを楽しむことができる。途中で泣いても大丈夫。演奏中でも出入り自由。小さなお子さまと一緒にクラシック音楽を楽しもう。もちろん大人の方だけの入場も大歓迎。
■コンサートホール:MUSIC
『マサト先生のミュージック・エデュケーション・プロジェクト~リズム!リズム!リズム!』
鈴木優人(マサト先生)が読売日本交響楽団と共に贈る、ティーンズのためのクラシック講座
リズムにちなんだ3つの作品を、鈴木優人(マサト先生)のレクチャーを交えながらお届けする。
久石譲の「今まであまりオーケストラを聴いたことがない人に、オーケストラっていいなあと感じられる作品を作りたい」という想いから生まれた「オーケストラシリーズ となりのトトロ」は、フルオーケストラと楽器紹介も交えた温水洋一の語りで楽しむことができる。ライヒ作曲の「オーケストラのための3つの楽章」は打楽器やピアノが大活躍するカッコイイ曲。そして有名なラヴェルの「ボレロ」は小太鼓が同じリズムを169回も繰り返しながら次第に盛り上がり、熱狂のクライマックスが訪れる。どの曲のどんなリズムが君の心に響くかな?
■プレイハウス
1927『獣よ、子供よ、街に出よ!』
出演:ジュヌビエーブ・ダン、ロウィーナ・レノン&フェリシティ・スパークス
管理人の声:ジェームズ・アディ
ストーリー
これは古びた安アパートが建ち並ぶ街の一角にあるバイユー・マンションの物語である。
アグネス・イーブスと娘は、ある夜更けにバイユー・マンションにたどりついた。
カーテンはひらひらと揺れ、隣の誰かは、じっとこちらを見つめている。そして狼がいつもドアの前にいる。
はたしてこれは、幸せのサインなのか? それとも、更なる恐怖の始まりにすぎないのか?

【1927とは】
英国のマーゲートとロンドンを拠点に、パフォーマンスとライブ・ミュージック、アニメーションと映像を融合させた、マジカル・フィルム・シアターを制作しているシアターカンパニー、1927。2005年にアニメーターでイラストレーターのポール・バリットと、ライターでパフォーマーのスザンヌ・アンドレード、アソシエイト・アーティストのエズミ・アップルトン、作曲家のリリアン・ヘンリーとプロデューサーのジョー・クロウリーにより設立されました。アニメーションとライブ・パフォーマンスを融合させたシュールな創作スタイルが特徴で、本作は2010年にシドニーオペラハウスで上演されて以来、28カ国、400回上演され、1927の代表作となっています。(ロンドン・ナショナルシアター、アヴィニヨン演劇祭、NYリンカーンセンター、香港アーツフェスティバル等)。
本作品は、ティム・バートンを彷彿とさせる、カワイイけれど不気味な“コワかわいい”ブラックな世界観と、一見ダークにみえる作品の中にも愛がテーマとなっており、そのシンプルなストーリーが子供から大人まで幅広い世代に支持されています。本作は4年ぶりの再演が決定。待望の日本初ツアーとなります。
■劇場内 ロワー広場(アトリウム)
#1 『Rinne 浅沼圭✕高岡沙綾✕ひびのこづえ✕川瀬浩介』
巨大な魚が現れ珠洲の海に誘う。海藻が波に揺れエビや夜光虫が戯れる。もっと目を凝らすと小さなプランクトンが漂い、それはいつか宇宙へと広がって行く。川瀬浩介の歌を軸とした音楽を二人のキュートなダンサー、イギリスにてダンス留学経験を持つ高岡沙綾と新体操で鍛え上げた身体を持つ浅沼圭が踊る。(上演時間:30分)
パフォーマー:浅沼圭、高岡沙綾
音楽:川瀬浩介
衣装:ひびのこづえ
#2 『WONDER WATER ホワイトアスパラガス✕ひびのこづえ✕川瀬浩介』
撮影:石川直樹
美しい珠洲の海の中を表現したダンスパフォーマンスは昨年の東京芸術劇場TACTフェスでも大人気! サーカスや大道芸、ダンスで活躍する谷口界とハチロウが、魚やクラゲ、イソギンチャク、海藻などのカラフルな衣装に身を包み、アクロバティックな身体表現とジャグリングで、幻想的な水中の世界を生き生きと描き出します。川瀬浩介の音楽が、その世界をより鮮やかに彩る。 (上演時間:30分)
パフォーマー:ホワイトアスパラガス/谷口界、ハチロウ
音楽:川瀬浩介
衣装:ひびのこづえ
#3 『MASK ホワイトアスパラガス✕ひびのこづえ✕川瀬浩介』
巨大カブトムシが東京芸術劇場に突如現れ繰り広げられるユーモア溢れるパフォーマンス。全身が覆われた衣装やコミカルな衣装でアクロバティックな身体表現とジャグリングをユニークな音と共に魅せる。TACTフェスにて初上演!(上演時間:30分)
パフォーマー:ホワイトアスパラガス/谷口界、ハチロウ
音楽:川瀬浩介
衣装:ひびのこづえ
■アトリエイースト
ひびのこづえプロデュース『いきものブローチ作り』
ハギレを使って「小さないきものブローチ」を作ってみませんか?
誰でもできる簡単なワークショップ。
■アトリエウエスト
#4 『ゆるゆる休憩所 モモンガ・ハウス』 produced by モモンガ・コンプレックス
モモンガ・コンプレックス
観劇の合間に一息つけるモモンガ・コンプレックスによるファミリー向け休憩所。
■劇場前広場
#4 田中泯『場踊り』
田中泯 (c)横山マサト
Min Tanaka “Locus Focus"
■アトリウム:MUSIC
芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミー 『アトリウムコンサート』
東京芸術劇場が 2014 年度から開催した、次世代のプロフェッショナル演奏家を育成するプロジェクト「芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミー」に在籍するアカデミー生たちによる無料のアトリウムコンサート。
アトリウムの開放感あふれる空間で、演奏を楽しむことができる。
■池袋西口周辺:MUSIC
『街角 LIVE!』
池袋西口を中心に、各所で様々なアーティストがミニコンサートを開催。

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