白濱xBABY-T_3

白濱xBABY-T_3

白濱亜嵐 × BABY-T「どうしても叶え
たい夢」対談 vol.3

EXILEGENERATIONS from EXILE TRIBEで活躍している白濱亜嵐と、AviciiやZedd、David Guettaをはじめ世界の名だたるスターDJたちと共演を果たしてきた日本を代表するDJ/プロデューサーのBABY-Tのスペシャルコラボレーション対談、第3弾。

今回は、「これから叶えていきたい夢」について掘り下げて聞いていきたいと思います(2/27, 3/6, 3/13の3週連続で記事が公開されます)。
白濱亜嵐 × BABY-T 対談
ダンスミュージックを知るには何をチェックしたらいい?
SHOTA「亜嵐くんの好きなアーティストがかなりコアなところで驚いたんだけど、ちなみにどういうところからそういうダンスミュージックの情報を取り入れてるのかな?」
白濱「DJ HACKsですね。」
BABY-T & SHOTA「おおおお!!!」
SHOTA「ありがとうございます!(笑)」
BABY-T「これ何、SHOTAの仕込み?(笑)」
衝撃の事実: 白濱亜嵐はDJ HACKsの読者だった!?
白濱「いやいやいや、本当ですよ(笑)僕ダンスミュージックにハマって、DJやりたいって思ってネットで検索して出会ったサイトがDJ HACKsだったんですよ。”なんてダンスミュージック初心者にやさしいサイトなんだ”って思いましたね。わかりやすいようにYouTubeのリンクまでちゃんと埋め込んでくれてるじゃないですか(笑)」
SHOTA「最近はニュースやおすすめ曲などあまり更新できなくなっちゃいましたけど、今まで丁寧に更新頑張ってきてよかったです(笑)」
BABY-T「ちなみにこれ冗談なようでマジなんだよね。ちょっとプライベートな話になっちゃうんだけど、数年前にSHOTAと一緒に亜嵐の家に遊びに行ったじゃん?その時に”こいつSHOTAっていう後輩のDJなんだけど”って紹介したら亜嵐が”あ、DJ HACKsのSHOTAくんですよね”って言ってきたから(笑)」
白濱「僕DJ HACKsの情報かなり参考にしてましたからね!」
BABY-T「この対談企画が実現したのもそういう経緯があってだからね。DJ HACKsってサイトはDJやりたい人もそうなんだけど、音楽ってどういうところから知っていけばいいんだろうって思ってる人にとって入り口としてすごくやさしいサイトだと思うのね。」
白濱「本当わかりやすいんですよ。その当時DJ HACKsとEDM Bananaさんはチェックしてましたね。」
SHOTA「白濱亜嵐くんが読者だって聞いたらEDM Bananaさんもかなり喜ぶと思います!(笑)」
白濱「あとはApple Musicのおすすめプレイリストに入ってる曲を片っ端からチェックしたりとか、1001Tracklistsをチェックしたりしてますね。」
1001Tracklistsって?
亜嵐くんが今言っていた1001Tracklistsっていうかなり便利な海外サイトがあります。これは、海外の有名DJたちが実際にこの曲をクラブやフェス、ラジオでプレイしましたよっていう選曲リストを載せてくれてるサイトなんです。だからたとえば、「ULTRA JAPAN(ウルトラ・ジャパン)でDJが流してたあの音楽が知りたい!」って思った時に1001Tracklistsのサイトに行ってDJ名とイベント名を検索したらトラックリストが出てきます(たまに更新されていない場合もある)。「最近Afrojackはどんな曲をかけてるかな?」って思って検索してみてみるのも新たな音楽との出会いがあっていいでしょう。ダンスミュージックの探し方については以下の記事に僕SHOTAなりの意見をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
参考記事: プロDJが音楽情報をチェックするときにしてること
・DJお悩み相談室「DJはどうやって曲を探してる?」第2回
BABY-T「本当、プロのDJと動きが同じ(笑)なんだろう、この向上心のすごさなんだよなーいつも亜嵐見ててもっと自分も頑張ろうって思えるもん。」
白濱亜嵐の夢は?
SHOTA「そんな亜嵐くんは今後大好きなダンスミュージックシーンにどうやってかかわっていきたいですか?DJとしてもプロデューサーとしてもどういう目標を持って活動していくのかなって。」
白濱「今後はとにかく曲を作っていきたいですね。まずは自分が所属しているグループ・GENERATIONS from EXILE TRIBEの楽曲をプロデュースしていきたくて、その中でちゃんとトラックメーカーとして認知されて世界に出ていきたいっていうのはあります。あとゆくゆくは、自分が主宰するダンスミュージックのレーベルを立てたいっていうのはずっとあって、夢ですね。」
自分の音楽レーベルを立ち上げるのが夢
BABY-T「亜嵐が自分のレーベルを立てたいって思ってるのは読者の人からしたらすごくびっくりする話だと思うんだけど、しかもそのビジョンもかなりクリアなんだよね。これぜひね、読者の方には知ってほしいことなんですよ、J-POPのシーンにいるアーティストがそういうことを考える時代になったんだって。亜嵐みたいな次元の人だからこそできることがあるはずだから、実現してほしいね。」
白濱「自分のレーベルを立てて、いろんなトラックメーカーに所属してもらって、ビデオクリエイターも所属に入れて。僕は俳優業もやっていてお芝居も好きなので、ダンスミュージックに焦点を当てた映画を作って、その映画の音楽もうちのレーベルが作って、トータルプロデュースのできるレーベルになったらおもしろいですよね。」
SHOTA「まさにクリエイティブにかかわる全般のことを一気通貫したクリエイター集団みたいな?」
白濱「僕がその映画監督をやって、さらに映画のグッズを作って、有名なファッションのディレクターを入れたり、そうやっておしゃれな要素を混ぜていけたら新しくておもしろいですよね。」
BABY-T「本当、そこまで考えられてるのは素晴らしいよ。」
 
白濱「でも僕の所属してるLDHってありがたいことに、それが実現できるような環境が整ってるんですよね。」
BABY-T「ダンスミュージックシーンにいる人間としても、これはぜひ実現してほしいね。」
白濱「”8 Mile”っていう映画あるじゃないですか?アメリカ・デトロイトを舞台にしたラッパー・Eminem(エミネム)の半生を描いたヒップホップの映画なんですけど。あの映画を参考にして、東京・渋谷を舞台にした日本人DJの人生を描いた映画を作ってみたいんですよね!」
音楽を聴く”入り口”になるチャートを作りたい
BABY-T「しかもすごいのが、亜嵐の場合不可能な気がしないんだよね(笑)やっぱりその目標を見つけたらひたすら突き進む人じゃん?あと亜嵐が前に話してたのが、日本のビルボードチャートにダンスチャートを作りたいっていうのあったよね?」
白濱「そうなんです。日本にはいろんな音楽のランキングがあるじゃないですか?そこにちゃんとダンスミュージックっていうカテゴリーのチャートがあってほしいんですよね。」
BABY-T「世界のチャートには当たり前のようにあるダンスチャートも、日本のビルボードにはないよね。」
白濱「海外って音楽の表彰式にグラミー賞とかありますけど、そこにもちゃんとダンスミュージック部門があるじゃないですか?日本もそうなってほしいなっていうのは僕の願いでもあります。」
BABY-T「そうだね、これを白濱亜嵐っていうJ-POPシーンの中枢にいるアーティストが発信してくれることによって、より現実味が増すというか。」
白濱「あとは世界のビルボードにはK-POPのニュースカテゴリーはあるのに、J-POPのカテゴリーはないんですよ。J-POPシーンにいる身としてはそこにも食い込んでいかないとなって思ってます。」
出典:billboard
BABY-T「なるほど、そのためにはJ-POPもグローバルなトレンドについていかないとっていうのはあるよね。」
白濱「世界を目指すうえで、そういうチャート方面からも攻められたらいいですよね。」
BABY-T「音楽を聴く人って、”何を聴いたらいいんだろう?”って思った時にまずは流行り曲が集約されてるランキングを見るよね。日本のビルボードチャートにダンスミュージック部門がないのも、世界のビルボードにJ-POPカテゴリーがないのもそうだけど、チャート自体が存在しないとその入り口にも到達しないからね。なんとかしていきたいところではあるよね。」
夢を通じて、成し遂げたいこと
SHOTA「ダンスミュージックレーベルを立てたい、音楽から映像までトータルプロデュースをした映画を作りたい、日本のビルボードチャートにダンスミュージック部門を作りたいっていう夢が亜嵐くんにはあるってことだったんだけど、その夢を実現していく中で何をみんなに伝えたいっていうのはある?その夢の先に見えるものというか。」
白濱「僕って表舞台に立つ人間として、GENERATIONSで活動しているじゃないですか?知り合いにいろんなDJの方がいるんですけど、才能ある人いっぱいいるんですよ。もちろん有名ですでに目立ってる人もいれば、なかなか表に出てこれない人もいて。たとえば曲を作る才能はめちゃくちゃあるけど、セルフブランディングが不器用だったりDJプレイが上手くなかったり。そういう才能はあるけどなかなか目立たないって人が、もっと表に出てきやすいような環境を僕がつくっていけたらすごくいいのかなって思います。いくら才能があっても埋もれる人って世の中にいっぱいいて、それは若い人でも年齢関係なく。そういう人たちが埋もれないように引き上げていって、そういう才能がちゃんと輝ける世の中になったら最高じゃないですか?環境づくりが大事だと思います。」
BABY-T「もう素晴らしすぎて。そんなこと考えてる大物、この世にいる?(笑)しかも亜嵐は今さらっと言ったんだけど、”引き上げて”っていうのがかなりキーワードだね。俺もやっぱそういう考え方でこの世界でやってきたからさ。若くてイケてるDJの芽を摘んで蹴落とすよりは、引き上げてみんなでシーンを大きくしていこうぜって考え方で。そうしたら土壌が育つわけだから自然と自分も恩恵をあずかることができるんだよね。」
SHOTA「僕もまだ右も左もわからないって時にBABY-Tさんに引き上げてもらってからはいろんなことを教わって、今ではいろんなフェスやクラブに出させてもらえるようになりましたからね。だからこそ考え方を受け継いで今こうやって一緒にこのダンスミュージックシーンを盛り上げていこうって思うようになったし。」
BABY-T「こういう考え方はもっとみんなに広まってもらえたらいいかなって思うよね。」
HIROさんに引き上げてもらったから、今度は自分も
白濱「HIROさんがダンスや歌を通じて僕たち後輩を引き上げてくれたから僕は今ここにいれると思うので、だからこそ今度は僕がさらに下の世代を引き上げていく番なのかなって。僕だったらダンスの他にもDJやトラックメーカー、映像のクリエイターを引っ張っていけたらいいなって思います」
 
BABY-T & SHOTA「ちょっとぜひよろしくお願いします(笑)」
BABY-T「こないだね、SHOTAも初めて亜嵐の考えてるビジョンを聞いて”DJ HACKsを使ってもっと世間の人に伝えたい”って思ったわけじゃん?亜嵐の人としての魅力に引き込まれたと思うんだけど、この対談記事を全部読んだ人はもうみんなファンになってるはずだよね(笑)」
SHOTA「もともと見た目がかっこいいなっていうのでファンだったんですけど、話していくうちにさらにレベルが上って”尊敬”になりました(笑)日本のトラックメーカーでもSoundcloudに自分の作った楽曲をアップしてたりして、”この人すげーなー”っていう優秀な人いっぱいますよね。いろんな地方にDJしに行くときも現地のトラックメーカーの人が曲を入れたUSB持ってわざわざ遊びに来てくれたりして。そういう才能ある人たちが輝けるような環境づくりこそ大事ですね。」
白濱「”どこでこんなクオリティの高い曲作れるようになったんだろ”って人たくさんいるんですよ!それはSNSのフォロワー数なんかまったく関係なくて。今日はいろいろしゃべりましたけど、自分としてはまだまだこれからっていう立場で、DJとしてもトラックメーカーとしてもスキルアップしていかなきゃいけないことたくさんあります。ただ全部が大好きなんですよ、楽しいからこそ必死になって打ち込めてます。」
BABY-T「本当すげーんだよなー。これからさらに亜嵐が成長して夢を叶えていくのも楽しみだし、またいつかこの対談企画の続きをやりたいね。」
編集後記
以上、「白濱亜嵐 × BABY-T 対談」でした!インタビュアー、そして編集を担当したDJ HACKsのSHOTAです。3つの記事、3週間に渡ってお届けしてきましたけど、まずはお付き合いいただいた読者の皆様、白濱亜嵐くんのファンの皆様ありがとうございました。
最後に僕が「この企画をどうしてもやりたい!」って胸が熱くなった時の話をさせてください。BABY-Tさんの話にもあったけど、今年の新年会でご飯を食べながら音楽の話で盛り上がって、亜嵐くんのアツい夢を聞いたのがきっかけでした。だいぶ前に「どうやら白濱亜嵐くんがDJ HACKsをチェックしてくれてるらしい!?」っていうのをBABY-Tさんから聞いていて、その時からうれしいことに亜嵐くんと何度か直接会う機会がありました。僕の中では皆さんと同じように、白濱亜嵐=テレビで見る大スターっていうイメージで。もちろんDJの世界にいると芸能タレントの方と会ったり知り合ったりする機会もあるんだけど、特に亜嵐くんの場合は気取らない感じがすごく好感持てたんですよね。少年のような純粋な心を持っていて。こないだなんかEXILEのライブに招待してくれて、スタジアム中から沸き起こるとんでもない数の黄色い歓声を目の当たりにして。僕正直J-POPは人並み程度しかチェックしてないから”誰が今どのくらい人気で…”って部分はあまり詳しくなかったんだけど、亜嵐くんは日本中から今注目されてるアーティストなんだなってその場で改めて気づかされました。
でもですよ、ご飯会の時にあの話を聞いてからはさらにぐっと引き込まれたんです。亜嵐くんとダンスミュージックの深い話ができるなんて思ってもなかったし、「え、こっちサイドの人間でもあるの!?」って正直うれしくなったのを覚えています(笑)ダンスもできて俳優としても活躍してる、だけじゃなかったんですよ!DJ活動を始めて楽曲制作も自分でやってるのはざっくり知ってたけど、まさかここまで情熱を持って本気で打ち込んでるとは思わなかった!
“音楽人”としても感性が素晴らしい上に、自分の夢をしっかり持っている、そして自分がその夢を叶えるためにやらなきゃいけないことも見えている。なんと言ってもそれにかける思いが強いんですよね。「全部楽しいからやってる」ってさらっと言ってしまえるのが本当にかっこいい。これから亜嵐くんについていく優秀な仲間がもっともっと増えるでしょう。DJやトラックメーカー、VJやビデオクリエイターなどクリエイティブにかかわる人にはチャンスのある話ですよね。そしてその仲間と一緒にこの世界で何かおもしろいことを成し遂げちゃうんじゃないかなって。この話から学べるのは、最初は小さくても自分の好きなことをどんどん表現して発信していくべきで、続けていればいつか正当な評価をして引き上げてくれる人に出会えるってことですね。信じてコツコツやっていける人が夢を叶える人だなと。
僕はうれしいことがあると舞い上がってしまうタイプなので今亜嵐くんのことを褒めまくってますけど(笑)、この対談企画を通じて白濱亜嵐というアーティストのあまり知られていない素晴らしい一面を多くの方に知ってほしかった。ファンの皆さんからも励みになるようなうれしいコメントをたくさんいただき、本当にこの企画ができてよかったなって思ってます。亜嵐くんの今後の活躍をぜひみんなで見守りたいですね!応援しています。

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