アンコール

アンコール

素敵なクズばかり! 金爆・鬼龍院ら出
演「クズ野郎達の傷の舐め合い思い出
作りツアー」最終日レポート【写真満
載】

ゴールデンボンバー鬼龍院翔Jin-Machineらが出演したライブツアー最終日を写真満載でレポート。

2月5日、「クズ野郎達の傷の舐め合い思い出作りツアー」のファイナル公演が、大阪・梅田QUATTROにて開催された。
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出演者は鬼龍院翔(ゴールデンボンバー)、SHIN、Jin-Machine、JESTIVAL、遺伝子組換こども会。「クズ野郎達」「傷の舐め合い」「思い出作り」と前向きな要素がひとつもない自虐三連打なタイトルながら、それぞれが個性を存分に発揮した、アットホームなツアー最終日の模様をレポートする。
JESTIVALトップバッターはJESTIVAL。鬼龍院とは旧知の仲であり、過去にはラジオで共演したこともあるクララ(Vo)のソロプロジェクトだ。登場するやいなや、おもむろに「そろそろ盛り上がり方を考えていこうと思いまして、Bメロはこうで、サビは…」と、ノリ方の話から始まり、気を取り直してスタイリッシュに『FAREWELL』からスタート。
「このツアーでは、女(※アイドル)との思い出深い土地を回らせてもらったけど、この大阪にも女(※メイドカフェ)との思い出があります!」と、重度のオタクという氏らしいMCで会場を温める。
「思いの外盛り上がったんで」と、楽曲をバラードから変更、アップテンポな『チェキを遺影に』へ。フロアだけでなく、ステージ袖のスタッフまで煽っていくクララ。
満員の会場を見渡し、「人生のピークです」とイベントへの感謝を伝え、「一人(バンドからソロへ)になったけど、俺さえエンジンかけていけば続けられるから、また“思い出”を更新していきましょう」と、ラストは『FOCUS LIGHT』で締めくくった。
目を引くイカ(?)のマスク、人柄の伺えるMC、ヴィジュアル系のツボを抑えた楽曲、すべてが絶妙なバランスで成り立っているステージだった。
本当に意味不明! 遺伝子組換こども会
SHIN続いてはSHIN。2年前からゴールデンボンバーの事務所であるユークリッドエージェンシーに所属、つまりは鬼龍院の「後輩」だ。「先輩がiPodでまわるのだから」とこのツアーに全箇所CD-Rとアコースティックギターを携えて参加となった。「クズ野郎」から遠い存在のように思えるSHINだが、どんなステージを見せてくれるのか。
『GLAMOROUS SKY』のカバーに続いて「僕がボンバーさんの中で、ひょっとしたら一番好きな曲かもしれない」と、『僕クエスト』をアコースティックギターの弾き語りで披露し、会場は大きな拍手に包まれる。
「この梅田QUATTROは、(SHINが過去に所属していたバンドである)ViViDの最後の大阪公演だった場所。まだいつかここに一人でも立てたらなという気持ちを込めて」と、力強くギターをかき鳴らし、決意表明のような『this is our way』へ。続いてステージが青い光に包まれると、情熱と優しさに満ちた『WEAKEND』を届けた。バンドを経てソロになった現在を象徴するような2曲が続き、万感の想いのこもった表情を浮かべるSHIN。
ラストはL’Arc~en~Cielの『LINK』のカバーで会場を盛り上げ、「クズ野郎ツアー楽しかったです! また会いましょう!」という言葉を残し、ステージをあとにした。
遺伝子組換こども会1日復活となる遺伝子組換こども会。白塗りで「デ・ジ・キャラット」のでじこ帽をかぶったノビ太(Vo)、ロリータファッションの裏(B)、紙袋をかぶったティッシュ(Dr)という編成で、寸劇の間に楽曲を演奏するバンドである。2010年に活動休止しているものの、鬼龍院の自伝やブログでその名前を見たことがあるファンも多いのでは。
毎回台本が異なるという彼らのステージだが、今回はどこかで聞いたようなBGMの流れる中、「冴えない少年のために、未来から来た紙袋型ロボット」的な、やっぱりどこかで聞いたような設定の寸劇からスタート。その最中に、「ミ◯キー◯◯ス」から電話がかかってくるという流れに。テキストで書いていると本当に意味不明かもしれないが、これが遺伝子組換こども会のライブなので仕方がない。
そして彼らが登場し10分を過ぎた頃、ようやく1曲目『魔法少女vsメカ先生』へ。これが遺伝子組換こども会のライブなので……。せつないポップな曲に観客は身体を揺らし、続いて、ライブの定番という『こども会体操』では、マ◯ドナ◯ドやスー◯ーマ◯オなど、様々なキャラクターの動きで会場を盛り上げていく。
再び「未来から来た紙袋型ロボット」の寸劇をはさみ、ラストは『宇宙人が攻めてきた』で締めくくられ、東京でも再びライブを行うことが告知されると、観客からは大きな歓声がわいた。せつない楽曲と、様々な事情で伏せ字にせざるを得ないアナーキーなパフォーマンスのギャップが楽しい時間だった。
Jin-Machine、鬼龍院翔が登場!
Jin-Machine各々が自分の名前を書いたフリップを掲げて登場したJin-Machine。「はいどうも〜〜Jin-Machineで〜〜す!」と、featuring16(MC・Vo)による低姿勢かつ冗談を交えた挨拶を終え、合唱からメタル、ラップ、宇宙語(?)へ超展開する『頑張れ!桜、アディオス』から、あっつtheデストロイ(破壊・Vo)のデスボイスと、フリップ芸が炸裂する『環境デストロイ』と畳み掛け、カマキリのような振り付けが楽しい『昆虫すごいぜ!』など、バンドと観客が一体となったステージを繰り広げた。
「同窓会みたいな、おセンチな気持ちになっちゃうけど、こうやってまた同じステージに立ててよかった」と、しみじみ語るfeaturing16。このツアーが彼らにとって楽しいものだったことが伺える。ラストの『マグロに賭けた男たち』の曲間では、マグロのぬいぐるみを客席に投げこむお約束のパフォーマンスがあるのだが、そこにクララ、SHIN、ノビタも乱入。ここでしか見ることのできないメンツでのマグロ投げに観客の熱気は最高潮に。
ここで終わりと思いきや、「大阪といえばパラパラでしょ」とメンバー全員が楽器を置き『Fire Love』でパラパラを披露。最後まで油断できないJin-Machineのステージはこうして幕を閉じたのであった。
鬼龍院翔そしてトリの鬼龍院翔が登場。「最後まで残ってくださってありがとうございます! 一生懸命盛り上げますんで、ついてきてください!」と、1曲目の『元カレ殺ス』から、会場は拳をあげてヒートアップ。ライブハウスを回ることが久々ということもあり、「(客席が)近いよ!」と嬉しそうな鬼龍院。
そして曲の途中で「ズボンのチャックが全開」だったことに気づき、「道理で最前列が騒がしいと思ったら……」と客席との近さが仇になる一幕もあれば、ギターソロでは「近いよ! 手が届きそうだよ!」とマジックハンドを客席に向ける(文字通り「手が届く」!)という、ソロツアーでも芸の細かさが光る。
「今日は沢山の友人に出てもらいました」と、出演者に対して感謝を伝え、アイドルグループ・Dancing Dollsに提供した(本人は「ある意味、未成年と関係を持った」と語る)『メロメロバッキュン』を振り付け込みで披露。
「お怪我のないよう楽しい時間を作ろうか!」と始まった『僕クエスト』には、中盤からゲストボーカルとしてSHINが登場し、サビを2人で熱唱。終盤でずっこけるお馴染みのくだりも2人で行うなど、先輩後輩ぶり(?)を見せつけた。
アンコールも盛りだくさん! 感動も…
「『日本人ボーカルのデスボまとめ動画』を見て、『デスボ出した〜い』と思って作った曲だけど、自分のデスボは弱いので」と、Jin-Machineのあっつtheデストロイを呼び込んだ『暴れ曲』では、「この声が枯れるまでデスボ出すから」という歌詞の通り、デスボイスを響かせるあっつに観客は大いに沸き上がる。
そして、ミカンをほおばりながら歌う姿を見せつけた『だからバイバイ』で、ステージを去ったかと思えば、1分もたたずに「アンコールありがとう!」と再び我々の目の前に登場した鬼龍院。ちなみにこの1分の間、場内にはiPodから「アンコール!」の声が流れ続けていた。
「素敵なクズ野郎を紹介します!」と、この日の出演者をひとりずつ呼び込み、Jin-Machineの楽器隊による生演奏の『まさし』が始まると、出演者も観客もアグレッシブに盛り上がり、「悔いなく踊ろうぜ!」という鬼龍院の言葉から、『女々しくて』の生演奏で大団円となった。
国民的バンドになった者、バンドを経てソロになった者、一度はバンドの歩みを止めた者、メンバーチェンジがあれどバンドを続けた者――それぞれの音楽人生がある。みんな違ってみんな(素敵な)クズ、誰も間違っていないのだ。そういうことを感じさせる、暖かな一夜だった。
(撮影・森勇人/金昇志)
スケジュールJESTIVAL
JESTIVAL One-Man Live suported by FluoLightArch
2019年4月13日(土) 名古屋TOYS
1部「PARADIGM SHIFT」開場13:30開演14:00
2部「PARADIGM CHANGE」開場17:30開演18:00
前売¥2,000当日¥2,500
詳細はJESTIVAL OFFICIAL SITEまで
SHIN
<SHIN主催イベント>定期開催中!
「"SKULL HEADS SPEAKING」
@渋谷 SPACE ODD
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<SHIN主催イベント>
"SKULL HEADS SPEAKING vol.2"
2019年3月30日(土)
渋谷 SPACE ODD
開場 17:30 / 開演 18:00
出演:SHIN、WAЯROCK ※順不同
オールスタンディング 前売り ¥5,500(D代別途・税込)
※整理番号付き/3歳以上チケット必要
[一般チケット]
2019年3月9日(土)発売
(問)SOGO東京 03-3405-9999(月-土 12:00~13:00/16:00~19:00 ※日曜・祝日を除く)
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<イベント>
mitsu presents みつどもえ
2019年4月5日(金) TSUTAYA O-WEST
開場 18:00 / 開演 18:30
スタンディング 前売り¥4,800(D代¥600当日別途・税込)
※3歳以上チケット必要
出演:mitsu、SHIN(ゲスト)、ダウト(ゲスト)
[一般チケット]
2019/3/2(土)発売
(問)ディスクガレージ 050-5533-0888(平日12:00-19:00)
遺伝子組換こども会
再び一日復活予定あり。情報は随時公式サイトで公開します! 気長に待ってて!
Jin-Machine
2019年4月から2020年3月まで毎月17日にワンマンミサを開催!
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4月17日(水)渋谷スターラウンジ
Jin-Machine定期公演2019-2020「ド新規のためのミサ」
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3月11日(月)F.A.D YOKOHAMA「THE SUN ALSO RISES vol.66 振替公演」
3月19日(火)高田馬場AREA「Takadanobaba AREA presents コスモタウン〜ミュージックの日〜」
3月21日(木)仙台HOOK「TANAKA KOKI Presents Easter TOUR 2019」
4月3日(水)新宿RUIDO K4「Leetspeak monsters 『3rd Maxi Single -13th Friday night-』発売記念主催EVENT」
4月30日(火)「極東バミュウダ怪域〜FINAL〜」
5月6日(月祝)「ペンタゴンPresents 「ブツブツうさぎ」振替公演」
5月12日(日)「KANSAI ROCK SUMMIT’19 EXPLOSION CIRCUIT VOL.6」
6月2日(日)「LEZARD PRESENTS 「DEVIL'S PARADE 666」」
鬼龍院翔(ゴールデンボンバー)
<CDリリース情報>
4月1日発表の新元号に合わせ、「新元号ソング」を
どこよりも早く制作・発表・発売すべく、制作の模様を生配信します。
「タイトル未定」
※4月1日に発表される新元号が入ります。
<ライブ情報>
ゴールデンボンバー全国ツアー2019
「地方民について本気出して考えてみた~4年以上行ってない県ツアー~」
[ホール公演]
4月26日(金) 群馬:ベイシア文化ホール 大ホール[FC会員限定公演]
4月30日(火) 高知:高知市文化プラザ かるぽーと 大ホール
5月2日(木) 徳島:鳴門市文化会館
5月4日(土祝) 香川:レクザムホール(香川県県民ホール)
5月8日(水) 奈良:なら100年会館 大ホール
5月9日(木) 奈良:なら100年会館 大ホール
5月17日(金) 佐賀:佐賀市文化会館
5月19日(日) 長崎:長崎ブリックホール
5月21日(火) 大分:iichikoグランシアタ
5月24日(金) 長野:キッセイ文化ホール 大ホール
6月1日(土) 福井:フェニックス・プラザ 大ホール
6月2日(日) 福井:フェニックス・プラザ 大ホール
6月7日(金) 茨城:茨城県立県民文化センター 大ホール
6月10日(月) 秋田:秋田市文化会館
6月12日(水) 岩手:岩手県民会館
6月14日(金) 山形:やまぎんホール(山形県県民会館)
6月21日(金) 岐阜:長良川国際会議場 メインホール
6月22日(土) 岐阜:長良川国際会議場 メインホール
6月30日(日) 北海道:中標津町総合文化会館 しるべっとホール
7月2日(火) 北海道:北斗市総合文化センター かなで~る
7月4日(木) 北海道:小樽市民会館
7月10日(水) 山口:周南市文化会館
7月12日(金) 島根:島根県民会館 大ホール
7月18日(木) 宮崎:宮崎市民文化ホール
[アリーナ公演]
10月19日(土) 神奈川:横浜アリーナ
10月20日(日) 神奈川:横浜アリーナ
11月2日(土) 兵庫:神戸ワールド記念ホール
11月3日(日・祝) 兵庫:神戸ワールド記念ホール
[特別追加地方無観客ライブ]
11月16日(土) 無人島:屋那覇島より全国へ緊急生配信!
※配信のみのため、チケット販売はございません。

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