白濱xBABY-T_3

白濱xBABY-T_3

白濱亜嵐 × BABY-T「僕らがダンスミ
ュージックにハマったきっかけ」対談
vol.1

DJ HACKsを運営してきて、一番うれしい対談が実現しました!

なんとEXILEGENERATIONS from EXILE TRIBEで活躍している白濱亜嵐と、AviciiやZedd、David Guettaをはじめ世界の名だたるスターDJたちと共演を果たしてきた日本を代表するDJ/プロデューサーのBABY-Tのスペシャルコラボレーション対談。
プライベートでも親交があり、一緒に楽曲を作る仲でもある2人が“ダンスミュージック”というテーマで語ります!(2/27, 3/6, 3/13の3週連続でお届け)
白濱亜嵐 × BABY-T 対談が実現
インタビュアーの僕がセンターですみません(仕向けられました笑)
まず初めになぜこの企画が生まれたかというと、白濱亜嵐・BABY-T・僕SHOTAの3人でご飯を食べているときでした。たわいもない会話もありながら、やっぱり音楽の話で盛り上がるんですけど。僕たちDJがいつも触れているようなEDMなどのダンスミュージックをですよ、あの亜嵐くんがそんなに好きだったなんて!と素直に驚きました(会話がかなりオタクレベルで深いw)。しかも「自分ではこうしていきたい」って彼のアツい思いを語られるうちになんだかワクワクしてきてしまって。「亜嵐くんがそう考えてること自体、絶対世の中に発信したほうがいい!亜嵐くんのファンはさらに好きになると思うし、新たに注目するようになる音楽好きの人も出てくるはず。なんなら僕にお手伝いさせてほしい!」とお願いしたところ、快く一緒にやろう!って言ってくれて。うれしいことに亜嵐くんはDJ HACKsの読者だったというので、スムーズに実現にたどり着きました。アーティストで俳優でもある白濱亜嵐くん、実は大の音楽好きでアツい思いを持ってます。ご飯の時みたいに対談中も会話がすごく盛り上がったため、記事を3つに分けて公開していきます!
2人の出会いのきっかけは?
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BABY-Tさん(@djbabyt_jpn)がシェアした投稿 – 2017年 8月月15日午前2時28分PDT


白濱「僕がまだ21歳の時、たまたま翼くん (BABY-T) がDJしているクラブに遊びに行ってDJブースに入れてもらったのがきかっけでしたよね?」
BABY-T「そうだね。DJしてたら急に大スターが現れたんだよね(笑)その時はどうもって感じであいさつしたんだけど、俺がSKY-HI(AAA日高光啓)と一緒に作った曲で亜嵐は知ってくれてて。その後たまたま共通の友人を介して改めて連絡とったのがきっかけだったね。」
白濱「まだ世の中に出てないけど、僕と翼くんで10曲くらい一緒に作ってますもんね?」
BABY-T「そうだね。最初は一緒にDJやろうぜっていう軽い話の流れから始まったんだよね?」
白濱「僕の家にDJ機材が揃ってて。」
BABY-T「亜嵐の家がね、機材の揃い方で言ったらもうクラブレベルなのよ(笑)スピーカーの音質もいいし、DJにとっては天国みたいな家なんだよね。」
白濱「CDJ-2000NXSが3台あって、ちゃんとターンテーブルもあるんですよ(笑)」
BABY-T「俺もプロのDJとしてやってきたからこそ、選曲やテクニックのノウハウを教えるよ、って遊んだのが最初の仲良くなったきっかけだったね。亜嵐がDJに興味なかったらこのつながりはなかったと思う。」
白濱「そうですね。あとは僕がGENERATIONS from EXILE TRIBEのダンストラックを編集してて、できない部分を翼くんがやってくれてましたよね。」
BABY-T「そうそう、GENERATIONSのメンバーの人たちが亜嵐の家に集まってここはこうで…ってやってたこともあったね。」
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Alan Shirahama 白濱亜嵐さん(@alan_shirahama_official)がシェアした投稿 – 2018年 6月月16日午後10時09分PDT


白濱「あとはGENERATIONS LIVE TOUR 2017 MAD CYCLONEっていう二回目のアリーナツアーの時に、僕のDJパートでやったGENERATIONSのリミックスコーナーがあって。そこでを翼くんが『REVOLVER』のリミックスを作ってくれたんですよ。」
BABY-T「亜嵐にコンサート招待してもらって、“アリーナクラスの超満員の大舞台で自分がリミックスした曲かかってるよすごいなー”って思ったのと同時に、“あれ、DJってこんなモテたっけ?”って思ったよね(笑)亜嵐がヘッドホンつけただけでアリーナ中から大歓声わいてさ。」
白濱「たぶんアリーナ20公演くらいやったんですかね?僕DJパートの時トーンプレイを2分くらいやってるんですよ!」
トーンプレイとは?BABY-Tのプレイ動画でチェック
【burn WORLD DJ CONTEST 2014 JAPAN FINAL@WOMB】
DJで日本一のタイトルに手がかかった白熱した15分。
いまだから言えるけど、この瞬間全く緊張はなくて自分でもビックリするくらい落ち着いてた。というか無の境地って感じだった
単音のトーンプレイじゃなくて和音でやってた俺を記念にどうぞ。 pic.twitter.com/FdOgyc2nwW
— BABY-T(でハッキングされて新アカウント) (@babytjpn) 2019年2月19日

BABY-T「そう、亜嵐すごいのがDJしながらパッドも叩いて、スクラッチもやって本当すごいよね!」
白濱「だからたまーにミスったりするんですよ(笑)」
SHOTA「じゃあDJも練習してるんですか?」
白濱「DJの練習は結構やってますね。スクラッチとかトーンプレイみたいなテクニックも。」
BABY-T「やっぱ何かのジャンルで一流になる人って向上心がすごいじゃん?亜嵐はそのタイプで、会うたびにどんどんDJ上手くなってくし、本当全部極めたい人って感じだよね。こんなのできるようになりましたってたまにDJしてる動画送ってくれるし。」
SHOTA「でもそれってファンの人はなかなか知らない一面じゃないですか?」
白濱「あんまりDJしてるところは表に出してないかもしれないですね。」
BABY-T「極端な話、プロのDJよりも一流の動きしてるかも(笑)っていう中で亜嵐は作曲も一緒にやるようになったのが仲良くなったきっかけで。」
白濱「翼くんの家に何度も行きましたもんね。遊びながら曲を作る感じで。」
BABY-T「ちょっとマニアックな話になっちゃうんだけど、俺ってキーボードから構成立てて作曲するタイプのプロデューサーなんだよね。でも亜嵐の場合はすごくゲームが好きだから、パズルゲームで1つ1つ当てはめていくみたいな感覚で音楽を作っていくのよ。しかもそうやってできた曲がかっこよくて。だから組み立て方が2人で全然ちがって本当におもしろいなーっていつも思う。たとえば亜嵐の仲いいPorter Robinsonとかもゲーム好きで有名だけど、ゲーム好きな人が曲作り上手いのはそういうことかーって思わされるよね。」
白濱「たしかにまったく違う作り方しますよね。ただぼくは逆に翼くんみたいにピアノ弾けないっていうのはありますけどね(笑)」
BABY-T「亜嵐の作曲スタイルは俺のやり方では出ないようなかっこよさを持っていて、そこはいつも刺激を受けてるんですよね。」
楽曲を作る時のこだわりは?
白濱「こだわりと言われると、逆にあんまりないかもしれないですね。まず僕の作った曲がまだ外に出てないっていうのもあるんですけど、結構好き勝手にやってるかも。自分の好きなことを意識してそれを曲の中に出すっていうのはやってますね。」
BABY-T「たしかに一緒に曲を作ってて思うのは、亜嵐は一つの音色に対してすごいこだわりを見せるのね。一つ一つ立ち止まって、キックはこの音色じゃなくてこういうイメージのありますか、とかベストな音をじっくり考えていくタイプじゃない?」
白濱「たしかにそれはありますね、僕音色選びにはこだわりあるかもしれません。一つの音に3,4時間かかることありますもん。」
BABY-T「それが最終的に曲としてコンポーズされたときにかっこいい曲になってる大きい要素だと思う。だからHIPHOPのプロデューサーでいう、Dr.Dre的なね?一つ一つの音選びのこだわりが強すぎるから時間かかりすぎちゃって、たとえばベースの人に何回も同じメロディ弾かせたりしてね。それで何人もバンドメンバー辞めてるし(笑)」 
白濱「わかるかもしれないです(笑)」
BABY-T「俺は逆に音色選びはだいたいこういう音ってぱっと決めて次いってからあとになって考えていくタイプかな。あと曲作りで一番意識してるのは、聴いてもらう人に刺さる曲を作ること。人によっては、“これが俺の表現だぜ”って自分の好きなように曲を作る人もいれば、俺みたいにリスナーのフィードバックをもらいながらどうやったらみんなに気に入ってもらえるかなって考える人もいる。メロディだったり、音色、乗れるビートだったり、そういうところで人に刺さるようなところを最重要視してるね。」
SHOTA「2人ともちがったスタイルだから一緒に曲作る時はおもしろいでしょ?」
BABY-T「そうだね、亜嵐と作る曲って自然と自分ともちがう曲になるし、何か新しいかっこいい何かになるよね?それは感じる。だんだんオタク方面の会話になってるけど大丈夫かな?(笑)」
白濱「曲作りに入り込める人って本当にオタクですよね。」
SHOTA「亜嵐くんのインスタ見てて思うのが、ストーリーズで普通に楽曲制作ソフトの画面とかあげてますよね?亜嵐くんのファンからしたら“これ何やってるんだろう?”って絶対思ってると思う(笑)」
白濱「だって制作中のストーリーあげた時だけファンの方からまったくコメントこないですもん(笑)」
SHOTA「ファンの方的には亜嵐くんがインスタのストーリーズ更新しただけでもめちゃくちゃ楽しみだろうに、見てみたら“いつもこのソフト・プラグインにはお世話になってます”みたいなこと書いてるもんね(笑)」
BABY-T「本当それわかるわ(笑)亜嵐くん曲作るの本当に好きなんだなって温かく見守ってもらえるといいよね。だって普段こんなにハードなスケジュールの中で曲作りに時間割いてるわけじゃん?逆に音楽好きの人からしたら好感もてるけどな!」
白濱「たしかにちょっとでも時間空いたらパソコン開いてソフト立ち上げてってやってますね。俳優業やってるときは結構時間なかったりするけど、比較的落ち着いてる時期は移動時間の新幹線とかあとは家でやったり、LDHのスタジオでやったりかな。」
BABY-T「世の中の白濱亜嵐ファンの方に知ってほしいのが、彼は王子様でもあり、まじでオタクな一面もあります(笑)」
白濱「そうかもしれない(笑)」
ファッション×音楽×映像をプロデュース
BABY-T「でもいろんなことに興味あるよね?楽曲制作以外にも。」
白濱「うちのアパレル・24karatsが誕生10周年で僕とコラボすることになって、何ができるかなって考えた時に思いついたのが曲を作ることと映像を作ることだったんですよね。まずは洋服を作るために頭の中でイメージしたデザインを伝えてグラフィックにしてもらって、それを見て受けたインスパイアを元に楽曲を作って、グラフィックと楽曲にあうような映像を作ったことがあったんですよ。それが24karats × Яocknboyz Editionっていう企画だったんだけど、あれは結構こだわりましたね。洋服と音楽と映像をトータルでプロデュースするプロジェクト自体初めての経験だったので。」
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Alan Shirahama 白濱亜嵐さん(@alan_shirahama_official)がシェアした投稿 – 2018年 5月月29日午後9時27分PDT


BABY-T「あの曲も結構かっこいいんですよ。ものを見て感じたインスピレーションを元に音楽が作れるって、本当立派な作曲家だよね、まじで。」
白濱「自分ではあんまり作曲家とは思ってないけど、やってみたいことを自然とやってますね。遊びが仕事になってます。」
BABY-T「まあ遊びと言いながら、それが超ハイレベルな仕事になってるんだけどね(笑)」
ダンスミュージックにハマったきっかけ
白濱「元々小さい頃から音楽を聴くのが大好きで、小中学生の頃はBlack Eyed Peas(ブラック・アイド・ピーズ)のファンで。高校生になって買ったDEXPISTOLS(デックスピストルズ)のアルバムあたりからダンスミュージックというか、エレクトロにハマっていきましたね。“ダンスミュージックってこんなにかっこいいんだ”って衝撃を受けたのを覚えてます。その次にハマったのがCapsule(カプセル) で、そこでまたよりダンスミュージックにハマっていきましたね。たしかそのタイミングでちょうどBlack Eyed Peasがダンスミュージックやり出したんですよね。『Boom Boom Pow』とか『I Gotta Feeling』とか、“なんなんだこのかっこいい曲は!?”って思いましたもん。今度はダブステップっていうジャンルを知ってSkrillexにハマっていって、EDMに入っていきましたね。」
BABY-T「Black Eyed Peasのいいところって、どんな音楽が好きな人たちでも入り口として入っていきやすいミクスチャー的存在っていうのはあるよね。」
白濱「そうですね、僕はやっぱりBlack Eyed Peas愛が昔からすごいかもしれないです。」
BABY-T「EDMのブームが世界的に広がってったのも彼らがダンスミュージックに走りだしたときくらいだもんね。」
白濱「普通になんで歌が入ってないインストの曲がここまでかっこいいんだろ、って思いましたね。」
BABY-T「それはわかる。俺もクラブDJとしてHIPHOP・R&B、ROCKを中心に洋楽的なオープンフォーマットスタイルでやってきたから、正直ハウスとかトランスみたいな四つ打ちって言われるジャンルの曲はあんまりピンとこなくて。でもEDMっていうブームが来た時は“なにこれ!?本当かっこよくない?”って思って、どんな曲が出てきてもかっこよく聴こえたしすべてが新しかった。」
白濱「インストの曲でかっこよく聴こえるのは初めてでしたもん。」
BABY-T「俺覚えてるのが、毎年アメリカ・ラスベガスで開催されてる世界最大級のダンスミュージックフェスティバル『EDC Las Vegas』に2012年に行ったんだよね。Black Eyed Peasのメンバー・will.i.am(ウィル・アイ・アム)がオープンから二番手、今ではウルトラのトリを回してるHardwell(ハードウェル)がオープンから三番手にプレイするような時代だったんだけど。当時はAviciiが『Levels』をリリースして、日本でも有名になるちょっと手前くらいだったから、みんながAviciiを見たさに世界中から来てたんだよね。実際会場の熱がハンパじゃなくて、EDMってこんなに世界で盛り上がってるんだっていうのをその時肌で感じてた。今でもHIPHOP・R&Bとかと混ぜながらダンスミュージックっていうものが存在してるじゃん?2011年、2012年ってその走りだったからおもしろかったなー。ラスベガスで刺激受けまくって日本に帰ってきたんだけど、当時日本のクラブシーンってHIPHOP・R&B中心だったからEDMをかけづらい空気があって。それでも俺はラスベガスで見てきたものを信じて、絶対これからくるぞって思ってかけ続けてたね。」
白濱「それこそBlack Eyed PeasがEDMブームを作ったと言っても過言ではないDavid Guetta(デイヴィッド・ゲッタ)とコラボして『I Gotta Feeling』出して大ヒットしましたもんね。」
BABY-T「そうだね、あとはFlo Ridaとかも当時はラップミュージックとEDMの架け橋的な存在で、いち早くダンスミュージックってものに挑戦していったアーティストだったよね。そういうヒットが重なって日本にもブームが来たって感じだったかな。信じられないと思うけど当時のクラブではそういう音楽かけたら普通に先輩に怒られたからね(笑)亜嵐と出会ったのはもうEDMって言葉も生まれて、ダンスミュージックがクラブに根付いてきた時だったかな?」
白濱「そうですね、2013年・2014年くらいだったと思います。」
まとめ
白濱亜嵐 × BABY-T 対談の第1弾をご紹介してきました。2人が仲良くなったきっかけ、そしてダンスミュージックにハマったエピソードなど、「え、そうだったんだ!」っていう意外な話もあれば、より理解が深まる内容もありましたね。3/6(水)に公開する第2弾の記事では、「EDMブームも落ち着きを見せるようになった2019年の今、ダンスミュージックに対してどう思ってる?」というテーマを中心にお届けします。ご期待ください!

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