石川さゆり 平成最後のアルバムは民
謡モチーフの『民~Tami~』、亀田誠
治、菅野よう子、上妻宏光ら参加
「今の時代に生きる人が共感できる民謡を歌いたい。」さゆりさんのそんな思いを受けて僕が選んだのは『ソーラン節』『ドンパン節』『木曽節〜会津磐梯山』『刈干切歌』。いずれも僕が人生の折々で触れてきた「生活の歌」です。泣いたり、笑ったり、許したり、寄り添ったり、民謡は僕らの毎日の元気の素、生きる知恵です。『民』から届くさゆりさんの歌が、多くの人にとって毎日の元気の素になりますように。この作品に関われたことを心から誇りに思います。
「日本人でよかった」
大好きな歌手 石川さゆりさんのアルバムに参加させて頂き、しかも「津軽じょんがら節」で共演できることが僕にとって物凄く嬉しかったです。
さゆりさんとの初共演は矢野顕子さんのコンサートでした。
その時、さゆりさんが民謡を歌われることを知ってビックリ!!しかも民謡の節(こぶし)も素晴らしく更にビックリしました。
さゆりさんは様々なジャンルを歌われても「石川さゆり」という世界が作れる方で、今回の「津軽じょんがら節」もさゆりさんでなければこの組み合わせも表現もできなかったと思います。
アルバムに参加できて本当に嬉しかったです。
石川さゆりさんのライフワークと言うべき大切なプロジェクトに、ビジュアルプロデューサーとして参加させていただけたこと、この上なく光栄です。一曲一曲が、日本の歌たちへのさゆりさんの謝意と敬意に溢れています。デザインは、正円でのコンポジションに拘りました。民の鼓動を煽る鼓の円、民の息遣を繋ぐ笛の円。そして、民が集い、謡う円。縁であり、宴であり。さゆりさんの唄声は、月のようでもあると、いつも思います。優しく強く、生命を照らし、魂を揺さぶる。世界に胸を張りなさいと。
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